都心一等地にあるT病院の目の前は神田川を望む遊歩道になっていて
この季節は桜が満開となり本当に綺麗です。
もっとも、地面にはブルーシートがひかれ、ほろ酔い加減の団体さんで賑やかですけど。
あいにく空は薄曇り。しかも逆光だし(笑)。
でも桜の淡いピンクのはかなげな感じが写って・・・ればいいな。

T病院が終わってから、A川さんの画廊へお邪魔しました。
以前お邪魔した際、たまたま大西信之さん(先生と言うべきなのかしら)とおっしゃる方が
画廊にいらっしゃって、話を伺った事があったのですが
今回その大西さんの個展のご案内をいただいたのです。
このblogでイニシャル表記でなく、珍しくお名前を出していますが
それは沢山の方に大西さんの素敵な絵を知ってもらいたいなーと思うから。
私のblogに今回の個展の話を書いてもいいですか?とお聞きしたら
快く承諾していただき、さらに絵のお写真の掲載も許していただいたのです。
ありがとうございます。
大西さんは、アメリカでも何度も個展をひらかれている方で
墨絵を思わせる独特なタッチの版画で有名なアーティストさんです。
「版画」と「墨絵」って対極にあるイメージだと思うのですが
筆で描かれたかのような、勢いのある線から生まれる
近代の街並みや工場の作品は
私が普通に思い描く『版画』のイメージとは全く違います。
会場にあった版画の一つ。
タイトルは『Civilization(シビライゼイション)』です。
意味は『文明』で・・・いいのかな?
遠くには煙が立ち上がる工場が並び、手前には昔ながらの農風景が広がっています。

現在は、版画だけでなくペイントやドローイング等幅広く手掛けてらっしゃって
今回の個展も様々な手法の絵が飾られていました。
個展のテーマは『THE NEW YORK ALL STARS』。
昨年突然亡くなられた深町純さんとおっしゃるキーボード奏者。
若い頃はアメリカでフュージョンやクロスオーバー等のジャンルの
スタジオミュージシャンとして活躍され
(そういった音楽に疎い私は残念ながらお名前を知りませんでしたが)
その後も日本のシンセサイザー奏者の草分けの一人となったようなお方だそうですが
深町さんと大西さんは以前から親交があったそうで
今回の個展は大西さんの素晴らしい絵でその深町さんの人生を
なぞらえてありました。
上に紹介した「Civilization」は深町さんの同名CDのジャケットの絵なのですが
深町さんの個人的なサイトはまだ存在していて、
そこの「最新アルバム」のページでも大西さんの絵をジャケットに使ったという記事が
残されています。
深町さんが若い頃、一緒に活動していたアメリカのミュージシャン達が
大西さんのすばらしいタッチのドローイングでいくつも描かれていました。
サックス奏者2人
Michael Brecker(マイケル・ブレッカー)とDavid Sanborn(デイヴィッド・サンボーン)

サックスの息遣いまで聞こえてきそう。

Anthony Jackson(アンソニー・ジャクソン)

上のミュージシャン達と一緒にやっていた頃の若き日の深町さん。

こちらは晩年の深町さん。

深町さんのご家族もこの個展にいらっしゃり、作品をご購入されたのだそうです。
ご家族もこの深町さんへの友情、いや愛情に溢れた大西さんの作品に
きっと心を打たれたに違いありません。
本当なら個展が始まったばかりの時にご紹介できればよかったのですが
残念ながらA画廊での個展は8日で終わってしまいました。
素人の私のつたない文章で大西さんの絵の素晴らしさを
100%伝える事はとてもとても出来ないけれど
このblogを読んだ方が、少しでも大西さんの絵に興味を持っていただければ
私も本当にうれしく思います。
今回ご本人も登廊されているのが判っていたので
絵についての大西さんご本人のお気持ち等も沢山聞かせていただいて
凄く面白かったです。
そしていつもこんな素敵な機会を与えてくださるA川さんにも
本当に感謝、感謝です。
この季節は桜が満開となり本当に綺麗です。
もっとも、地面にはブルーシートがひかれ、ほろ酔い加減の団体さんで賑やかですけど。
あいにく空は薄曇り。しかも逆光だし(笑)。
でも桜の淡いピンクのはかなげな感じが写って・・・ればいいな。

