雑木帖

 ─ メディアウオッチ他 ─

「期日前投票」

2006-11-21 00:49:19 | 政治/社会
 19日の沖縄知事選では激増した「期日前投票」が話題になっていて、創価学会の働きが噂されている。
 然もありなん、その通りなのでしょう。

 次のものは昨年7月にどっかのBBSに投稿したもの。

       *         *

都議選の投票終了、投票率は前回下回る

 東京都議会議員選挙(定数127)は3日午後8時、投票が終了した。

 都選管によると、午後7時30分現在の推定投票率は35・88%。最終投票率が50・08%だった前回の同時刻(43・82%)に比べて7・94ポイント低い。即日開票され、深夜、大勢が判明する見通し。

 42選挙区で220人が立候補しており、党派別の内訳は、自民党57人(現有51人)、公明党23人(同21人)、民主党51人(同19人)、共産党43人(同15人)、東京・生活者ネットワーク10人(同6人)、社民党1人(同0人)、諸派5人(同1人)、無所属30人(同4人)。
(読売新聞) - 7月3日20時25分更新
 ところが「期日前投票」分だけは21%増という結果になっています。
 次の記事は2004年7月の参院選のときのものです。

 日刊ゲンダイ

 なんか変だぞ「期日前投票」

 今回の参院選から導入された「期日前投票」。これまでの「不在者投票」よりも手続きが簡素化されたためこれを利用する人は増えている。4日時点で260万人が期日前投票を済ませ、最終的には500万人が利用するとみられている。
「事前投票の簡素化は投票率を上げるためと選挙管理委員会の手間を省くため」(関係者)で、これまでは不在者投票所に出向いて投票用紙に書き込み、それを二重の封筒に入れて表に氏名を書いて提出。職員は投票日に選挙人が死亡していないかを確認して開封して投票箱に入れる──という作業だったが、期日前投票では投票箱に入れて終わりというシステムだ。
 しかし、これだと投票日時点で選挙人が死亡していても”死票”にならないという問題が出てくる。
「さらに問題は強引な選挙運動の手段になることです。『この侯補、政党に入れてくれ』と投票日前に投票所に連れて行くケースが増えているのです」(関係者)
 あるマスコミの「期日前投票所での出口調査」ではこんな結果が出ている。公明党侯補57・1%、自民党侯補6・8%、民主党侯補10・9%、社民党侯候補5・3% …。なんかおかしくはないか。
 この2004年7月の参院選の期日前投票、総務省が発表したところでは、最終投票者数が全国で716万9846人、全有権者に占める割合は6・96%とのことです。
 その前の2001年の参院選の不在者投票数(病院や老人ホームなどで行われた不在者投票分を除いた数)は576万6888人であり、それと比べると24・33%の増加です。

 公明党=創価学会はこの昨年の参院選のときも相変わらず各地で公選法違反(投票干渉)容疑で逮捕されています。
 埼玉では、70~80歳代の男女計3人に、公明党の埼玉選挙区と比例代表の名前が書かれたメモを持たせて投票に干渉して逮捕されています。3人は高齢などで自分で字が書けず、メモを見た職員が候補者名を代筆し投票したといいます。創価学会はこういう弱者を利用する公選法違反(投票干渉)が多いです。
 ちなみに、その埼玉選挙区の公明党の西田実仁氏は当選しています。
       *         *
 (以上)

 この西田実仁議員、今日のテレ朝の「たけしのTVタックル」に出てましたね。


 沖縄知事選についてひとこと。
 沖縄は平均所得、求人倍率とも全国で最低の県。地方を疲弊させた張本人の自公が、選挙の争点を経済、景気に置いたのは加害側ならではの視点、戦略(詐欺)かも。
 米軍基地などの問題は密接に地域経済に結びついているようで、地元の窮状を考えれば、僕は何も言えなくなる。勝者の4万票差の30万票というのはその意味でとても重い。

