蒼月の物見遊山ぶらり旅

日々の生活で感じたこと思ったことををつづります。

秋篠宮様男児出産と皇位継承問題

2006年09月09日 09時34分11秒 | Weblog
9月6日に秋篠宮紀子様が男児を無事出産しました。少し前に国会などでよく議論されていた皇室典範改正もこの男児出産で一時沈静化しこの先20年間ほどは国民が触れることはなくなるでしょう。

最近のテレビなどでよく話題になっている『女性天皇は認めることはできても女系天皇を認めることはできない』がある。国民からするとわかるようでわからない話題である。このあたりのことを説明しながら論じさせてもらいます。

まず『女性天皇と女系天皇の違い』を説明します。
●女性天皇・・・言葉の通り女性が天皇であるということです。単純ですね。
●女系天皇・・・これは失礼ながら現皇族を例に説明させてもらいます。もし仮に現皇太子のご息女である愛子様が皇位継承時で天皇になる、その場合外部から婿養子をもらうカタチになる。この流れが女系天皇となる。

わかりましたか?ちなみに歴史上女性天皇は存在しています。皆がわかりやすい例は聖徳太子の時代の推古天皇です、他にも約6人ほどいます。

一概には言いがたいですが女性天皇になると女系天皇となる確率が高いのです。


次はそれぞれの意味がわかった上で何が問題だということです?

今日までの天皇家の歴史で女系天皇は一度たりとも例が無いのである、宮内庁関係者は『これは伝統であり、それを破るわけにはいかない』とのことです。
つまり今まで例外が存在しないためそれを『伝統』と呼び、頑なに重んじてきたわけである。

『例がない』『伝統である』などで女系天皇を認めることができないというのはいささか今日の日本では理解されにくい考え方である。完全でないにしろ男女平等社会なのだから。

『女性』に対する見方も気になるところではあるが女系天皇だと婿養子となる事実が問題では無いでしょうか?男性には婿養子が情けない・格好悪いと考えているものは古い世代になればなるほど多いのではないでしょうか?そうした考え方から女系天皇を認めることが出来ないという見解になるのではないでしょうか?

無論天皇家を崇高(日本の象徴)な存在としてるからこその考え方もあるでしょう、しかしだからこそ女系天皇を認めることが必要ではないでしょうか?

歴史も人も常に移り変わりゆくものです。真に守らなければならないものは何なのか?真に変えなければならないものは何なのか?これらを常にある程度先の未来を想定した上で考えてほしいです。

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