ここのところ大きい仕事もコンスタントに入ってきている。
都心の不動産の売れ行きも良いらしい。
今年の売上も今のところ順調!
って事で再び勝手に機材強化期間!!
今回はかなりマニアックな日記なのでマニアックなカメラ好きな方向けです、、、。
で、候補はというと、、、
MacBookProも大分もたつくようになってきたから新しいのにしたいし、モニターも結局買っていないので新調したい。
まだ発売前だけどニコンから24~120mmっていう便利な焦点距離のレンズが発表された。
16~35mmのレンズの評価がいまいちだったので同じf4通しのシリーズなのでちょっと人柱さんたちの評価待ち。
開放がf4なので今の24~70mmの一絞り分暗いけど手ブレ補正が入っていて焦点距離もちょっと長めなのであれば活躍することは間違いない。
とりあえず来月早々には結論が出そう?
いまのD3xもそろそろ2年になろうとしている。
今のところこれ以上画素数が増えるっていう情報もないし、廉価版の2400万画素のカメラの話題もない。
今月はフォトキナがあるから何か出ないかな~とは期待しているけど、、、。
とはいえこれ以上35mmのカメラに画素数を求めるのも無理があるのかな~なんても思っている。
そうなると次に考えなくちゃならないのは中判のカメラだ。
カメラのシステムとして揃っているメーカーだとハッセルブラッド、フェーズワン=マミヤ、ペンタックスになるのかな。
ただ仕事柄広角レンズが必要不可欠なんだけどあっても28mmまでなんだよね。
唯一ホースマンが24mmのレンズが付くカメラを出している。
それがこれ。
24mmのレンズを単体で買って4X5に付けるっていう手もあるんだろうけどちょっと大きくなりすぎてイマイチ。
今のところこれ一択みたい。
カメラ本体は¥30万位なんだけどレンズユニットが高い、、、。
カメラ本体と24mmと36mmのレンズ、ファインダーと揃えるとざっと¥100万。
だんだんおかしなことになってきたぞ、、、。
これにデジタルとして記録する装置=デジタルバックが必要になってくる。
こんなやつね。
フェーズワン、リーフ、ハッセル、マミヤ、ジナーなんかが日本で手に入る。
上のは今のところの候補のフェーズワン。
そんなわけでちょうどスタジオショップでフェーズワンのセミナーがあったので土曜日に行ってきた。
輸入総代理店のDNPフォトルシオさんによるデモと説明だった。
15人?位の出席者だった。
2時間に渡って使い方と現像の仕方を教わってきた。
なんとなく下調べもしていたので終わったあともちょとお話に付き合っていただいたり、、、。
話好きな方で助かりました。
カタログでは分からなかった事とか色んなアドバイスもして頂けた。
ここのところの撮影で画素数が今のD3xで不足していると言われたことは今のところない。
撮影の段階でこれはちょっとやばいかなって思ったのがあったんだけど、それはフォーマットがパノラマに近いもので普通に撮影したものだとかなりトリミングされちゃうと分かってたからそれはシフトレンズでステッチして解決。
とはいえこの先いくらでもこういう自体は出てくるだろうし、いつの間にかかなりの大きさで印刷されていることも少なくない。
今のところしのいでいるけどギリギリなのは否めないのだ。
カメラのシステムとしては今の仕事では35mmのカメラのシステムが一番合うのは分かっている。
どうしても広角レンズが中判では不足しているからね。
今のところそれをかなえてくれるレンズはシュナイダーの24mmしかない。
で、このレンズを使ってデジタルバックを使うとなると微妙な制約が出てくる。
そもそも35mmタイプと違ってここまで大きな撮像素子を開発しているメーカーはそんなにない。
市販されているところだとコダックかダルサということになる。
近頃キャノンが20cmX20cmなんていう巨大なセンサーの開発に成功したなんて記事があったけど市販ベースに乗ることはまずないだろうし、あっても到底一般人の手に負える金額でないことはわかる。
というのもデジタルバックというものは異常に値がはるのだ。
今のところフェーズワンのP65+というのが一番性能が良くて6000万画素あってセンサーの大きさも一番大きい。
その値段は、、、¥6195000!!だ。
まぁ普通に外車が買える値段だね、、、。
これにカメラをシステムとして組んでいかなければならないので下手すれば車どころではなくて家くらい買えちゃう?くらいのものだ。
現状でギリギリといえど画素数が不足しているわけではないのだから正直6000万画素はいらないと思う。
まぁあるに越したことはないけど正直買えないよね。
個人で持っているカメラマンなんているんだろうか?
