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2024年1月17日、ミッフィーのグリーティング切手が発行され、即購入しました。
故ディック・ブルーナさんのデザインは、かわいいものが好きな日本人の感性にも非常によくマッチするため、日本切手の題材に取り上げるには十分な理由があります。
思い起こせば、日本で初めてブルーナ切手が発行されたのは、1998年のふみの日。5年連続で、ふみの日切手はブルーナさんのデザインでした。
それまで、日本切手のデザインは渋みを増し、切手収集趣味はビギナーを迎えることができず、風前の灯火であったと言えます(私調べ)。
それが、燦然と輝くブルーナ切手が局に入荷したため、社用で局を訪れる事務員層など(いまはOLという言葉は使わないようですが)の目に留まり、
瞬く間に若い世代に切手収集趣味が認知されたのです。
これが、現在に続く郵趣のターニングポイントであり、郵趣再興ののろしが上がった場面です。
ふみの日切手からブルーナが降りた後、中継ぎとして登場したのが、
2007年の南極地域観測事業開始50周年記念切手です。これの小型シートが特にかわいい。
その後は、2007年10月の郵政民営・分社化を経て百花繚乱のようになっていくのですが。
そういうわけで、1998年のブルーナ切手は、日本における郵趣の起爆剤であったといえるのです。
当時としては思い切った判断だったと思いますが、これがなかったら、郵趣は団塊と共に去りぬ、だったはずです。
さて、そんな団塊のサイフをアテにしているのか、またこんな切手が発行されるようで。
切手趣味への招待~パリ~
500円切手が3枚入って1500円ですか。貼って使うことを前提としていないという時点で、終わっています。まともな発行政策に戻ってほしい。
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