正月休みを利用しノートPCのOSの再インストールをおこなった。
昨年IE 7 をインストール&即アンインストール(タブ機能を使うとIEが落ちまくる症状が出るため)した後、IE 6 までおかしくなってそれをなおす方法がみつからなかったからだ。IEで.exe、.doc、.xlsなどのファイルをダウンロードしようとすると、「現在のセキュリティ設定では、このファイルをダウンロードできません」というダイアログが出てIEがダウンロードを拒否する症状だった。しかし、.pdfや.zip、.lzhなどは拒否されない。
レジストリをいじればなおるのだろうけど、どこをどう変更すればよいのかがわからなかったのだ。
OSはWindows XPのSP2で、とても安定しており、Windows98SEなどの時のように、定期的にOSの再インストールをしないとシステムが不安定になるというようなことはなかったので、IEの不具合を除けば再インストールの価値はあまりなかったのだがしょうがなかった。
僕はOSのサービスで不用なもの、また危険なものはインストール後に設定ですぐにみんな止めてしまうのだが、今回は勘違いで余計なものまで止めてしまい、デフラグやノートンが動かず、ちょっとあせった場面はあったが、その他はスムーズに作業が進んだ。
が、OSに関するすべての設定作業などが終わり、メールの設定となったところで、はたと数時間悩むこととなった。
僕はメールのアカウントを5つ持っているのだが、使用プロバイダ以外のアカウントの送信がまったくできず、Googleにいたっては送受信の両方ができなかったからである。
「これは面妖なことだ」と僕は思った。というのも、再インストール前は全てのアカウントが送受信とも問題なくできていたから。正確にはできていたと思い込んでいたから。
別のPCでやってみると、Googleの送受信は可能、しかし使用プロバイダアカウント以外の他のアカウントは受信はできても送信がやはりできなかった。ますますわからなくなった。
OLの笑い話に礼儀正しい部長のメール騒動というのがあった。その誰に対しても実に礼儀正しく応対する部長さんは、初めてPCのメールを使った際、何をやっても送信ができずに困ってしまった。かけつけた部下がメーラーの設定などを確認しても別におかしなところはない。社内システムの問題でもない。なぜなら他の者のメールはちゃんと送信ができていたから。
部下の一人が言った。「もう一度送信してみてくれませんか」
部長さんは言われたとおりメールの送信を始めた。メールアドレスに「様」という文字を付け加えながら…。
もちろん僕がそんなことをするわけがない。伝文でも「様」を省いてしまうイタイミスをするほうなのだから。
結局3時間ほど悩んでわかったことは、使用プロバイダの「Outbound Port25 Blocking」が原因だということだった。
メールの送信には普通25番ポートが使われる。「Outbound Port25 Blocking」というのはその25番ポートを使って送りだされる通信データを、プロバイダがブロックして通さないことをいう。もちろんそのプロバイダ自身のメールサーバ宛のものはちゃんと通す。
これはスパム送信の防止のため大手プロバイダのいくつもがやっていることだったが、僕が使っているプロバイダは少し前までそれをやっていなかった。だから前は使用プロバイダ以外のアカウントでも送信がちゃんとできていたのだ。少しの間、他アカウントで送信をおこなっていなかったのでプロバイダに変更があったことがわからなかったのだ。
わかってみれば送信ポートを587番にすることで解決できた。
しかし、相変わらずノートPCのほうはGoogleのが送受信ともだめだった。というのも、GoogleのGmailの設定は送信ポートが465番になっており、プロバイダの「Outbound Port25 Blocking」とは無関係だったからだ。
何時間も試行錯誤を繰り返し悩んだ末、ノートンのメールの設定がもしや?と思い至ったのだった。
ノートンのインターネットセキュリティには次のような設定項目がある。
ここで設定したポートを使うメールに関しては、ポートを通過する際にメールのウイルスチェックをするというものである。
もう一度上のGoogleのメールの設定項目を見てほしい。ご覧のようにGoogleのGmailはSSL機能というのを使う。これはメールを暗号データ化するもの。
ところが、現在このSSLメールに対応したアンチウイルスソフトはないそうだ。少なくとも、「ノートンインターネットセキュリティ2006」に含まれる「ノートンアンチウイルス」はそれに対応していない。だからポートを通過する際のSSLメールのウイルスチェックはノートンの上の箇所でポートを指定しても出来ない。
そうなのだ、僕は魔がさして愚かにもそこに465番と995番のポートを追加設定していたのだった。だから、そのメールをノートンが問答無用とハネていたのだった。
ちなみに、GoogleのGmailに限らず、今はフリーのメールも設定をすればウイルスチェックを向こうのサーバで自動的にやってくれるところが多いようだ。だから、Gmailに関していえば、PCのポートを通る際にやる必要はまぁないのだ。
でもね、「Outbound Port25 Blocking」のほうもSSLのほうも、Outlook Expressのエラー番号の表示は同じ“0x800CCC0F”なのだ。こういうのなんとかならんもんかね、と思いつつ夜は更ける。
