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私の簡易書留

郵便で何か面白いことができないか。いつもそればかり考えている郵趣家の日記。鉄分含有。

西新橋郵便局(orange square)に行ってみた

2009-06-23 22:29:19 | その他郵趣
新橋のビジネス街に新コンセプトの郵便局を開局します(PDF)

統合・移転・改称:西新橋一郵便局・日比谷セントラルビル内郵便局(東京都)

東京の都心は、犬も歩けば局にあたるというほどの郵便局過密地帯。小さな局には、順番を待つ長い列ができていることが多いです。
過密地帯では郵便局の密度を減らしてもいいから、快適なサービスが充実した郵便局がほしい。
そんな郵便局ができました。かつての無集配普通局に近いイメージでしょうか。
その場所は西新橋。新橋といえばおじさんサラリーマンの聖地といわれますが、女性会社員(OLさんともいう)もたくさん働いています。それはさておき。
霞ヶ関の日本郵政本社ビルのすぐ近くに実験店というか旗艦店(フラッグシップ)をおいたのですな。

6月1日オープンということですぐにでも行きたかったのですが、今日、仕事で東京に行ったときにサボって休み時間に行ってきました。
ケータイで写メをパシャパシャ。


通常のオレンジ色の郵便局の表示のほかに、こんな「orange square」のサイン。
局内の楽しげな雰囲気が外からもわかります。
なぜオレンジかって? それは郵便局会社のコーポレートカラーだからでしょ。


新しい郵便局のコンセプトについて講釈。ふむふむ。

局舎に入ります。


ここにもグリーティングのサイン。


なるほど、orange squareはこういう内容からなっているんですね。


特殊切手・ふるさと切手・フレーム切手コーナー。東京中央の郵趣窓口も顔負けの内容です。注文用紙つき。
郵便局会社の性格上、郵便局会社オリジナルフレーム切手が多いのは、致し方ないところか。
額面以上のプレミアムがつく商品はあまり中心に出さないほうが、一般の人をひきつけられると思うのですが。


平面に展示しきれない切手は、このようにパタパタで多数展示。
郵便局に所用で訪れた人たち(特にOLさん)が、足を止めて切手に見入っていました。


郵便局オリジナル商品を含む文具コーナー。西新橋郵便局の局名入りはがきもあります。


雑貨コーナー。OLさんたちが職場に連れて帰りたくなるようなものも。


ふるさと小包のチラシがこれでもか、と。一瞬、旅行会社かと錯覚します。


肝心の郵便局窓口。L字型のカウンターで、短いほうの辺に郵便窓口とorange squareの窓口。長いほうの辺は、ゆうちょ・かんぽの窓口です。

なるほど、なるほど。
狭い郵便局にギュウギュウ並ぶより、少し歩いても広く快適で楽しい郵便局の方がいいですものね。通常切手を買うだけ、ゆうパックを出すだけならコンビニでできるんだし。
とりあえず郵便局会社の狙いは当たったと見ました。
西新橋の次はどこに開局するのでしょうか。銀座、丸の内、大手町?
各地区のOLさんの好みを分析して、雑貨コーナーの品ぞろえを変えてみても面白いでしょうね。
「ポスタルローソン」との融合形態も検討されてくることになるでしょう。

そして郵趣家としては、orange squareを郵便文化情報の発信地とすることを提案します。
OLさんに親しみやすい女性切手デザイナーを紹介するコーナーを設けるとか、雑貨コーナーに木下綾乃さんの手紙本を並べるとか、「ていぱーく」のチラシをさりげなく置いておくとか。
ゆうちょの窓口で番号札を引いて待っている間、時間つぶしのつもりでorange squareに入ってきたOLさんに切手女子への一歩を踏み出してもらおう。そんなことも思い描きながら充実させていけば、面白いものになるでしょう。
もちろん、郵便事業会社との調整事項になるでしょうから、郵便事業会社が積極的に協力するべきことは論をまちません。
風景印がまだ公示されていませんが、早期に設置されるよう望みます。「好きなステーショーナリー」+「好きな切手」+「好きな日付印」の組み合わせで郵便を出せるということは、郵便文化普及の最強タッグです。

ビジネス街ということで、硬派な情報発信も似合うでしょう。今話題沸騰の西川社長の直筆メッセージをパネルで掲示するとか、郵政民営・分社化のスキームを解説するとか。これから多くの金融商品を扱うことになりますが、ゆうちょ銀行本店の敷居の高さとは異なる、郵便局としての親しみやすさを残した局作りがよろしいかと。

アイデアはまだまだいくらでも湧いてきそうですが、ともかく、ビジネス街における「あたらしいふつう」な郵便局のモデルとして繁盛することを祈ります。
そして、ビジネス街の郵便局は、早期にこの型の郵便局に転換を図るべきでしょう。不動産市況の低迷下、優良物件をゲットするには今がチャンスだということもありますし。
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