米国ホスピスのすべて―訪問ケアの新しいアプローチ (シリーズ・生と死を考える (7)) | |
服部 洋一 | |
ミネルヴァ書房 |
初版 2003/3/30
かなり前に発刊された本ですが、未だに読み継がれているようです。
ホスピスに関して、アメリカと日本の違いを書いている本。
この本が発刊された2003年に比べ、日本のホスピス取り巻く事情もかなり変わってきていると思います。介護保険も導入されました。
でもまだまだホスピスの認知度は低いですね。
山崎章郎先生の本が話題になっていた頃にはホスピスもかなり注目を浴びていましたが、最近はそれほど世間の話題にはなっていません。
アメリカでもホスピスに対する医療者の考え方もまだまだ低いようですが、ホスピスを取り巻く環境は劇的に変化してきているという事です。
アメリカではチーム医療を行っているという事は良く知っていましたが、ホスピスを運営するにあたってボランティアの力が欠かせないという事には大変驚きました。
ある程度ボランティアの人数がいないと、金銭的な補助が得られないんだそうです。
日本では考えられない話です。またうらやましい環境と思いました。
ボランティアというものが根付いているアメリカならではの話です。
本の発刊から既に10年以上が経っていますが、現在のアメリカの事情はどうなんでしょうか。