以前から行ってみたかったシークレットガーデンというティーサロンでアフタヌーンティーをしてきました。(この日も男子はお留守番)。
シークレットガーデンは高級住宅街でちょっとセレブな地区と言われているケリズデールにあります。一緒に行ったのはハイキング仲間のニッキー。
アフタヌーンティーはハイティーと呼ばれる事が多いのですが、このティーサロンでは午後に3回、予約でハイティーが楽しめます。まず入店した印象。ううーーーん、椅子が安そう。アンティークの家具も手入れが悪くてなんだか小汚い感じ。そして飾ってある絵や、テーブルにのせてある陶器、クッションも、テーブルクロスの布も上質とは言えない感じ。どちらかといえば高校生向けにファンシーにした感じの店内で、高級感はない!私たちのテーブルの上にあったカップは、私が1脚9ドルで買ったノリタケのカップに似たデザインの、でもボーンチャイナじゃないオオクラのでした。うーむ、と思いながらもニッキーを待っている間にお茶のサンプルが配られて、サービスは悪くない様子。窓際の席を希望したのですが、予約をした順に窓際を埋めて行くので、最後に予約した私たちの席は壁の横でした。
しばらくしてニッキー登場。ニッキーは英国人なのでアフタヌーンティーの善し悪しもよくわかっているはず?と思いきや、もはや本家英国でも伝統的な3段皿のアフタヌーンティーは観光地で観光客だけが楽しむような物で、普通は焼き菓子1、2種類に紅茶を飲むだけなのだそう。アフタヌーンティーのメニューはもうすでに決まっているので、まずお茶を選択。私はフレーバーティーは嫌い、ミルクティーが好きなので、ミルクティーに最適と書かれたクイーンヘレンを選択。ニッキーはアッサムティー。ここでまたちょっと ? な事。以前、ビクトリアのエンプレスでお茶した時もそうだったですが、こちらで紅茶を頼むとルースティーをわざわざバッグに入れてポットに入れるのです。きっと後の食器洗いが楽だからだと思うのですが、お茶ってポットや急須の中で茶葉がグルグルまわらないと美味しくない!これがかなりのがっかりポイント。エンプレスは大手だったので仕方がないのかもしれないけれど、紅茶会社をうたっているシークレットガーデンに期待していたのですが、やっぱりバッグに入っていました。そしてお茶を入れるポットもなんか安そうなポット。ティーコージーがかぶっているからあまり見えないけど、せっかくお茶するのなら、良い食器でいい気分で飲みたいの!!!
お茶と同時に到着した3段皿のお菓子達。
伝統的に一番下が塩味のサンドイッチ類、真ん中がスコーンで上がタルトなどのケーキ類という分類になっています。
こちらもこの形式に則り、
一番下=ミニクロワッサンの蟹サラダサンド、キャラメライズドオニオンとローストビーフサンド、スモークサーモンのロールサンド
真ん中=ジンジャーケイク スコーン ルバーブと木いちごのジャム クロッテッドクリーム
上= レモンタルト チョコレートケーキ ココナツケーキ
となっていました。
サイズはどれもかわいい一口サイズ。こういろいろ載っていると、うわ~!とテンションが上がります。飲茶でつぎつぎ蒸篭が開けられる時も同じ感じ。飲茶も考えてみればお茶のおやつ的な物だから似ているのかも。
で、肝心のお味。サンドイッチ類、中身はおいしかったのですが、パン類が今ひとつ。クロワッサンはもっとはらりとうす~いぱりっぱりの皮で、噛み締めるとバターの香りの広がる本当のクロワッサンだったら。。。。サンドイッチのパンもちゃんとハリのある山高のイギリスパンで作っていてほしい。
上のケーキ類は普通。というか食べてから3週間経った今、味が全然思い出せないので可もなく不可もなく、といったところだったと思います。
最大の問題点、それはアフタヌーンティーの命ともいえる(と私が勝手に思っている)スコーンがマズかった事!!!このスコーン、スコーンなのに上にザラメ糖がのっているし焼き色が全然ついていません。スコーンって、ちょっとまだ暖かくて、林望先生の言うところの「オオカミの口が開いた様に」横から見ると膨らんで立ち上がった跡がついていて、かほっと開くと中にざくざく膨らんだ後があって、ちょっと蒸されたような空間の所にクリームとジャムを載っけて、余熱でクリームがだれそうになる一歩手前でかぶりつく!そしてさっくりバターの香りと小麦粉の香ばしさが広がり、イチゴジャムの酸味をクリームがやわらげ、噛み締めるとフカっとして、ちょっと喉を通る時にごそっとして、そこをミルクティーで流し込んで解消!というのが私の中の理想。だのに。このスコーンは全然膨らんでいないし、冷めきっているし、中がもちゃ、ねちゃっとしているし、形状がスコーンじゃなかったら、そしてスコーンと教えてくれなかったならば何なのかよくわからないくらいスコーンから遠ざかっていた食べ物でした。ちなみに付属のジャムがイチゴジャムじゃなかった事も不満です。
唯一の救いはニッキーとのおしゃべりが楽しすぎて、アフタヌーンティーの味はどうでも良かった事。この後、UBCのキャンパスにある遊歩道へ2時間のお散歩へ行ってさらにしゃべり通して帰路につきました。
結論
シークレットガーデンのアフタヌーンティーは値段(一人27ドル)には匹敵しない。
しかし、自分の思い描くアフタヌーンティーがここまでしっかりしているのなら、自分で作るしか満足する方法はないだろう。(3段皿の購入真面目に検討中)
