「政治を国民の手に」国民会議

政治を国民の手に取り戻すために、腐りきった菅政権や検察、裁判所などの実態、権力と癒着したマスコミの横暴を暴きます。

本質を突く小沢の政権戦略

2007年02月20日 | Weblog
民主党の小沢代表は2月6日、日本記者クラブで記者会見し、参議院選挙や政権交代に向けて「自民党は市場原理万能、自由放任主義、民主党は大多数の国民が安定した暮らしのできる仕組みを作る」と両党の対立軸を明示するとともに、年金・医療、雇用、食料などで「日本型セーフティーネット」の確立を最重要課題にすることを明らかにした。

さらに小沢代表は参議院選挙の争点について「安倍首相の掲げる憲法改正は争点にならないと思う。国民はより身近な問題の解決を求めている」と述べ、格差是正などによる「生活維新」こそが争点であると強調した。これについては自民党の参議院からも「生活に直結するテーマ」を争点にべきという意見も強いようだ。

また国民投票法案の取り扱いについて①大変化の時代には国政の最重要課題について国民の意見を直接聞く仕組みが必要②与党案のように憲法改正のためだけだと改憲か護憲かという狭い議論になる、として「民主党案のように一般法として作った方がいい」と民主党案を貫く姿勢を鮮明にした。

小沢代表の考え方は「米国流の市場主義、自由主義のやり方と日本的な平等、安定を重んじるシステムを調和」させた新しい近代国家モデルについての提案であり、日本が世界に発信できる誇るべき政策のように見える。民主党が小沢戦略の実現を目指して一致団結さえすれば、政権交代で日本の明日も明るいものとなるのだろう。