アメリカに対してブレアは尻尾を振る犬だと言われているが、小泉首相などは振りすぎて既に尻尾も切れてしまっている状態だ…と以前言っていたのはニューヨーク市大教授の霍見芳浩氏だが、そのブレア氏のほうのイギリスでは今次のようなアンケート結果が出ているようだ。
【こぼれ話】 カネにとりつかれた米社会=ブッシュ大統領は指導者失格-英国の調査 [AFP=時事] 2006/07/03
【ロンドン3日】英紙デーリー・テレグラフが掲載した世論調査によると、英国民は米国を、カネにとりつかれ、イラク政策に失敗している無能な大統領に導かれた、粗野で犯罪に支配された社会であると見ていることが分かった。
英国民はもはや、米国を希望のシンボルと見ておらず、また国際社会のリードにおいても米国を信頼していない。米国は世界の希望の指針だと思うかとの問いに77%がノーと答えた。さらに、米国が国際舞台で賢明に行動することができると信頼している人は、12%にしか過ぎなかった。
83%の英国民は、米国は世界の他の国がどう考えるかをまったく気にしていないと答えた。ブッシュ米大統領が偉大な指導者であると答えた人はわずか1%で、77%がかなり、もしくは極めてひどい指導者だと見ている。
意見を付記した人の3分の2以上は、米国は本質的に、世界支配を追求する帝国主義の大国であるとしている。また、81%がブッシュ大統領は米国の自己利益の追求を覆い隠すために、偽善的に民主主義の擁護を唱えていると指摘している。
一方、かようにブッシュ氏もブレア氏も記録的な支持率の低下が見られるなかにあって、世界中が不思議がっていると思われる日本の小泉純一郎氏の安泰さなのだが、その小泉氏は少し前に渡米し、さらにダメ押し的に奇矯さを世界に示してきたようだ。
ブレア英首相の支持率、初めて保守党党首を下回る=世論調査 [ロイター] 2006/06/30
[ロンドン 30日 ロイター] 30日付の英デイリー・テレグラフ紙に掲載された英調査会社ユーガブの世論調査によると、ブレア英首相の支持率が、1994年の首相就任後初めて野党保守党党首の支持率を下回った。
調査によると、30%が保守党のキャメロン党首が最も首相にふさわしいと回答。ブレア首相の28%を上回った。
・小泉首相の遠足外交に全米が仰天 (暗いニュースリンク)
ブッシュ氏にしろ、小泉氏にしろ、変人、カルい人格とかといったことは一般人であったならそう問題にするべきことでもないだろう。けれど、この二人の場合、その権力と時期という二つ点で世界にとっては最悪とも言える人間たちであったといえるだろう。
けれど、この最悪さは偶然のものだったろうか。僕はどうも疑念を抱くのである。というのも、この人類にとっての最悪さが、一部のエスタブリッシュメントたちにとっては私利益からいけば、最良の人選でもあったであろうと思われるからだ。
ちなみに、こちらの金正日氏も最悪だ。
・米大統領報道官、ミサイル試射の北朝鮮に警告 [CNN] 2006/07/05
しかし、こちらも御多分にもれず、世界の一部の人間たちにとっては最良の広告になってくれる人間。両者の仲を取り持つのはトウイツキョウカイだ?
