イルミナート ヴァチカン合唱団 事務局
今年のヴァチカン国際音楽祭の合唱団リハーサルは、関東拠点がトップを切って3月18日から、
関西拠点が3月30日、今年新設しました東海拠点が4月2日、
東北拠点が4月8日と国内4会場にて11月の本番に向けてリハーサルをスタートしました。
毎年合唱団参加の形態は多様で、連続で参加される方（5回連続の方もいらっしゃいます）、
初めて参加される方、また合唱初心者の方、信者として大聖堂の舞台に立ちたいという方々様々で、
皆さん半年を越えるリハーサルを経て、最終的には国内から215名の団になりました。
サンタンドレア デッラ ヴァッレ教会 リハーサル
今年のイタリアでのリハーサル会場は初年度、昨年に続き サンタンドレア デッラ ヴァッレ教会で行われ、
特に初めて参加の方は教会の荘厳さと響きに圧倒されておりました。
オーケストラもそうですが、
合唱団は国内4か所でリハーサルを行っていた団員が初めて全員揃い、マエストロ西本の指揮に集中しました。
サンタンドレア デッラ ヴァッレ教会 リハーサル
サン ピエトロ大聖堂
サン ピエトロ大聖堂での リハーサル
サンピエトロ大聖堂での ローマ教皇代理ミサ
ミサ自体を初めて経験される方もいて、緊張度が一層増します。
毎年この緊張により倒れる方がいらっしゃいます。
マエストロ西本智実の指揮でモーツァルト「戴冠式ミサ」、「オラショ」を歌い上げ、
ローマ教皇代理ミサは厳かに進められました。
教皇代理ミサ アルト側の後ろから
サン パオロ大聖堂でのリハーサル
サンパオロ大聖堂での午後のリハーサルの最中は、ローマは雨期に入ったとはいえ叩きつけるような大雨。
そんな雨音を消し去るようなイルミナートフィル・合唱団の気持ちの入ったリハーサル。
サンピエトロ大聖堂とはまた違う響きに合わせていきます。
さあヴァチカン国際音楽祭2017 モーツァルト「レクイエム」本番です。
合唱団の皆はそれぞれの想いを、今年のこの1曲に込めて！
大聖堂を埋めた聴衆の終演後の拍手・拍手を聞けば、
マエストロ西本・イルミナートフィル＆合唱団がどんなに素晴らしい感動を伝えられたかがわかりました。
大聖堂を後にする時、合唱団の方々が「もう終わってしまったのね。」と、
力を出し尽くした感激と安堵と寂しさが入り混じった気持ちを口にしながら2017年の音楽祭が終わりました。