Cafe SLOWHAND

珈琲と紅茶の小さなカフェのお話

特等席

2013年09月21日 | 日記

秋の気配はどこへやら、相変わらずお日
さまは大空の上で元気よく笑ってる。
それでも、日陰に入ると乾いた風が吹い
て気持ちいい。
きょうもテラスで快適な朝のひとときを
楽しんでるレイラです。

テラスからぼんやりと、お店の前を行き
交う車を見ていたら、こんな景色が目に
とまった。
砂利なんかを運ぶ大型ダンプカー。
10トン、いやいや12トン級の超大型
ダンプ。

窓を全開にして走るそのダンプ。
助手席に女の子が座ってる。小学校の高
学年くらいかな、髪を後ろで結んでるか
ら表情がはっきりとわかるんだ。
その子はなぜかニコニコ笑ってる。

その向こう、つまり運転席には、なんと
女性が座ってる。
そう、大型ダンプの運転手は働く女性、
きっとその子のお母さんなんだろう。
同じく髪を後ろで結んでる。

ダンプの足回りは固いから、乗用車のよ
うに滑るようには走れない。乗り心地が
いいとは言えないんだな。
座席は上下に揺れて、それに合わせて女
の子のポニーのしっぽも、お母さんのポ
ニーのしっぽも揺れている。

母さんの働く姿は、とっても素敵でカッ
コいい。その助手席に座れるだけで女の
子は嬉しくてたまんないんだな。
だからニコニコ笑ってんだよ。

ガタガタ揺れて、座り心地の悪いダンプ
の座席。それでも母の横の特等席。
きっとね、いつまでもその幸せは忘れは
しない。
お尻がシッカリ覚えてっから・・・。


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