かえで君と私

私、夫ネイサン、長男カエデ、次男アボ(全て仮名)4人家族の生活@ホワイトロック、カナダ。

キャンプの感想とストーブの報告

2009-08-27 13:17:06 | ハイキング アウトドア
先週末はMaple RidgeにあるGolden Ears Provincial Parkへキャンプへ行ってきました。キャンプは初心者なのでこちらのBC州運営のキャンプ場のウェブページで事前に予約していくのですが、どうも予約で行くよりも当日朝早く並んで登録する方がスペースが広くてよさそうなキャンプサイトばかり。これはどういったシステムなんでしょう?謎です。

Golden Earsは我が家から1時間ほどで着いてしまうお手軽キャンプ場なのであまり期待していなかったのですがなかなか素敵な公園でした。公園内には子供づれでも大丈夫な緩やかなコースから万年雪の見られる本格コースまでの様々なハイキングトレイル、泳ぐのはもちろんボートや貸しカヤックもある綺麗な湖、乗馬コース(ただし馬は持参の事!)、サイクリングに最適な長い道路など多彩にスポーツが楽しめます。我が家は土曜日は湖で泳ぎ、日曜日にハイキングに行ってきました。


ハイキングしているネイサン


 
デート中のナメクジ


さて、まずは前述のコールマンストーブ 3バーナーの使用感想

今回のキャンプは土曜日出発の1泊だけで、作った物は以下の通り

夜:カレー、ご飯 
朝:ベーコン、卵、トースト、焼きトマト、コーヒー
昼:ホットドック(ソーセージをゆでる)


朝ごはん


夜のカレーは前日に自宅で作った物を温め、ご飯をバターライスにして炒めただけなので火力を試すのに最適なメニューではないのですが、それにしてもこのストーブ、使いやすーい!!!ポンピングしなくていい=こまめに火力をチェックする必要なし、マッチなしの簡単点火、広い調理面、掃除のしやすさもとっても気に入りました。調べたところ、ホワイトガソリンとは違い気温が低いと使えないそうですが今のところ冬キャンプの予定はないのでこのプロパンでよさそう。これは取り替えてよかった!!


さて、今年のバンクーバーの夏は平年より降水量が少なく、山火事が頻繁に起こっている為ほとんどのキャンプ場はキャンプファイヤー禁止令が出ています。Golden Earsも先々週に行ったCultus Lakeもキャンプファイアー禁止。キャンプファイアーはキャンプの楽しさの半分は占める、と思われる一大イベントなのにとっても残念。かえでも焼きマシュマロを楽しみにしていたのに。そして、キャンプファイアーなしのキャンプは楽しさ半減なだけではなく、夜が寒い!

7月は30度を超えるバンクーバーとは思えない暑さが続いていたのに、8月になると日没後の気温の下がり方がすっかり秋の風情。気がつくと日没時間も早く、ナナカマドの朱色が目に付く今日この頃、焚き火がないと寒がりの私にはちょっときつくなってきました。この日の私の服装は、Tシャツ、フリース、ジャケット、夜はポンチョという真冬並の格好でした。就寝時にはネイサンパパに借りた厚手のコールマンの上等寝袋をエアーマットレスと一緒に使用したのですがそれでも夜中に寒くて寝られずじまい。このあと9月の連休もキャンプする予定ですが、このまま焚き火禁止と低温が続いたら苦行になりそうな予感です。



キャンプ入門編 ストーブとランタン2種を買う

2009-08-21 11:49:47 | ハイキング アウトドア
テントと一緒に購入したのが、料理用のストーブ。以前キャンプの時にバーベキュー用のコンロをひとつ持っていったのですが、直火で焼くBBQならまだしも、お湯を沸かしたり、煮込んだりするのはとても火力が足りなかったので今回はキャンプ用のを購入しました。

いろいろあるバーナーの中で99ドルと、他のタイプと比べると安かったコールマンのツーバーナー。これはタンクにホワイトガソリンを入れるタイプです。コールマンというのは、キャンプする人なら誰でも知っている!というような有名メーカーのようです。(私は聞いたの初めてなのですが。)

このタイプは燃料が安い、火力が強い、低温でもOKとあって、キャンプの強い見方になるはず。デザインも昔懐かしいアメリカンなデザインで素敵。タンクが赤いのがかわいい!



