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雑木帖

 ─ メディアウオッチ他 ─

裏路地──情報「テポ丼」

2006-07-07 23:12:08 | 政治/社会
 そういえば、以前というか、つい数ヶ月前に、朝鮮総連の方と銀座で飲んだとき(すまん、ごちそうになってしまった・・・買収されたか?・・・とボスに突っ込まれたので書く)

「ミサイルが間違えて、日本列島やロシア領土におちることないか?」
「いや、LSIチップは全部日本製だから心配ない。それに技術者はたいてい日本で学んでいる。ロシア製ならよくバグがでるが・・・・」

 と話していたら、そこにある日本人が偶然出現・・・・顔なじみらしい・・・しばし、談笑・・・
 どうみても、永田町関係者にみえる。名刺交換せず・・・・・・

 あとで、店のママにきいたら、安倍たんとこの秘書だった。

現役雑誌記者による、ブログ日記!:北朝鮮のミサイル・・・着弾点の謎2 2006/07/07
 【ワシントン20日早川俊行】米有力シンクタンク「ヘリテージ財団」のアジア問題専門家、バルビナ・フワン上級政策アナリストは20日、北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射実験に踏み切れば、日本国内の強い反発を招き、小泉純一郎首相の退陣後、対北朝鮮強硬派の安倍晋三政権誕生を後押しする効果をもたらすとの見方を示した。

 フワン氏は、北朝鮮が1998年に発射した弾道ミサイル・テポドン1号が日本国内の警戒感を高め、ミサイル防衛(MD)を推進する転機になったことに触れ、今回再発射すれば、「対北朝鮮防衛力を構築する日本の取り組みが強化されるだけでなく、米議会のミサイル防衛に対する支援も加速するだろう」と予測した。

 また、ミサイル発射は次期首相選びにも影響を及ぼすと指摘。「ポスト小泉」候補の中で、安倍官房長官が北朝鮮に最も強い姿勢を示していることを踏まえ、「ミサイル発射実験は安倍氏の政治運動を手助けすることになる」との見通しを示した。

世界日報:テポドン発射は「安倍政権」誕生を後押し―米専門家 2006/06/21
 国連駐在北朝鮮代表部の韓成烈(ハン・ソンリョル)次席大使は4日(現地時間)、北朝鮮のミサイル発射に関連し「分からない」と述べたと、AP 通信が5日報じた。

 韓次席大使はこの日、電話インタビューで「北朝鮮外交官たちは軍隊がすることについては分からない」と述べた、とAP通信は伝えた。

朝鮮日報:【ミサイル発射】北朝鮮国連代表「分からない」 2006/07/05
 にもかかわらず、金総書記はなぜ発射を強行したのか。元朝鮮大学教授の河信基(ハシンギ)氏は、こう分析する。
「実はミサイルの発射時、北朝鮮にはイラン政府からの使節団がいました。北朝鮮にとってイランは、年間15億ドル(約1725億円)もミサイルを輸入してくれる重要な顧客です。今回の発射は絶好の”実演販売”となったわけです。テポドンは飛距離が伸びず、大気圏外に出ることもなかったために、発射は失敗だという見方が出ています。しかし、2段階あるロケットのうち一つだけを使ったと考えれば、辻褄があいます」
 しかし、別の見方もある。今回のミサイル発射は、金総書記ではなく朝鮮人民軍が主導する形で行われたのではないか、というものだ。冒頭の防衛庁幹部は北朝鮮の軍部の内情を、こう説明する。

『FRIDAY』 2006.07.21号
《7・5》軍部の圧力に耐え切れずに「ミサイル発射」で日本海【緊迫】
【暴君】金 正日が日本に仕掛ける【核戦争】Xデー
より

 中曽根康弘「 北朝鮮では軍の動きが注目されているが、今後の見通しは?」
 朴普煕「 秋にも(1994年)軍の最高責任者が金正日から強硬派といわれる人物に代わる可能性がある」

 なんとも大胆な予測である。現在、北朝鮮では金正日氏が国防委員会委員長に就任しているが、軍の行方が北朝鮮の体制そのものを左右しかねないだけに、気になる発言である。軍の権力移動は「常識的に考えてありえない」という見解が一般的だ。しかし、中曽根氏周辺によれば、「いまのところは(朴氏の)言ったとおりになっている」と、中曽根氏自身が感想を語っているというから要注意だ。
 それにしてもなぜ、いま、中曽根元首相と北朝鮮の「密使」役を果たす統一教会最高幹部の秘密会談なのか。まずは中曽根元首相と統一教会との関係を振り返ってみる。
 中曽根事務所では「統一教会なんてもう全然関係ない」というが、決してそうではない。両者の蜜月がこれまでも絶えることなく続いてきたことは、否定しようのない事実である。なにより、中曽根元首相が「勝共推進議員」の一人であることは政界では有名な話だ。
「勝共推進議員」とは統一教会の教えを支持することを条件に、選挙で統一教会員の支援を受けている政治家のことである。統一教会の友好団体である国際勝共連合の機関紙「思想新聞」でも、中曽根氏が「勝共推進議員」であると明記している。