でも、同伴者によってはどんな所に行っても結局楽しい。
シークレットガーデンは高級住宅街でちょっとセレブな地区と言われているケリズデールにあります。一緒に行ったのはハイキング仲間のニッキー。
アフタヌーンティーはハイティーと呼ばれる事が多いのですが、このティーサロンでは午後に3回、予約でハイティーが楽しめます。まず入店した印象。ううーーーん、椅子が安そう。アンティークの家具も手入れが悪くてなんだか小汚い感じ。そして飾ってある絵や、テーブルにのせてある陶器、クッションも、テーブルクロスの布も上質とは言えない感じ。どちらかといえば高校生向けにファンシーにした感じの店内で、高級感はない!私たちのテーブルの上にあったカップは、私が1脚9ドルで買ったノリタケのカップに似たデザインの、でもボーンチャイナじゃないオオクラのでした。うーむ、と思いながらもニッキーを待っている間にお茶のサンプルが配られて、サービスは悪くない様子。窓際の席を希望したのですが、予約をした順に窓際を埋めて行くので、最後に予約した私たちの席は壁の横でした。
しばらくしてニッキー登場。ニッキーは英国人なのでアフタヌーンティーの善し悪しもよくわかっているはず?と思いきや、もはや本家英国でも伝統的な3段皿のアフタヌーンティーは観光地で観光客だけが楽しむような物で、普通は焼き菓子1、2種類に紅茶を飲むだけなのだそう。アフタヌーンティーのメニューはもうすでに決まっているので、まずお茶を選択。私はフレーバーティーは嫌い、ミルクティーが好きなので、ミルクティーに最適と書かれたクイーンヘレンを選択。ニッキーはアッサムティー。ここでまたちょっと ? な事。以前、ビクトリアのエンプレスでお茶した時もそうだったですが、こちらで紅茶を頼むとルースティーをわざわざバッグに入れてポットに入れるのです。きっと後の食器洗いが楽だからだと思うのですが、お茶ってポットや急須の中で茶葉がグルグルまわらないと美味しくない!これがかなりのがっかりポイント。エンプレスは大手だったので仕方がないのかもしれないけれど、紅茶会社をうたっているシークレットガーデンに期待していたのですが、やっぱりバッグに入っていました。そしてお茶を入れるポットもなんか安そうなポット。ティーコージーがかぶっているからあまり見えないけど、せっかくお茶するのなら、良い食器でいい気分で飲みたいの!!!
お茶と同時に到着した3段皿のお菓子達。
伝統的に一番下が塩味のサンドイッチ類、真ん中がスコーンで上がタルトなどのケーキ類という分類になっています。
こちらもこの形式に則り、
一番下=ミニクロワッサンの蟹サラダサンド、キャラメライズドオニオンとローストビーフサンド、スモークサーモンのロールサンド
真ん中=ジンジャーケイク スコーン ルバーブと木いちごのジャム クロッテッドクリーム
上= レモンタルト チョコレートケーキ ココナツケーキ
となっていました。
サイズはどれもかわいい一口サイズ。こういろいろ載っていると、うわ~!とテンションが上がります。飲茶でつぎつぎ蒸篭が開けられる時も同じ感じ。飲茶も考えてみればお茶のおやつ的な物だから似ているのかも。
で、肝心のお味。サンドイッチ類、中身はおいしかったのですが、パン類が今ひとつ。クロワッサンはもっとはらりとうす~いぱりっぱりの皮で、噛み締めるとバターの香りの広がる本当のクロワッサンだったら。。。。サンドイッチのパンもちゃんとハリのある山高のイギリスパンで作っていてほしい。
上のケーキ類は普通。というか食べてから3週間経った今、味が全然思い出せないので可もなく不可もなく、といったところだったと思います。
最大の問題点、それはアフタヌーンティーの命ともいえる(と私が勝手に思っている)スコーンがマズかった事!!!このスコーン、スコーンなのに上にザラメ糖がのっているし焼き色が全然ついていません。スコーンって、ちょっとまだ暖かくて、林望先生の言うところの「オオカミの口が開いた様に」横から見ると膨らんで立ち上がった跡がついていて、かほっと開くと中にざくざく膨らんだ後があって、ちょっと蒸されたような空間の所にクリームとジャムを載っけて、余熱でクリームがだれそうになる一歩手前でかぶりつく!そしてさっくりバターの香りと小麦粉の香ばしさが広がり、イチゴジャムの酸味をクリームがやわらげ、噛み締めるとフカっとして、ちょっと喉を通る時にごそっとして、そこをミルクティーで流し込んで解消!というのが私の中の理想。だのに。このスコーンは全然膨らんでいないし、冷めきっているし、中がもちゃ、ねちゃっとしているし、形状がスコーンじゃなかったら、そしてスコーンと教えてくれなかったならば何なのかよくわからないくらいスコーンから遠ざかっていた食べ物でした。ちなみに付属のジャムがイチゴジャムじゃなかった事も不満です。
唯一の救いはニッキーとのおしゃべりが楽しすぎて、アフタヌーンティーの味はどうでも良かった事。この後、UBCのキャンパスにある遊歩道へ2時間のお散歩へ行ってさらにしゃべり通して帰路につきました。
結論
シークレットガーデンのアフタヌーンティーは値段(一人27ドル)には匹敵しない。
しかし、自分の思い描くアフタヌーンティーがここまでしっかりしているのなら、自分で作るしか満足する方法はないだろう。(3段皿の購入真面目に検討中)
でも、同伴者によってはどんな所に行っても結局楽しい。