きちこさんがいなくなった
父も母もばあちゃんも
文左衛門もゆきもおぶんもえもも
みんなみんな
私から去っていった
畑にいても
以前は誰かしら作業をしていて
何かしら話をしていたけれど
今じゃたまに隣の畑の
ばあちゃんに会うくらいだ
みんな亡くなったか
施設に入ったからしい
みんないなくなる
みんないなくなる
ひとりぼっち
そんなことを思ったら
思考が停止した
何気なく開いた自分のブログの
ひなっぴの頃のきちこさんに
ほっこりした
精神的に落ち込んで
日々の生活がやっとで
ブログを書く気持ちになれず
記事のない期間が所々にある
昨日文鳥たちの記事を読み返して
ちゃんと記録しておけば良かったと
思った
その日その時
何を思い
何を感じたか
公開はしているが
誰かに向けているわけではない
とはいえ
公開を意識すると
汚い言葉は使わないように
ピンポイントの批判は
しないように気をつける
言葉の使い方で自分が何を
思っていたかは分かるが
自分の汚い部分を直視しなくて済む
そして
書くことで自分の気持ちが見えてくる
書くことで気持ちの整理ができてくる
書くことで
自分を救っていたんだなぁ
きちこさんが
私の手のひらベッドに
ぴったりフィットに
硬直していて
なんか
笑っちゃった