『「神の国」の崩壊』有田芳生著 1997年刊 より
【ソウル6日聯合】北朝鮮外務省の報道官は6日、テポドン2号など一連のミサイル発射に関連し、「ミサイル発射は成功した。自衛的国防力強化のためわが軍隊が通常進めている軍事訓練の一環」と主張した。朝鮮中央通信記者の質問に答える形で述べたもの。
 北朝鮮の正式な立場表明はこれが初めて。米国とそれに追従する日本のような一部の国が、違反、挑発、制裁、国連安全保障理事会に上程などと、大事のように騒いでいると批難した。

 報道官は、主権国家としてこうした合法的な権利はいかなる国際法や日朝平壌宣言、6カ国協議の共同声明といった合意にも拘束されないと主張した。ただ、共同声明で公約したように、朝鮮半島の非核化を対話と交渉で平和的に実現しようという意志には変わりはないと強調した。…(略)…ミサイル発射について事前通達がなかったことに対しても、挑発だのと批判するのは言語道断と一蹴、「1か月前から迎撃すると騒いでいた彼らに事前通達するなどばかげたこと」と反発した。

YONHAP NEWS:ミサイル発射は成功、北朝鮮外務省発表 2006/07/06
 ミサイル発射三週間後に、予定通り四度目の訪朝をした私は、政府と党の幹部に「人工衛星だったとしても、日朝関係正常化の早期実現のためには、せめて事前通告すべきだった」と抗議したが、彼らの答えは「日本は一貫して北朝鮮敵視政策をとっており、そんな国にいちいち事前通告するほど、われわれはお人好しではない。ただし日本の領海・領空は絶対に侵犯しないよう万全を期した。なぜあれほど大騒ぎして、しかも早とちりして、一方的な報復措置をとったのか」というものだった。日朝間の相互不信に暗然たる思いをかみしめた。

『軍縮問題資料』1999.04号
「北朝鮮脅威論の虚構と金正日のゲリラ外交」 吉田康彦
より
 6日付の英タイムズ紙は『いったいどうしてみんなはざわついているのか』と題した解説記事で、「発射による物理的な被害はなかった。国際法は主権国家によるミサイル試験発射を容認しているので、国際法にも抵触していない。軍隊をもつ国なら世界中のどこでも定期的に行っている訓練のたぐいなわけだが」と指摘した上で、なぜ日本をはじめ多くの国が猛反発しているのかと問題提起。「金総書記の動機を合理的に説明するのは不可能」「金総書記はほとんど狂っている」という受け止め方が日本では強いが、「平壌の視点から見れば、世界は全く違って見える。金正日は残酷な独裁者かもしれないが、狂人ではない。昨日のミサイル発射は、北朝鮮とその指導者の有り様を示すと同時に、西側の外交がいかに力不足だったかを示した」と批判。

gooニュース:北朝鮮は何をねらった、米国はどうする 英米メディアの論調 2006/07/06
しかし、北朝鮮もホント、バカすぎるので困ったものだなぁ…。ブッシュ政権が何をやらかすかとか、日本が巻き込まれるんじゃないかとか、マジで心配。

追伸:落下地点を図で見ると、日本の領海ではなさそうなのだがどうなのだろう??? 日本の領海じゃなければミサイル撃ってよいとは言わんが、「日本海に着弾」というと日本が攻撃されたみたいで、少し言い方を考えなきゃあかんのかも。

*落下地点の見取り図



*日本の領海等概念図



【注:上の二つのイメージの貼り付けは雑木帖@管理人によるもの。原文は「*落下地点の見取り図」「*日本の領海等概念図」のリンク文字のみ】

5日21:32 やはりミサイルの落下点はロシア沿岸のようです(関連情報)。怒るべきは日本よりもむしろロシアじゃないかと。

5日21:40 ミサイルの落下点近くのウラジオストクには米艦隊が寄航していた(NHKの報道)、しかもアメリカ時間では今日は7月4日で独立記念日であるなど、日本がハチの巣を突いたような騒ぎになっているわりには、北朝鮮の目は日本よりもアメリカに向いているのかも。