狙っているのはその下の4000万画素のクラス。
で、上記した制約っていうのが問題になってくる。
24mmのイメージサークルは60mmしかないのだ。
デジタルバックのセンサーのサイズは正直バラバラなのが現状。
元々作るのが難しいこともあって開発されたセンサーを買い取って製品にするっていうのも現状。
ちょっと補足だけどフィルムで中判って言われるのはブローニーフィルムを使うカメラのこと。
ブローニーフィルムは長さの違う120と220がある。
カメラによって撮影枚数は変わってくるんだけど、サイズとしては6x45,6x6,6x7,6x8,6x9,6x12,6x17なんかが一般的かな。
ちなみに120のフィルムだと6x45で16枚撮り、6x6で12枚撮り、6x7で10枚撮り、、、とサイズが大きくなると撮影枚数も少なくなる。
220だと単純に長さが倍なので撮影枚数も倍になることが多い。
で、いまあるデジタルバックのセンサーの大きさが一番大きいP65+で53.9x40.4mm。
中判でも一番小さな6x45サイズなのだ。
6x45と言っても実際のフレームは56x41.5mmなんだけどそれでもちょっと小さい。
ここまで書いて制約に気づいた人はすごいけど、、、。
そう、24mmのレンズはイメージサークルが60mmしかないからP65+だとけられてしまうのだ。
つまりレンズが持っている写る範囲よりデジタルバックの写す範囲の方が大きいのだ。
24mmは6x45をカバーしてないことになる。
撮れなくはないけど結局イメージサークル外はブラックアウトしてしまうのでトリミングせざるを得ない。
となるともう少しセンサーの小さなもので良くなる。
イメージサークルから言うとぎりぎりのサイズが36x48mmということになる。
それで言うとフェーズワンの機種ではP40+とP45+になる。
P45+はセンサーサイズが49.1x36.8mmとなっている。
微妙に大きいんだけどDNPフォトルシオさんに聞くとケラレはしないという。
それで画素は3900万。
それに対して最新のP40+はセンサーサイズが小さくて32.9x43.9mm。画素数はちょっと増えて4000万。
なんでこんなにサイズも画素数も近いセンサーの製品を同じメーカーで出しているかというと、、、センサーの製造元が違うのだ。
P45+の方がコダック、P40+はダルサということだ。
似たようなものだけど性能の方向が違う。
コダックは長時間にめっぽう強くてダルサはスピードが速い。
カタログにもコダックセンサーの方は露光時間は一時間いけるものの、ダルサの方は一分まで。
長時間露光でのノイズの乗り方が明らかにコダックセンサーに分があるみたい。
DNPの方に伺ったところ厳しい目で見てダルサは10秒が良いところ、コダックは一時間でも平気とのこと。
で、自分の仕事内容を伝えたところ「間違いなくP45+」と勧められた。
セミナー前はセンサーが小さいけどその分アオレる余裕のあるP40+が良いなと思っていたので正直困惑、、、。
P40+のほうが新しいぶん良いメリットもある。
センサーの開発段階からダルサと協同しているみたいなのでセンサーのCPU周りまでフェーズの意向が入っている。
そのことから同じセンサーを他社に供給していてもフェーズだけセンサー+っていう独自の高感度に強い撮影も出来る仕様になっている。
あとP45+は撮影の段階で上記のSWDっていうカメラなんかを使うときはシャッターを2度切りしなくてはいけない仕様なんだけど、P40+はそれがいらないみたい。
この差は撮影において結構重要なポイントになりそうな気がする。
