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名まえのマジック / 高原○○

2004年07月04日 20時56分30秒 | 戯れ言
 このあいだ、生パスタのお店で食事したのだけど。

 野菜もとろう、ということで、なんとなく、「高原キャベツとアンチョビの温サラダ」 とかいうのを頼んだ。 「高原キャベツ」 というフレーズにひかれたのだ。 うん。 まあまあ、おいしかった。

 ところで、「高原キャベツ」 ではなく、ただの 「キャベツ」 だったら、頼んでいただろうか? と、ふと思った。

 「キャベツとアンチョビの温サラダ」 だったら? ―― う~ん。 きっと頼んでいなかっただろうな。 「高原」 がつくか、つかないかで、こんなに印象が変わるなんて。

 もし、ほんとうに 「高原キャベツ」 を使っていなくたって (失礼)、そう書かれたら、つい頼みたくもなる。 そもそも、「高原」 ってのが、まやかしくさい。 「高原キャベツ」 にも、ピンからキリまであるのではないか、なんてことを勝手に思ってしまったのだが。

 なんだか、飲食店だのなんだので、こういった 「修飾詞」 のトリックに、踊らされているのではないか、という気がしてきた。

 「自家製○○」 とか 「五食限定! ○○」 とか 「シェフのおまかせ○○」とか。

 それから、たとえば ...


 「地鶏串焼き 盛り合わせ」

 「鶏串焼き」 だったら、頼んでないな。


 「朝掘り大根と水菜のサラダ」
 
 「大根と水菜のサラダ」 だったら、頼んでないな。


 「自然豚の網焼き」

 「豚の網焼き」 だったら、頼んでないな。


 「洋食屋さんの元祖ナポリタン」

 「ナポリタン」 だったら、頼んでないな。


 「手ごねハンバーグ 森のキノコソース」

 「ハンバーグ キノコソース」 だったら、頼んでないな。
 (なんか、「森の」 とか 「海の幸の」 とか 「山賊風」 とかって、ずるい?!)


 「とろ~りなめらか・ぷるぷる杏仁豆腐」

 「杏仁豆腐」 だったら、頼んでないな。
 (これ、「とろ~り」 と 「なめらか」、「ぷるぷる」 と三つもあってずるい !!)


 「うみたて新鮮卵の特製プリン」

 「プリン」 だったら、頼んでないな。
 (卵をうんでいるところを見たのか?! とか突っ込んだりして ... )



 ついでに、気になったのだけど。


  「ちょっとエッチな AV 」


 という看板を見かけたことがある。 え? ちょっとエッチなの? と思ってしまうのだが、利用者心理としては、「ちょっとエッチ」 とか言って、ほんとうは、すご~くエッチなんじゃないの~?! という相反する期待をいだいてしまうものなのだろうか?!


  「アダルト・パブ ♥ ヴァーリ・トゥード」


 というのも見かけたことがある。 「パブ」 という時点で、すでにアダルトなイメージがあるが、ふつうのパブよりもさらにアダルトなのだろうか?!
 (ちなみに、「ヴァーリ・トゥード(vale tudo)」 とは、禁じ手なしの異種格闘技戦のこと ... )



 う~ん。 イメージ操作というか、なんというか ... ?!

 名まえのマジックということで、blog の記事タイトルにも、たとえば、



 「ドキッ! 丸ごと水着 女だらけの T バック大会」

 某テレビ局のかつての名物(?)番組のぱくりである。 もちろん、「T バック」 とは、trackback のことであるが。


 「毎日が、学園祭状態」

 どんなんじゃ、と思いつつも、つい見てしまう?! たんなる学校生活をつづったものだったりするのだけど ... 。
 (こういったタイトルの spam がきたことがあるような ... )


 「期間限定! アクセス数の稼ぎ方教えます」

 「期間限定」 とか 「アクセス数」 とか書かれていると、なんとなく気になるなるのは、私だけ??


 「ブロガー必読! おれはこうして帝王になった」

 「ブロガー」 とか 「必読」 とか 「帝王」 とか書かれていると、なんかすごそうと思うのは、私だけ??



 とか、書いてみたり ... ?

 結局は、記事のおもしろさが重要なのだが、たまには、タイトルで遊んでみるのもたのしいものだろうか ... ?



 BGM:
 Santana ‘Black Magic Woman’
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2 コメント

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そか! (しなたま)
2004-07-05 02:28:25
どうも評判の悪い吉野家、豚丼もそういう付加価値(?)つければ売れるかもですね。



例)地中海のきこり風豚丼

気まぐれシェフのさっぱり豚丼(さっぱりはダブルミーミング)



でも、なんのことかわからんな…w
二十数年ぶり (byrdie)
2004-07-05 10:42:08
しなたまさん、こんにちは。

ありがとうございます。



吉野家、二十数年ぶりに赤字だそうですね。

やはり牛丼屋さんに牛丼がないのは痛いですよね。

こうなっては、ほんとにネーミングで売るしかないのでしょうか ... ?!

「さっぱり豚丼」は暑い時期には良さそうですね。





例) 夏野菜のラタトューユ豚丼

 プロバンス風気まぐれ豚丼

 海鮮活豚丼(豚丼なのに、海鮮)

 洋食屋さんのなつかし豚丼(ぜんぜんなつかしくなくても)

 特選ごまだれ・冷しゃぶ豚丼

 焼き立て! おばあちゃんの豚丼

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