昨年IE 7 をインストール&即アンインストール(タブ機能を使うとIEが落ちまくる症状が出るため)した後、IE 6 までおかしくなってそれをなおす方法がみつからなかったからだ。IEで.exe、.doc、.xlsなどのファイルをダウンロードしようとすると、「現在のセキュリティ設定では、このファイルをダウンロードできません」というダイアログが出てIEがダウンロードを拒否する症状だった。しかし、.pdfや.zip、.lzhなどは拒否されない。
レジストリをいじればなおるのだろうけど、どこをどう変更すればよいのかがわからなかったのだ。
OSはWindows XPのSP2で、とても安定しており、Windows98SEなどの時のように、定期的にOSの再インストールをしないとシステムが不安定になるというようなことはなかったので、IEの不具合を除けば再インストールの価値はあまりなかったのだがしょうがなかった。
僕はOSのサービスで不用なもの、また危険なものはインストール後に設定ですぐにみんな止めてしまうのだが、今回は勘違いで余計なものまで止めてしまい、デフラグやノートンが動かず、ちょっとあせった場面はあったが、その他はスムーズに作業が進んだ。
が、OSに関するすべての設定作業などが終わり、メールの設定となったところで、はたと数時間悩むこととなった。
僕はメールのアカウントを5つ持っているのだが、使用プロバイダ以外のアカウントの送信がまったくできず、Googleにいたっては送受信の両方ができなかったからである。
「これは面妖なことだ」と僕は思った。というのも、再インストール前は全てのアカウントが送受信とも問題なくできていたから。正確にはできていたと思い込んでいたから。
別のPCでやってみると、Googleの送受信は可能、しかし使用プロバイダアカウント以外の他のアカウントは受信はできても送信がやはりできなかった。ますますわからなくなった。
OLの笑い話に礼儀正しい部長のメール騒動というのがあった。その誰に対しても実に礼儀正しく応対する部長さんは、初めてPCのメールを使った際、何をやっても送信ができずに困ってしまった。かけつけた部下がメーラーの設定などを確認しても別におかしなところはない。社内システムの問題でもない。なぜなら他の者のメールはちゃんと送信ができていたから。
部下の一人が言った。「もう一度送信してみてくれませんか」
部長さんは言われたとおりメールの送信を始めた。メールアドレスに「様」という文字を付け加えながら…。
もちろん僕がそんなことをするわけがない。伝文でも「様」を省いてしまうイタイミスをするほうなのだから。
結局3時間ほど悩んでわかったことは、使用プロバイダの「Outbound Port25 Blocking」が原因だということだった。
メールの送信には普通25番ポートが使われる。「Outbound Port25 Blocking」というのはその25番ポートを使って送りだされる通信データを、プロバイダがブロックして通さないことをいう。もちろんそのプロバイダ自身のメールサーバ宛のものはちゃんと通す。
これはスパム送信の防止のため大手プロバイダのいくつもがやっていることだったが、僕が使っているプロバイダは少し前までそれをやっていなかった。だから前は使用プロバイダ以外のアカウントでも送信がちゃんとできていたのだ。少しの間、他アカウントで送信をおこなっていなかったのでプロバイダに変更があったことがわからなかったのだ。
わかってみれば送信ポートを587番にすることで解決できた。
しかし、相変わらずノートPCのほうはGoogleのが送受信ともだめだった。というのも、GoogleのGmailの設定は送信ポートが465番になっており、プロバイダの「Outbound Port25 Blocking」とは無関係だったからだ。
何時間も試行錯誤を繰り返し悩んだ末、ノートンのメールの設定がもしや?と思い至ったのだった。
ノートンのインターネットセキュリティには次のような設定項目がある。
ここで設定したポートを使うメールに関しては、ポートを通過する際にメールのウイルスチェックをするというものである。
もう一度上のGoogleのメールの設定項目を見てほしい。ご覧のようにGoogleのGmailはSSL機能というのを使う。これはメールを暗号データ化するもの。
ところが、現在このSSLメールに対応したアンチウイルスソフトはないそうだ。少なくとも、「ノートンインターネットセキュリティ2006」に含まれる「ノートンアンチウイルス」はそれに対応していない。だからポートを通過する際のSSLメールのウイルスチェックはノートンの上の箇所でポートを指定しても出来ない。
そうなのだ、僕は魔がさして愚かにもそこに465番と995番のポートを追加設定していたのだった。だから、そのメールをノートンが問答無用とハネていたのだった。
ちなみに、GoogleのGmailに限らず、今はフリーのメールも設定をすればウイルスチェックを向こうのサーバで自動的にやってくれるところが多いようだ。だから、Gmailに関していえば、PCのポートを通る際にやる必要はまぁないのだ。
でもね、「Outbound Port25 Blocking」のほうもSSLのほうも、Outlook Expressのエラー番号の表示は同じ“0x800CCC0F”なのだ。こういうのなんとかならんもんかね、と思いつつ夜は更ける。