お正月の「しめ飾り」制作の時もそうでした。
今回のお雛様を飾るお花についても同様、日本の古き良き風習を扱う時は
入念にその起こりなどをよく調べ上げてからお作りするようにするようにしています。
この年になると、後世に伝えて行くのに間違える訳にはいかないので、慎重です。
子供のころの母親と姉たちの会話を思い出し、ネット「検索」で調べるわけですから
難しくはありません。
ここのところ、スマホの買い替え、パソコンの購入、テレビの購入などが連続しましたが、
取扱説明書が無いか簡略化したもの、それ以上詳細を知りたい時は、HPでまず
勉強するわけです。中には取扱説明書が有料だったり、ネットで値段が吊り上がったり、
妙な時代になってきました。設定は機械の方から音声で説明してくれたり、
今回も設定では色々と苦労をしました。まだこれからHPも最新のソフトで作り直します。
そうだ、「お雛様のお花」の話をしなければいけませんね。
先日、「孫子の代まで飾って欲しいから持ちのよい上等な桜を作って欲しい。」と
ご相談がありました。孫子の代となると「クレイフラワー」か「工芸盆栽」を
お探しになるとよいですよとご説明をしましたが、1年かかってもよいから
ということで、宿題にさせていただきました。
よく「左近の桜と右近の橘」ということばを耳にすることがあるのでは
と思いますが、これは京都御所の紫宸殿の庭に、向かって右に左近の桜、
左に右近の橘が植えてあります。左右が逆になるのは、南面している天皇からみるからです。
京都ではひな祭りは旧暦頃(4月3日)で行うことが多く、このときは桜が咲いています。
桃というのはあまり聞きません。桃の節句というのは新暦で3月3日では桜はまだまだで
桃がかろうじて間に合うかもということではないでしょうか。また、桜でも桃でもなく
梅だったという説もあります。西暦700年頃の前出の庭には梅が植樹されていましたが
火災で焼けてしまい、その後桜にされたとか、梅でも桜でも桃でも、厄除けの意味合いが
あればよいとされ、冬中葉を落とさない橘は、厄除けと不老長生の意味で使われています。
というように、梅から桜に変わって1200年、そこに固執するか、少し緩く解釈し、
おしゃれ度アップで行きますか?ここ静岡には「恵方巻」の風習はなかった?わけですが
どうしてこんなに盛況になってしまったのか、後世に伝えて行くのにその方
が難しいような気がします。
昨日お作りした桜ボールのアレンジ、早くもアサイチでお取り置きとなりました。
-------------------------------------------------------------
次はマーガレットハウスのインスタやHPの「近道」です。
松坂屋静岡店 BLOG
Instagram
Facebook
Margaret House Homepage
Corsage Homepage
Corsage Blog
お問い合わせはこちらからどうぞ
↓ ↓ ↓
お問い合わせメールフォーム