シバレイのblog:テポドンより怖いもの。 2006/07/06

 僕の意見は、今回のテポドン事件は、金正日政権中枢にくいこんでいる統一教会が裏で暗躍、工作したものと疑念をもっている。
 それにしても、大手メディアの「ミサイル発射」という表記一辺倒には、あらためて驚かされ、また学習にもなった。
 そもそも、記事のその表記はほぼ全部が前後の文からいけば、あきらかに文法ミスである(もともと、試射、発射実験、ミサイル実験などの言葉が入る場所なので文法的に誤りであるのは当たり前)。しかし、それでもやめようとしない。
 僕は別に北朝鮮の肩を持っているという気はないが、これでは他のあらゆる報道の中身さえ疑われてくるというものだ。
 試射ならば良い、とはもちろん思わない。国際法で問題にならずとも、国際関係上はおおいに問題だ。しかし、それと報道は別だ。

 「超陰謀」60の真実―騙される日本・毟られるアジアの裏側 (ジョナサン・バンキン&ジョン・ウェイレン共著)1998年刊 より

 序文 史上最大の陰謀---閉ざされた真実の数々

 人気作家のジム・ホーガンが言っているように、歴史には二種類ある。第一は、安全で、消毒済みの「ディズニー版」で、歴史と言えばこれ以外にないというくらい普及している。第二は、秘密にされ、葬り去られ、名前もつけられていない歴史……。
 本書は、ディズニー版ではない。
 しかし、私たちはホーガンとはある些細な点で意見を異にしている(ホーガンは秘密政治に関する古典的暴露本『スパイ』(Spooks)と『秘密の議題』(Secret Agenda)を書いた学究肌の作家)。つまり、第二の歴史にも名前がある、というのが私たちの考えなのだ。「陰謀説」という名前の歴史が。
 こうした名前がつくこと自体、秘密の歴史がいまだに葬り去られている理由を物語っている──これがただの「説」なら、本当の「歴史」ではないのではないか、と。
 しかし私たちの考えは違う。歴史の「事実」だけを述べた無味乾燥な話の中にも、「説」というのはたくさんある---逆に陰謀説の中にも事実はたくさん含まれている。とはいえ、詮索はよしておけ、どのみち主観だらけで真偽のほどはわからないのだから、と言っているわけではない。全く逆だ。私たちは本書が、真実の可能性を「孕んでいるもの」の枠を拡大する手助けになればと考えている。今のところ、その枠はあまりにも狭すぎるから。

 一方、私たちは個人的に、多くの人々とこの問題について率直に議論を交わしてきたが、彼らがいわゆる陰謀説に偏見を抱いていないことがわかり、大いに励まされた。ただ問題なのは、彼らが詳しい知識をあまり持ち合わせていないことだ。JFKを信奉する時代はとうに過去のものになっているというのに、この問題に関して少しでも不名誉な噂が持ち上がると、いまだに秘密の歴史を探る道はほぼ閉ざされてしまう。
 歴史の「ディズニー版」は、「ニューヨーク・タイムズ版」、「テレビニュース版」、もしくは「大学の教科書版」と呼んでもいいかもしれない。陰謀説に抵抗感を抱くのは一般庶民ではなく、メディアや、学者、政府関係者---国や世界の情報網を管理している人々なのだ。
 たしかに多くの抵抗がある。抵抗感を抱く理由も、それだけで本が一冊書けそうなほど、種々雑多で複雑だ。その主な理由のいくつかを(ごくかいつまんで)挙げてみよう。

