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ノーベル医学・生理学賞、大村智さん受賞。

2015-10-06 22:01:56 | 社会
連日の日本人によるノーベル賞受賞のニュースで日本中が沸いています。




昨日は医学・生理学賞が大村智さんに贈られました。既に80才。ですが、インタビューとかでお顔を拝見すると、とっても80才には見えません。話し方も非常にはきはきされています。とてもお若いです。
医学・生理学賞というから、一体どういう理由で受賞されたのか、と思ったら熱帯病、オンコセルカ病の特効薬ともいえる薬剤の開発と言う事です。
友達に熱帯医学を研究している人が昔いたので、オンコセルカ病という名前は聞いた事がありますが、名前だけで全く内容は知りませんでした。その薬剤が、アフリカの多くの人を救っているのだとか。

中には「ノーベル平和賞をあげてもいいのではないのか」とおっしゃっている人もいましたが、本当にその通り、と思います。

報道によると、家畜の寄生虫を1回の投与で抗生物質を作られたのがすでに1980年代という事。その後、メルクがイベルメクチンとして商品化して、現在は全世界でのヒット商品ということです。
何しろ一回投与すれば良いのですから。
そしてその薬がオンコセルカ病に対して極めて効果が高い事がわかり、すでに1980年代後半からWHOが無料で薬剤の配布を始めたのだそうです。
その結果、これまでに約10億人がこの薬を内服していて、それだけの人を失明から救ったと言う事だそうです。

それを聞いて、こんなに前からこういう薬が開発されていたという事に大変驚きました。アフリカ以外にではあまりない病気なので、知らないのも仕方がないのかもしれません。
あのiPS細胞の山中伸弥先生も、大村智さんの事は知らなかったとか。
でもこういう貢献度があったのなら、もうちょっと前にノーベル賞を上げても良かったのではと思ってしまいます。

加えて大村さんの経歴が非常にユニーク。

夜間高校の教師から始まり、スキーで活躍されたり、女子美術大学の理事長とかもされており、温泉まで掘ってしまうなんて、科学者、研究者というよりも親近感を覚えてしまいます。

現在、ノーベル賞のおかげでこのイベルメクチン関連株が今脚光を浴びているとか。私は株はやりませんが、今後寄生虫関係の会社の株とか安定する、なんて事も言われているようです。
また、韮崎にある、大村さんの美術館とか温泉とか、思わぬところが大騒ぎになりそうです。
私も、大村さんが一体どういう美術品を好んで収集来てたのか、とっても興味があります。どういうセンスがこのような研究を導いたのか、知りたいですね。

大村智さん、ノーベル賞以外のところでも話題が尽きないようですね。大変な愛妻家というのも微笑ましいです。

10月5日(月)のつぶやき

2015-10-06 05:57:22 | ゴルフ

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