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晴れ,時々BUHI!!

フレンチブルのみのり,カメラ,Mac,その他趣味と日常の備忘録,,,

Apo-Sironar digital 35mm 1:4.5 その2

2011-02-03 18:03:31 | CAMERA



前回の続き。

興味ある方は御覧ください。

今回はちょっと判りやすいようにいつもより画像は大きめ。
オリジナルを貼れれば良いんだけどなんせ元画像が大きすぎちゃうので、、、。


共通データとしては、、、
・デジタルバックはPhoseOneのP40+
・現像はCapture One5.2
・色気が同じになるようにホワイトバランスの調整
・色収差補正はそれぞれに自動でかけている
・Photoshopで同じ値のスマートシャープをかけている
・判りやすいように位置を調整してデスクトップをスクリーンショット


35mmは
・カメラはSW-D Pro
・レンズはApo-Sironar digital 35mm 1:4.5
・今回はシュナイダーのセンターフィルター(周辺光量落ち補正)を装着

38mmは
・Hasselblad 903SWC 38mm


センターフィルターは純正じゃない。
シュナイダーの65/75mm用のやつ。
経が同じなので使ってみると良い感じだったので純正は買わないことにした。
多少のムラはどうせキャプチャーワンで取れちゃうからね、、、。


で、最初の画像の赤いところを絞りを変えながら撮影した結果が下の画像。
とりあえず中心から。





ローデンの方はf5.6はちょっともやっているのがわかる。
f8になるとカッチリ来て後は絞るに連れてまたもやってくる。
ハッセルの方はf5.6でも良好な画像。
そこからだんだんともやっていくのは同じ。
ちなみにf5.6はレンズの開放値ではないんだけど、シャッターが一段ずつしか変えられないので今回はちょっと割愛。

f5.6だとハッセルに歩があるね~。
それ以降はあまり変わらない感じ。
解像感も全く問題ない。

次に左下の切り抜き。





両方共結構絞らないと周辺は結構流れる。
ハッセルのほうが流れている感じだね。
両方共f16辺りが一番良さそう。
f22だとちょっとぼけてくる感じ。


次に右上。





こっちでは思ったよりもローデンの周辺が流れてないな。
ハッセルの方は左下と同じ感じで周辺はf11位絞らないとちょっと厳しい。
いずれにせよ画面の隅々まできっちり撮りたければf16ということになる。

自分のSWCは2000年製造のものだ。
でもこのカメのオリジナルであるSWは1957年から作られていてレンズ設計は基本的に変わってない。
SWCのレンズBiogon自体はもう20年くらい前に設計されてるしね。
それでありながら最新鋭のローデンにほとんど引けを取らない結果を出すのはすごい。
エコレンズになって最後は905SWCになったけどこれよりもいい結果が出るのかな?

何はともあれ両方共良いレンズには違いない。
昔はデジタルで撮影されるなんて思いもしなかったカメラだろうし、それを4000万画素で撮影してピクセル等倍まで拡大されてね、、、。

そこまで見るとやっぱり周辺の甘さが気になるところだね。
これ以上大きなCCDの上位機種だとさらに周辺を使うことになるからもっと厳しい結果が出ることは眼に見えてるしね。
ただローデンの35mmはイメージサークルが105mmある。
正直あおらない状態でf16まで絞って周辺はギリギリな感じが否めない。
前回書いたけどパノラマ的にアオって使うのは正直無理なところ。
イメージサークル周辺は解像してない。

だけどCCDを縦にカメラにセットして横にあおったらそれは無理ではない。
SWDは上下左右とも17mmずつスライドしてあおることが出来る。
2枚でつなげようとしたら微妙にCCDのほうが1mm足らないんだけどうまくやれば面積倍の66mmx44mmのサイズで撮れるはず。
もちろんめんどくさくなければ3枚で撮れば一番いい。

そうして撮った画像をつなげたのが下の画像。





丁度シュナイダーの24mmと同じくらいの画角。
今回はのりしろがちょっと無駄にあったのでちょっと小さいけどそれでも横が10770px、縦が7257pxあった。
有効画素数7800万画素相当だ。
周辺の画質と中心の画質を比べるとやぱり周辺は甘いことは否めないけど大きさを考えたら問題ない気がする。
この画像をピクセル等倍で一度に表示しようとしたら今の自分のモニターで考えたら横が2mくらい必要になる。
印刷にしたって1m位大きく伸ばさないと粗なんて分からないはずだ。
このやり方なら仕事でももちろん余裕で使える。
まぁここまでの大きさを要求されることは無さそうだから、十分にあおれる35mmとして普通に使うのが一番だな。


とまぁこんな結果になった。
このブログを読んでるSWC使いの人はどう思ったろう?
さすがにSWD使いの人はいそうにないけど、、、。
フィルム機が安くなったとは言えSWCはまだまだ高価。
でも標準レンズセットなんてすごく安い。
大きく伸ばすと言っても家庭で伸ばすのは大きくてA3までだと思う。
となると4000万画素はオーバークオリティだ。
となればデジタルバックもずいぶん安くなる。
PhaseOneは先日新しいシリーズが発表されたので今のシリーズは安くなるかもしれないしね。
そうなればフィルム代のことを考えればハッセルでデジタルを使うのは実はそんなに高くない気がする。
ひと世代前のCFレンズのシリーズでも解像感は全く問題なく素晴らしい。
ハッセルで撮るのはやっぱりめんどくさいけどそこがまた良いしね。
ハッセルと旅に出よう!

もう少しハッセルの機材を買い足してるのでそのへんの話はまたいつか。
どうしてもオリジナル画像が見たい人はメールでももらえればどうにかして渡すよ~。
興味のある方は是非!





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1 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (Unknown)
2012-01-15 18:07:12
capture one で3つの画像をつなげることは可能でしょうか?
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