 ●既得権。陰謀説はその性質上、すでに確立している権威を攻撃する。当然、権威の座にある者たちは反撃に出る。
 ●怠慢。陰謀を暴くのはしんどいものだ。新聞発表をうのみにしておいて、後で誰かに聞かれたら百パーセントわかっているふりをしたほうが、ずっと楽だ。
 ●観念的な精神分析。知ったかぶりや独りよがりの人は、陰謀そのものを評価するのではなく、陰謀説を唱えている人が精神的に異常なのだと考える。残念なことに、ずばり核心をついている陰謀説研究家も、こうした固定観念の対象になってしまう。しかし観念を重視するフロイト派の人々にしても、そのものの見方には、やはり根深い心理的原因があるのだが、彼らはそれを認めようとしない。「ファイアサイン・シアター」に、言わせれば、「あなたが知っていることは全部間違っている」のかもしれないが、そういう可能性にまともに向き合うのが不安なのだ。
 ●仲間からの圧力。報道記者や政治学者、それに政治家の大部分が陰謀説に尻込みしている現実では、仲間に笑われてまで陰謀説にしがみつこうとする人など、ほとんどいない。
 ●悪い連想。「陰謀説」は長いこと、「ユダヤ人の陰謀」とほぼ同義語だった。痛ましいことだが、反ユダヤ主義「理論」(もしそう呼んでかまわなければ)は、もう何千年もはびこっていて、消える気配がない。今も、東ヨーロッパの政治家や特定の黒人雄弁家が吐く暴言の中に、不適切な表現が見られる。また、あからさまな言い方ではないにしても、ときとして選り抜きの保守的有名コラムニスト---それに野球の選手も---の文章にも、反ユダヤ主義が見受けられることがある。一九九四年の初めに、野球殿堂入りしたばかりのステイーヴ・「左腕(レフテイ)」・カールトンは、『フィラデルフィア』誌で、「スイスで会合を開いている十二人のユダヤ人銀行家」が世界を支配していると述べ、野球殿堂から追放すべしと非難されている。
 悲劇的な流言だったユダヤ人の陰謀については、もうこれ以上語る必要はないだろう。しかしそういった流言があったがために、民族や宗教団体を犠牲にしようなどという魂胆はさらさらない事件まで、陰謀説の観点で分析を始めるとうさんくさい目で見られてしまう。
 ●民主主義への信念。私たちは、自分たちの国の政府組織は「遅れた」国で行われているような醜い事件から私たちを守ってくれている、と信じたいのだ。
 ●否定。陰謀説というものは概ね、人間の本来の邪悪な面を映し出し、「尊敬できる」と思っていた人たちも汚い手を使うことがある、ということを暴き出す。私がいい子ならあなたもいい子、という顔をしているほうが気分はいい。
 ●陰謀!実際に起きていることを直視しようではないか。実際に何かが起きたとき、陰謀を図った者たちは、陰謀が暴かれそうな気配だからといってただちに告白するわけではないのだ。

 これを見ると、ある特定の陰謀説が正しいか正しくないか、あるいは考えてみる価値があるかないかということは、陰謀説に抵抗感を抱く理由になっていないことがわかる。
 ところで、本書に収めた話は、どういう根拠があって、”史上最大の陰謀”と言えるのだろうか。私たちはかなり融通のきく基準で話を選んだことを白状しておこう。ただ大部分は、重大な話だということ、また陰謀説とするに足る確認できる事実がたくさんあること、この二つを考慮して選んだ。その範疇に入らないものもあるが、それはただ面白いからという基準で選んだ。陰謀説につきまとう問題があるとすれば、それは、陰謀説研究家が研究対象をあまりにも深刻に受け止めるあまり、ジェラルド・「ケイス・クローズド(閉ざされた真実)」・ポズナーの説を、まるでテレビ・キャスターのデイヴィッド・レターマンが言っていることのように受け止めてしまう点だろう。
 本書で私たちが追求しようとしているのは、ひと味違った世の中の見方だ。ヘンリー・キッシンジャーが、まるで石版を朗読しているように単調な口調で出まかせを言うのを聞いて、私たちが大笑いするのと同じように、陰謀というひと味違った世界観の中にも、多くの何気ないユーモアがあるものだ。
 私たちが本書を著す上でこれだけはすまいと思ったことは、読者を見くびったり、読者の知性を侮辱したりすることだ。ジョージ・ウィリスとテッド・コッペルのようなニュース・キャスターには、読者が信じこむ「はず」のことを言っといてもらおう。私たちが読者にお願いするのは、心を開くことと、少しばかりの知的勇気を持つことだけだ。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ゆりかりん)
2006-07-09 17:54:18
確かに言葉のニュアンスって大事ですよね~。

状況を把握する上で、全く正反対の意味を報道してしまいかねないことだってあるわけで・・・。

報道のプロと自任する連中がこの有様ですから、それを容認している国民も然り・・・?



最近は、特に突っ込み入れたいアナウンサーたちの発言多いですしね~。

・・・ったく、プライドはないんかぁ~?ッて言いたくなりますな。

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軽いアナウンサー (雑木帖@管理人)
2006-07-10 00:42:24
次のエントリーを書いてみました。



日本の護衛艦がミサイル発射

http://blog.goo.ne.jp/c-flows/e/5b3e6dd875f14a32cf866aaad6f4073e



ゆりかりんさんの言われることはほんとうにそのとおりで、そういう批判がないことが問題なのかもしれないと思います。
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