 参考:
 ・政府の統計は何を物語っているのか

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4 コメント

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トラックバック不調? (たんぽぽ)
2006-12-01 01:37:26
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。

トラックバックは、調子が悪くて、ごめんなさいね...
(なんて、わたしのせいじゃないけれど。)
シーサーは、送るのも受けるのも、だめなことがよくあるみたい。

続きのエントリを書いたので、
わたしから、トラックバックしてみました。
よろしければ、そちらからも、トラックバックしてみてくださいね。
(今回の沖縄県知事選は、創価学会の、
集票マシンとしての手口を、知ることができたのが、
わたしにとっての、大きな収穫...)
返信する
たんぽぽのなみだ さん (雑木帖@管理人)
2006-12-03 14:41:33
お手数をおかけして申し訳ありません。
TBとおってよかったです。

ちょっとHD内のファイルを調べてみたのですが、『日刊ゲンダイ』の“なんか変だぞ「期日前投票」”という記事と同じ2004年7月の参院選の時のものに、次のような記事が『しんぶん赤旗』にありました。まだネットに記事が存在し、資料写真も付いています。

 公選法違反の疑い
 公明党候補への「期日前投票を」依頼
 建設会社が協力会社に
 2004年7月6日(火)「しんぶん赤旗」
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-07-06/14_01.html


『日刊ゲンダイ』にちなんでは、ベンジャミン・フルフォード氏が今年10月に上梓した『イケダ先生の世界──青い目の記者がみた創価学会』の「まえがき」で次のように述べています。

≪実際、私自身がこの「タブー」に遭遇したことがある。以前、テレビ東京の番組に出演した時のことだ。一緒に出ていた『日刊ゲンダイ』の編集者が、創価学会と公明党の関係を口にしたところ、突然、番組の収録にストップがかかった。なぜそんなことをするのか、テレビ局の担当者に聞いたところ、「そういうことは、テレビじゃ言ってはいけないことになっているんです」と、信じられない言葉が返ってきたのだ≫

また、こうも述べています。

≪メディアが学会について報じないから、その組織がまったく問題を起こしていないというのはウソだ。しかし、『朝日新聞』や『読売新聞』のような全国紙も、さらにはブロック紙も地方紙も、創価学会や公明党が平和主義の団体・組織だと書く。日本の新聞の特性をよく示している「右にならえ」状態だ。例外はもちろんあるけれど、そこには、相当怪しい何かがあると思う≫

「メディアが学会について報じないから、その組織がまったく問題を起こしていないというのはウソだ」というところがメディアリテラシーでは大事なところでしょう。

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遅レス、ごめんなさいね (たんぽぽ)
2006-12-12 00:01:47
こんにちは。 レス、ありがとうございます。
(わたしのレスが遅くなって、すみませんです。)

創価学会の選挙違反は、むかしから、常習だったみたいですね...
http://www.toride.org/study/t103.htm
不在投票のしきいを低くする、公職選挙法改正も、
公明党はかなり熱心だったらしいけれど、改正された2003年ごろから、
疑惑の期日前投票が、増え出したみたいですし。

あと、こんな体験談もありまして...
老人施設なんだけど、投票所へ行かないで、施設内で投票するので、
「連れ出し」しなくていいし、また、高齢のかたには、
創価学会員も多いらしいので、いろんな意味で、
学会にとっておいしいところみたいです。
http://yuirin25.seesaa.net/article/29024071.html
返信する
たんぽぽ さん (雑木帖@管理人)
2006-12-12 22:59:09
> わたしのレスが遅くなって、すみませんです。

いえいえ、気軽に書いたり書かなかったりしてください。

都議会選挙で当選した荒川区の公明党議員の得票の内訳は、3分の1が「期日前投票」票だったらしいです。

創価学会は知的障害者にも「連れ出し」をやって投票をさせ、その後その家族に訴えられて裁判にもなっています。
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