「政治を国民の手に」国民会議

政治を国民の手に取り戻すために、腐りきった菅政権や検察、裁判所などの実態、権力と癒着したマスコミの横暴を暴きます。

景気と太陽活動

2007年02月09日 | Weblog
太陽の黒点活動が経済に重大な影響を及ぼしているという指摘は古くから伝えられている。19世紀末、近代経済学の始祖の1人であるイギリスの経済学者ウイリアムジェボンズ博士は太陽の黒点活動と景気循環の連動を指摘している。彼の30年以上かけた研究成果は1876年科学誌ネイチャーに「商業恐慌と太陽黒点」という題で発表されている。

しかし科学的に立証することが難しく経済学者の多くは単なる偶然と片付けてしまった。ところで景気循環論で有名なものとして11年周期の「ジュグラーサイクル」55年周期の「コンドラチェフサイクル」というものがある。「ジュグラーサイクル」と黒点活動を比較すると黒点活動のピーク後1~2年ほどずれて景気のピークを迎えている。

また東京大学の吉村宏和教授が発見した太陽黒点活動の55年周期(吉村サイクル)はコンドラチェフサイクルとぴったり一致している。さらに古木などに含まれる放射性同位元素C14によって過去の太陽活動の状況を測定すると太陽黒点活動は55年周期の45倍にあたる2500年の大周期で変動している。

このような太陽黒点の周期的活動は経済だけではなく文明の興隆や社会的変動にも大きな影響を与えている。たとえば太陽黒点活動が活発になると戦争や革命がおきやすく、活動が谷の時期は文明の成熟期になるようだ。最近では2001年から2002年に太陽黒点が活発な時期を迎えており、その時期にアメリカで同時多発テロが勃発している。