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Retro-gaming and so on

101回目のアプローチショット

PC-9801用エロゲ。例によって「脱衣ゴルフ」と言って良いゲームだ。

このゲーム自体は「私をゴルフに連れてって」の続編だ。
と言うより、ゴルフ部分は「私をゴルフに連れてって」のゲームエンジンの流用になる。
開発/販売メーカーは「サンタ・フェ」となっているが、実際はこれはフェアリーテールの別ブランドだ。
当時、フェアリーテールはかなり大きかったみたいだが、結局、ここを母体にして様々なメーカーが旅立ってる。「ドラゴンナイト」や「同級生」で有名なエルフや、「きゃんきゃんバニー」や「Pia♥キャロットへようこそ!!」で有名なカクテル・ソフトもフェアリーテールから生まれた会社だった。
「サンタ・フェ」と言う名前は恐らく宮沢りえのヌード写真集のヒットにあやかった名前だろう。


「私をゴルフに連れてって」は古典的なADVスタイルのエロゲにゴルフを組み合わせたわけだから、意外にADV部分が面倒臭い。
一方、「101回目のアプローチショット」は単純に女の子との対戦モードだけで構成されてる。もっと直接的に「脱がすチャンスがある」と言う構成になっているわけだ。
この構成変更は正解だと思う。エロゲのフラグ立てをやりつつーのゴルフで勝ちーの、となるとエロゲとしては負担がデカくなるのは当然だ。所詮ユーザーはエロ画を見たいだけ、なんだ。
よってこのゲームは単に脱衣麻雀の麻雀部分をゴルフに置き換えただけ、のゲームとなる。またそのお陰で、余計なADVエンジンを積む必要もなくなり、結果として前作はフロッピー3枚だったトコがフロッピー2枚で収まる事となった。
もう1つ前作より優れているのは、このゲームは前作のほぼ1年後に出たゲームだが、1年経つとさすがにPC-8801の新作ゲームを作るようなメーカーはほぼ無くなった。
故にグラフィックスのスペックは最初からPC-9801向けを意図して作られてる。結果、いわゆるPC-9801のエロゲのクオリティにやっと到達した。

脱衣ゴルフとしては15人の候補から対戦相手を選び、4ホールトータルで勝敗を決める、と言うだけだ。相手に勝てば脱衣してくれる、っちゅーまさしく「脱衣麻雀」ならぬ「脱衣ゴルフ」として構成されている。対戦相手の数もスーパーリアル麻雀を超えた数がいるんで、脱衣モノとしてはまぁまぁ満足出来るボリュームなんじゃないか。


















と言う15名が選べる対戦相手だ。余計なストーリーは一切無い、繰り返すが脱衣麻雀に近いゴルフゲーム、となる。
従ってテンポも前作に比べると良い。ゴルフエンジンは全く共通なんで、こっちの方が気軽にゴルフゲームが出来るだろう。
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