気ままに 黒松内

地域の十人十色の魅力に出会う農村の暮らし訪問ブログ

黒松内町最古のお寺 観音寺

2007年06月22日 | 歴史・文化
黒松内ぶなの森自然学校で5月27日~28日に
「地域のフィールドワーク」をテーマにしたセミナーを開催しました。
自然学校がある作開地域のたくさんの方にお話を伺うことができました。
フィールドワークで取材したことを参加者の伊藤栄味子さんに
レポートしていただきました!

   

多分、本州出身の私はお寺だと気づかず、
うっかり通りすぎてしまいそうな黒松内町内最古のお寺「観音寺」。
安政6年(1859年)に建立されました。



地元の方に昭和20~30年代のお話をお伺いしたとき、
「観音寺のお祭りは、あちこちから人が来て、
寿都鉄道は臨時停車して、寺の向いの川に橋をかけたんだ」
「屋台は・・・おやき、水あめ屋、おもちゃ屋、それに子供相撲もやったんだ。」
と、それはそれは楽しそうにお話されました。

それは、見に行かなければ!とさっそく行ってきました。

お寺の中には、釈迦牟尼仏像、観音菩薩像、弘法大師像、びんずるさん、
それに涅槃画まで。

 

お寺の裏の山には、33体の観音さまが広大な畑をバックに
お墓をやさしく見守ってます。
持物やポーズは様々。でも、みなさん味わい深~い表情されてます。

 

お祭りが盛んな頃、本堂で、女性中心の観音講という「集い」が開催されたそうです。

今、世代の違う近所の方と集まって、話すことがないので、
当時、どんな話題で盛り上がったのかなぁと、ものすごく気になります。
どの辺りに屋台が並んでいたのかな、橋はどの辺りかけたのかな、
いつごろかお祭りがはじまったのかな・・・
疑問はむくむく湧いてきます。
いつかチャンスがあれば地元の方に、じっくりお話をお伺いしたいものです。

〈文:伊藤 栄味子〉

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