北朝鮮がミサイル6発試射 「テポドン2」は失敗の模様 [CNN] 2006/07/05
ワシントン(CNN) 複数の米政府高官や米軍関係者によると、北朝鮮は5日未明、長射程の弾道ミサイル「テポドン2」1発を含む少なくとも6発のミサイルを試射した。しかし、長射程ミサイルの発射には失敗した模様だという。
北朝鮮が弾道ミサイル試射の準備に入ったとして、米国などは、数週間前から監視を続けてきた。国務省高官はCNNに対し、米西海岸も射程に入るとされるテポドン2の試射は失敗したようだと語った。また、複数の軍事関係筋はCNNに対し、テポドン2は発射後1分以内に失敗に終わったとの見方を示した。
米情報当局者や国務省当局者によると、射程距離の短いミサイル2発は、弾道ミサイル発射直前に、異なる場所から発射されたという。複数の米軍筋は、同ミサイル2発は日本海に着弾し、ロシア側に1発、日本側に1発が落ちたという。
スノー米大統領報道官によると、ブッシュ米大統領はミサイル発射の情報を受け、ラムズフェルド国防長官およびライス国務長官、ハドリー大統領補佐官に連絡を取った。米政府高官によると、ブッシュ大統領は、北朝鮮による国際社会への「反抗」だとの認識を示したいう。
ハドリー補佐官は、発射実験が「挑発的行為」であるとコメントし、北朝鮮の意図を検討する意向を表明。また、スノー報道官によると、ヒル国務次官補は5日からの北アジア訪問で、関係各国とこの件について協議するという。
日本政府は北朝鮮に対する制裁を検討する意向を表明。また、韓国聯合ニュースによると、韓国政府は緊急閣議を招集して対応を協議した。韓国当局筋は、発射されたミサイルが10発と語ったとされる。また、中国外務省報道官は、中国が今後の情報を見極めたうえで対応を決める姿勢を示した。
米国務省高官は、ミサイル試射がスペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げに合わせて行われたことについて「注目を集めることを狙った挑発的行為だ」と述べた。 また、専門家筋は今回の試射について、北朝鮮が同国の核問題をめぐる6カ国協議に国際社会の関心を呼び戻すことを狙ったとの見解を示した。北朝鮮は核兵器の生産能力を有しているとみられるが、核兵器実験を実施したことはない。クリントン政権時代に国務省当局者を務めたウェンディ・シェルマン氏は、「北朝鮮は米国のみならず各国に対して、北朝鮮が重視されるべきだとの信号を送ろうとしている」とコメントした。
こうしたなかボルトン米国連大使は、国連安保理の理事国15カ国との協議を急いでいることを明らかにした。
国家安全保障の専門家であるマサチューセッツ工科大学のジム・ウォルシュ氏は、北朝鮮が6カ国協議への関心呼び戻しを図ったとしたうえで、ミサイル試射が米国にとって差し迫った危機ではないとの認識を表明。「(ミサイル開発は)技術的に大変難しいので、北朝鮮が習得していないのは非常に明らかだ。北朝鮮が技術を習得するまで、あと10年はかかると見る向きが多い」と指摘した。
日米をはじめとする各国は、長距離ミサイル発射実験を中止するよう北朝鮮に警告してきた。北朝鮮は1998年にテポドン1を試射したが、99年にミサイル発射モラトリアム(猶予)で合意した。ウォルシュ氏は今回の試射に対して、各国が制裁や厳しい対応を取るだろうとの予想を示した。
米軍は数週間前から、北方軍司令部があるコロラド州のシャイアンマウンテン空軍基地の警戒態勢を強化してきた。同基地は北米航空宇宙防衛司令部の拠点として、テポドン2を迎撃する場合の指揮を担う。ただ、米国防省関係者は、テポドン2の試射が失敗したとみられ、米国が迎撃する必要はなくなったとしている。
北方軍はこのほか連邦航空局と連携し、米軍の迎撃ミサイルが配備されているカリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地やアラスカ州フォートグリーリー空軍基地の上空で、民間航空機の飛行をここ数日間規制していた。
私は産まれてこの方、選挙に行ったことがないんですよね。
何故か?・・・って言いますと、いろいろ理由は沢山あるんですが、一番の理由は、「イカレ野郎共の茶番政治の片棒を担がされるのはゴメンだ!」ということですかね~?
どうせ、絵に描いた餅的公約と嘘八百捏造塗れの組織票でもって民主主義・・・とは名ばかりの幻想政治が行われているわけで、んな不毛なキャンペーンに付き合ってる暇は無いわけです、はい。(そんな暇あったら、セッセと仕事しないと・・・食ってけませんからね~、私のような貧乏人は)
それから、もう一つはですね、「選挙に参加するのは国民の義務だ!」と公言する人達でも、政治や社会情勢を「どうしてほしい」とか「どうあるべき」とか「如何なる法案が必要で、どういった法案は通すべきじゃない」とか・・・etc.そういった本当の意味で感心を持たなければならない部分に無関心な人が多過ぎる。というか、もしかしたら、「知りたくない」と思っているんじゃないか?と疑いたくなるほど酷いですよネ~。こういうお祭り気分で選挙には参加しても真に問うべきことを全く見失ってしまっている大勢の国民と、そうでない少数の人々とが、同じ1票というのが、どうにも解せないんですな。
・・・というわけで、政治を牛耳ってる権力者達は、そういう茶番大好きな国民が更に今後も再生産され続けることを期待しているんでしょうね。
『自由からの逃走』(エーリッヒ・フロム著)そのものかもしれませんね。
選挙に行かない人の気持ちは僕もわかります。<政治に完全に無関心な人の場合は除外します(笑)
政治と報道の関係に緊張感があまりないのも大いに問題なので、ネットでの様々な声が、少しは役に立てば良いですね。