四大陸選手権、男子FS終了です。
この結果、1位から5位までアジア系。この中にヨーロッパやロシアの選手がどうやって食い込んでくるのか興味がありますが、フェルナンデスくんしか候補はいないのではと思えてしまう、フィギュアスケートでのアジアの台頭を思わせた結果となりました。
それにしても羽生くん、SP3位からの見事な巻き返しでした。でも、7点の差はそれほどは縮まりませんでしたね。
SPの羽生くんは若干元気なかったです。二ヶ月ぶりの実戦で、いろいろ考えてしまったのでしょうか。
でも3位になったおかげで、FSは頑張りました。なんか、「見てろよお〜〜〜」というような気迫が漂っていましたね。その結果、途中、ジャンプが抜けてしまったようなところがありましたが、4回転追加したりなどで、挽回。そのへんの落ち着きぶりはものすごいです。
つくづく、SPで頑張っていれば、ととても惜しい結果でした。
ですが、この結果でオリンピックまでの1年、頑張っていかれるんではないでしょうか。
全米チャンピオンのネイサン、5回の4回転をプログラムに入れてくるのはすごいと思いますが、ジャンプを跳べなくなった時にどうするかを考える必要があるのでは、と思いました。ぽんぽん飛んでいるだけのようなプログラムに思えてしまったのです。
今は、全米でものすごい得点で勝利し、イケイケの状態ですからね。
羽生くんとのGOEの差を見れば、ネイサンもまだまだかな、なんて思ってしまいます。その実力をつけてきた時には良きライバルになりそうな感じですが、イマイチ、印象が残らないんですねえ。魅力がないというか。。
その反対に、氷の上にいる宇野くんは、とっても大きく見えますね。また、大人になりました。
今回転倒が2回もあって、そこが惜しいところ。音楽も非常に滑りにくいような曲に思えますが、そういうことを感じさせず、見事な滑りだったと思います。
ネイサンという年下の今シーズン、シニアに上がってきたばかりの選手に負けてしまったということは相当悔しいのではないでしょうか。
羽生くんって、ライバルがいることによってモティベーションが上がるように思えるので、ネイサンのような人がいて良かったのではないかと思ってしまいます。
来月の世界選手権だけでなく、来シーズンも非常に楽しみになりました。