T病院が終わってから、A川さんの画廊へお邪魔しました。
以前お邪魔した際、たまたま大西信之さん(先生と言うべきなのかしら)とおっしゃる方が
画廊にいらっしゃって、話を伺った事があったのですが
今回その大西さんの個展のご案内をいただいたのです。
このblogでイニシャル表記でなく、珍しくお名前を出していますが
それは沢山の方に大西さんの素敵な絵を知ってもらいたいなーと思うから。
私のblogに今回の個展の話を書いてもいいですか?とお聞きしたら
快く承諾していただき、さらに絵のお写真の掲載も許していただいたのです。
ありがとうございます。
大西さんは、アメリカでも何度も個展をひらかれている方で
墨絵を思わせる独特なタッチの版画で有名なアーティストさんです。
「版画」と「墨絵」って対極にあるイメージだと思うのですが
筆で描かれたかのような、勢いのある線から生まれる
近代の街並みや工場の作品は
私が普通に思い描く『版画』のイメージとは全く違います。
会場にあった版画の一つ。
タイトルは『Civilization(シビライゼイション)』です。
意味は『文明』で・・・いいのかな?
遠くには煙が立ち上がる工場が並び、手前には昔ながらの農風景が広がっています。

現在は、版画だけでなくペイントやドローイング等幅広く手掛けてらっしゃって
今回の個展も様々な手法の絵が飾られていました。
個展のテーマは『THE NEW YORK ALL STARS』。
昨年突然亡くなられた深町純さんとおっしゃるキーボード奏者。
若い頃はアメリカでフュージョンやクロスオーバー等のジャンルの
スタジオミュージシャンとして活躍され
(そういった音楽に疎い私は残念ながらお名前を知りませんでしたが)
その後も日本のシンセサイザー奏者の草分けの一人となったようなお方だそうですが
深町さんと大西さんは以前から親交があったそうで
今回の個展は大西さんの素晴らしい絵でその深町さんの人生を
なぞらえてありました。
上に紹介した「Civilization」は深町さんの同名CDのジャケットの絵なのですが
深町さんの個人的なサイトはまだ存在していて、
そこの「最新アルバム」のページでも大西さんの絵をジャケットに使ったという記事が
残されています。
深町さんが若い頃、一緒に活動していたアメリカのミュージシャン達が
大西さんのすばらしいタッチのドローイングでいくつも描かれていました。
サックス奏者2人
Michael Brecker(マイケル・ブレッカー)とDavid Sanborn(デイヴィッド・サンボーン)

サックスの息遣いまで聞こえてきそう。

Anthony Jackson(アンソニー・ジャクソン)

上のミュージシャン達と一緒にやっていた頃の若き日の深町さん。

こちらは晩年の深町さん。

深町さんのご家族もこの個展にいらっしゃり、作品をご購入されたのだそうです。
ご家族もこの深町さんへの友情、いや愛情に溢れた大西さんの作品に
きっと心を打たれたに違いありません。
本当なら個展が始まったばかりの時にご紹介できればよかったのですが
残念ながらA画廊での個展は8日で終わってしまいました。
素人の私のつたない文章で大西さんの絵の素晴らしさを
100%伝える事はとてもとても出来ないけれど
このblogを読んだ方が、少しでも大西さんの絵に興味を持っていただければ
私も本当にうれしく思います。
今回ご本人も登廊されているのが判っていたので
絵についての大西さんご本人のお気持ち等も沢山聞かせていただいて
凄く面白かったです。
そしていつもこんな素敵な機会を与えてくださるA川さんにも
本当に感謝、感謝です。
大西と申します。
ブログに取り上げていただいた作品の内、一番下の作品が自分としては不本意な出来なのですが、他の絵に変えていただくか、消していただけると大変うれしいです。大西にメール、もしくはブログにコメントをいただければ、いくらでも他の画像をお送りします。どうか、よろしくお願いします。
ohnishinobuyuki.blog.fc2.com