購入後調べてみると、ガソリンを入れた後きちんとジェネレーターに燃料が行くように、タンクについているポンプを使って圧をかける必要ありとのこと。マニュアルには30回根元までポンピングすること、とあります。さらにいろいろネットで調べてみると(コールマン、ツーバーナー、使い方、でGoogle検索)60回、いや100回はポンピングしよう、などと書いてあります。ちょっと面倒くさそうな予感。さらに燃料を入れるための漏斗や、ポンプ用のマシンオイルなども必要だったようで、後日買い足しました。ちなみにコールマン製品のアクセサリーはArmy & Navyに沢山置いてあります。

さて、本番で使用した結果

朝食:ポンピングをしっかりしたおかげで青い炎が安定して出ています。コーヒー用の薬缶もあっという間に沸騰。自宅の台所より火力がありそう。目玉焼きとソーセージ、トーストも大変美味しくできました。

昼食:気のせいか、炎がオレンジ色に。追加のポンピングをしますがあまり変わらず。再度タンクをはずしてポンピングして見ます。朝以上にしっかりポンピングしたのですが炎は不完全燃焼のオレンジ色。ゆでとうきびと、カップラーメン用のお湯は沸かせたので良しとします。不完全燃焼だったので鍋底と薬缶の底が煤で汚れました。

夕食:全く点火せず。何度ポンピングしてもタンクに圧がかかっていない模様。ひょっとして、ポンピングしすぎで壊したのでしょうか?念のため、同じパーツのランタン用のポンプと交換してみても駄目、完全にお手上げです。仕方なくキャンプ場の近くのお店でプロパンガスのシングルバーナーを購入し夕食の準備。

という、とっても残念な結果になってしまいました。何がいけなかったのか、まったくわかりません。トラブルシューティングにもあったのでポンプにオイルを入れてみたりしたのですがぜーんぜん火がつかない!!

やっぱり初心者には手におえないストーブだったのでしょうか?それとも不良品?これもテントと同じく返品です。もう一度同じストーブに挑戦したいような気もするのですが、ホワイトガソリンはもうこりごり、というネイサンの意見を取り入れ、プロパンタイプのものと交換してもらいました。
テントと違い、一度使用したものを簡単に交換してくれるかどうか心配でしたが、理由を説明してOKしてくれました。



こちらは今週末のキャンプでデビューの予定です。こちらは着火もマッチ要らずの電動式で、初心者の私たちにはぴったりのはず。別売りの専用鉄板を購入すると朝にパンケーキも食べられる!今から期待大です。


もうひとつキャンプで欠かせないアイテム、ランタン。以前のキャンプでは懐中電灯とろうそくで乗り切ったのですが、あまりに暗すぎて日没後の行動が限られてしまうのと懐中電灯は自立しないのでテントの中でも不便だったし今回購入に踏み切ることに。

最初はまったく何も調べず乾電池を入れるLEDタイプを購入。メインの電球が2つと、オレンジの赤ちゃん電球が一つ。



これで十分、と思っていたのですが、Colemanのストーブの使い方を調べているうちにランタンのページもチェックしてみると、なんと乾電池式だけだと暗すぎて全然駄目!と皆さん書いている!そして、キャンプに持っていく燃料はなるべく1種類にした方がいいと。このとき、コールマンツーバーナーを使用する予定だったのでメインのランタンも必然的にホワイトガソリンタイプに。これもバーナー同様、ガソリンを入れシュコシュコポンピングしますがバーナーよりタンクが小さい為ポンピングは疲れるほどする必要はありません。



そして、考えてみると当たり前なのですがガソリンのランタンじゃ電球はついてません。電球の代わりに「マントル」というのを取り付けなくてはいけない。マントルとは、ネットでできていて怪我したときに指にはめたくなるような形状をした布製のブツ。これをジェネレーターに結びつけ、下からチャッカマンで焼付け灰状にします。そしてなぜかガスをひねり点火すると灰状になったネットが電球の様に光る!どういう仕組みでこうなっているのかさっぱりわかりません。そして高温なのにマントルが焼け落ちないのもとっても不思議。ランタンにはマントルは1個しか付いていないので後日マントルを予備の為に購入。

使用後の感想:LEDライトが思ったより明るくて使いやすい。色が青白くてムードがないのが残念ですが、テント内はもとより、外のサブライトとしても使えます。

ホワイトガソリンのランタン:じっと見つめていられないほど明るく、とても良いです。これだけでかなり広範囲が明るくなります。ホヤがガラスなので専用のケースがあった方が安心かも。火をつけるときが怖いのが難点。一度、ポンピングしすぎたせいか、上からも炎が出てきてあわてて火を弱くしました。うまく点火すると、うわ~っとマントルが明るくなるのがうれしい。

ホワイトガソリンのランタンをキープするので予想外ですが、プロパンガスとホワイトガソリン、2種類の燃料が必要になってきました。2泊のキャンプだとランタンに一杯燃料を入れておけば間に合うかな?