で、自分の過去の仕事の長時間の露光を調べてみたんだけど、多くて2~3秒って所だった。
一番長いのでも7秒。
ただ感度が100の場合でフェーズは一番きれいなのはやっぱり最低感度の50ということだったので単純に倍に伸びる計算。
それでも最悪でも15秒、、、。
P40+でもいける計算。
デジタルバックの情報はネットでも殆ど出てこないんだけど数少ない作例を見てみても正直45秒とかのは使えない。
やっぱり10~15秒っていうのは妥当みたい。
でもネックなのは長時間露光によるノイズだけであとはP40+に分があるきがする。
コダックはセンサーの開発を止めるという話も聞いたしね、、、。
P45+はそれこそ発売から3年近い。
いうなれば安定期なんだろうけど、P40+はまだ半年って言うくらいのバリバリの最新鋭機。
ちょっと経つと平気で値崩れするデジタル機器に置いては新しいほうが良いのもさけられない気がする。
そして値段もP40+の方が安かったりする。
P45+が3990000に対して3360000。
まぁそれでもとんでもない値段だけど、保証を1年にしたりキャンペーンを狙ったりすると実際は1980000で手に入るみたい。
あとは実践で試してみるしかないんだけどレンタルするとそれでも結構な金額になっちゃうのでデモをお願いしてみるかなぁ~。
扱っているお店も数件しかなくて都内だとスタジオショップ、ナショナルフォート、テイク、共同写真くらい?
でもこういう時は首都圏に住んでてよかったと思う。
地方ならお店すらない状況だよね、、、。
仕事のメインはSWDとそのレンズユニットになることは間違いないんだけど、その際のデジタルバックのマウントはハッセルのVマウントになる。
ということは若い時分に必死こいて集めたハッセルの機材が陽の目を見ることになる。
今でこそフィルムを全く扱わない仕事になってしまって、今ではすっかり防湿庫の重りと化しているのだ。
多くはない給料をフリーになった時のことを夢見てそれこそ200万くらいはつぎ込んだはずの機材、、、。
仕事ではなく作品として使ってはいたんだけど、ラボから遠のいてからは全く使ってないのが現状だ。
これでもう一度ハッセルが使えるっていうのもとっても嬉しい。
やっぱりハッセルは別格だしね。
フェーズのデザイン的にもハッセルを基本としているみたいだから相性はバッチリだ。
レンズは当時のものだけどDNPさんいわく全く問題ないですよとのこと!
SWCにP40+をつけて撮り歩いたりしたら最高だな~。
そういうもうひとつのシステムの4x5は相変わらず陽の目を見ないんだろうけどね、、、。
あ~、、、こっちにもいくら散財してるんだろう、、、。
、、、、、、とこんな妄想をこの半月してる、、、。
と言っても現実に買えなくはない所まで来ているので慎重に考えているところ。
なくてはならない機材ではないだけに他に買うべきものがあるきもするのがね、、、。
これをヤメれば一切合切そろって、ついでに住宅ローンの繰り上げ返済なんかもできちゃうしね、、、。
ただ身の回りに持っているカメラマンはいないところなのでここで差をつけるっていうのも悪くない。
クライアントの受けも良くなるだろうし、それがまた仕事を呼べば良いんだけどね。
3年で回収するとして年間100万。月に10万稼いでもらわなくてはならない計算。
そんくらいなんとかなりそうなんだけどなぁ~。
実際買ってレビューできると良いんだけどね。
さてどうなることやら、、、。
いつもなら買っちゃう感じだけど今回は金額のケタが違うのでそういうわけにもいかないんだろうな、、、。