原題 Gone Girl
一言で言えば、ダメダメ夫とジコチュー女のダマし合い、という映画ですが、それが極上のサスペンスに仕上がっていると思います。
原作もあるようですが、今回のこの映画、脚本はこの原作者の女性が行っているとか。
誘拐された、或は殺されているかも、と思わせる妻の突然の失踪。実はこれはすべて妻自信がが仕組んだ事だった。。。というお話。最初はサスペンス的でどういう展開になって行くのかと思わせる内容でしたが、妻をかくまった昔の恋人？を妻自身が殺してしまうあたりは若干普通のお話風になってしまったかな、と思いました。
でも、この映画を見ていて、「こういう女ってよくいる」と思ってしまったのは私だけでしょうか？？
一見美人で従順で誰にも人当たりがいいんだけど、実際は何考えているんだか良くわからない女。
本当は、この映画の主人公のように、とんでもない事を考えている事もあるんですね。実に女は恐ろしい、という事を示しているような映画です。
この妻の変貌ぶりも面白い。最初はできた奥さんふうで、ファッションもびしっとしていましたが、逃亡中はどこのおばさん？？という風体。外見はその人物を現すという事を、この風体からも言いたかったのでは？と思います。
私ふうに考えると、こんなしち面倒くさい事をネチネチ考えているんだったら、自分自身で新たな人生を切り開けよ！と言いたいんですが、相当夫の事を恨んでいたんでしょうか？？
ロザムンド・パイク、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされていますが、この妻の持つ二面性を良く現していると思います。
賞、とれるかしら？？
エンディング、今度は夫が妻に従わなければならない状況になってしまいましたが、この映画、続編可能ではないのか、と映画を見ながら思ってしまったのですが、そうしたら、やっぱり、原作者自身も続編を考えているとか。
次回は、このいやな女をぎゃふんと言わせるような壮快な内容にしてください。
といっても、このダメダメ夫じゃ、無理かな？
という事で評価は
🍎🍎🍎
となりました。
映画『ゴーン・ガール』予告編
WhistlerMTFX @WhistlerMTFX