そのほか細かい物を購入しましたが、ドラマ性がないので省略です。今回の件で学んだこと。
1)リサーチは買い物前に。
2)レシートは失くさぬ様。
3)安物買いの銭失い。いいもの、便利なものはそれなりに高いらしい。年に数回しか使わない=長期にわたって使用するものだし、キャンプで不快な目にあうとトラウマになってその後ずっとキャンプに行きたくなくなるものなので、どうせなら快適に。


キャンプ入門編 テントを買う

2009-08-20 10:30:55 | ハイキング アウトドア
お久しぶりです。

最近のはまり物はキャンプ。カナダに来る前から楽しみにしていたのですが道具を揃えるのが面倒&高いのでなんとなく躊躇して3年が経過。今年は暑い日が多く雨も少ない絶好のキャンプ日和が続きました。そこで一念発起して、キャンプ用品をそろえる事になりました。

始めてわかった事はアウトドア、キャンプ用品ってオタク心に火をつける要素が満載。これが悪化すると、冬キャンプ、釣り、スキー、ハイキングキャンプ(車なしの)、キャンプトレーラーやトラックの購入、などなどに手をつけることになるのですね。カナダにはキャンプ命!の人達がそれはそれは沢山います。

今回は初心者なので必要最低限の物だけ購入。最初に購入したのは、何はなくともテント。

テントは安い!と勧められたCanadian Tireにて。

Canadian Tireのホームページでは、購入者の感想を読めるのですが、それを知らずに安いから、と50ドル程のテントを購入。あとで感想を読んでみると買ったテントは5つ星中なんと2つ星の低得点!そのほか調べてみるとやっぱりテントだけはいいものを、と書いている方が多いので、最初のテントは返品してもうちょっと得点も値段も高かったWoodsの5人用ドームテントを購入しました。たしか150ドルほどでした。

以前義妹のテントを借りたときにも思ったのですが、今のテントって薄い!三角の重い黄色い、時々かびてるテントしか知らなかった私にはびっくりです。ウインドブレーカーみたいなシャワシャワした生地でできていて、ポールもやわらかい傘の柄みたいな物でできています。軽いのでバッグに入れた後は女性でも簡単に片手で運べる重さです。子供の頃と比べ大変進化している!!それにしても、昔のテントは、テントだ~!!!という匂いがしたのが少し懐かしい。

感想を読んでみると概ね、組み立てがややこしいが良いテント、との事。ただし一人は中央部分に水が溜まって大変だった、とありちょっと不安に。


実際に組み立ててみると、マニュアルを読み込んでから組み立てたので問題なし。ややこしいということはありませんでした。ただし一人が持ち上げた隙にもう一人がポールを差し込む、という作業があるので一人で組み立てはできないでしょう。本体の上に雨よけをぴっちり貼るので感想にあったような、上の部分に水が溜まるような事はなかったです。念の為、防水スプレーをたっぷりかけておきます。

これは便利だな!と思った点は入り口部分が突き出していて玄関の様になっているところ。ここに靴や荷物を置けるので露にぬれる心配がありません。

感想を書いた全員がコメントしていましたが、ドームの高さがあるので大人でも立って歩けるのはいいです。

このテント、雨よけをとったら上はすっかすかのメッシュになっているので暑い日のキャンプにはスクリーンテントの様に使えそう。感想でも、星を見ながら寝られて最高だった、と書いていた人がいました。うらやましい。BCで上を全開にできるほど暑い日は一年に数える程度しかないでしょう。私たちがキャンプした日も夜冷え込んだので雨よけをつけても寒かった!予備の毛布を持っていったので助かりましたが、今度行くときはこの雨よけの上にさらにブルーシートをかける代々木公園スタイルにした方が良さそう。ブルーシートは安いし便利だし、2,3枚あってもいいかも。これは下に引くマット、タープ、雨よけ、いろいろ使えます。

テント内用にはエアーマットレスが二つ(私とネイサン用)、自力で膨らむ(Self-inflating)マット(かえで用)、寝袋と毛布を沢山といつもの枕を持っていきました。自力で膨らむマットは準備時間0なのでとても便利です。バルブを開けておけば勝手にパンパンになってくれるし寝心地も悪くありません。

寝袋は素材の肌触りがツルツルしていていまいちなのと、寒がりなので0℃までOKのものでは寒すぎました。もう少し暖かいのを買えば良かった。

まだまだキャンプ道具ネタは続きます。