気ままに 黒松内

地域の十人十色の魅力に出会う農村の暮らし訪問ブログ

とっても面白い寿都の資源 海と磯!

2007年07月05日 | 自然
黒松内ぶなの森自然学校で7月1日-2日に
「海と磯」をテーマとした自然体験活動の展開方法についての
セミナーを行いました。

本当に海は大きく、懐が深い、そして面白い!を実感したので
それをお伝えします。



講師にお迎えした「ほっかいどう海の学校」事務局長大塚英治氏
写真はおもしろい動きをするプランクトン「ワレカラ」を観察しています。
※ほっかいどう海の学校は海の体験活動や普及活動、
環境貢献活動などを実施しています。


海といえば、、、
子どもは海水浴、大人は焼肉にビール!  でしょうか?

海には豊かな遊びの空間が広がっています。
砂浜や磯、川が流れ込み、波もあります。
釣りや磯遊び、ダイビング、シーカヤック・・・
漁船や漁港もあります。

だから、、、
おむすび持って海へでかけましょう!



寿都町樽岸の平磯に昼と夜の2回でかけました。
その日は大潮の日。
昼に行った時は満潮
夜には煌々と輝く満月に引き潮。
宇宙の大きな力を感じながらの磯観察となりました。

磯あそびにオススメの道具は
「箱めがね」と「網」
磯の間の海藻を網でガシガシと揺らしてみると・・・
おもしろい!たくさんのプランクトンが入りました。
箱めがねで磯を覗いてみると・・・
カニやヤドカリがいます、います!

夜は「懐中電灯」を持っていくと
昼間には見えなかったものが見えてきます。
ウグイが眠たそうにしていました。

 

翌日は寿都漁港のセリの見学に行ってきました。
7:00からイカのセリ、8:30から他の魚介類のセリを行っていました。
たくさんの新鮮なイカ、キラキラとしたお腹のハマチ、アンコウ・・・

市場の外では、ホタテの水揚げや
ホタテやカキの稚貝の間引き作業が行われていました。
朝早くからご苦労様です!

漁港の周りには見慣れない面白いものがたくさんあります。
漁港に停泊している漁船を眺めたり、
漁船の修理場で舟を底から見ることも出来ます。
なんと、舟の底の塗料は藻などが付きにくい特殊なものだそうです!





寿都町政泊漁港では、
プランクトンネットという、
その名の通りプランクトンを採るネットを使って
プランクトンを採取、観察しました。

プランクトンネットを海の中に入れると、
みんなでよいしょよいしょと引っ張ります。

ネットの先端に付いたボトル状の部分にプランクトンが集まります。
それをペットボトルに移し変えてみてみると、、、
プランクトンがいました!

それを持ち帰り顕微鏡をのぞくと
見たことのない世界が広がっていました。

私は小さな小さな生物をプランクトンと言うのだと勘違いしていましたが、
小さいものに限らず、浮遊している生物をプランクトンと言うそうです。
しかし、この時に見ることができたプランクトンは
本当に小さかった!




他に室内で海や海の生物に親しむゲームをしました。
「お魚を作ろう!」というゲームでは
磯に適応した生物というお題のもと奇想天外な魚が生まれました。
こんな魚に出会ってみたい!
でも海は本当に広いし、実在しているかも!?

突然ですが、みなさん、水に関することわざをいくつ知っていますか?
結構あるようです。
河童の川流れ、水を得た魚、焼け石に水、、、、
身近なものからそうではないものまで様々に。

そこで、「水のことわざ」というゲームでは
各自水に関することわざの絵を描いて
相手にあててもらおう!と
輪になってみんなで「なんだ?これ!・・・あっっ!焼け石に水だ!」
といった調子で盛り上がりました。



セミナーの最後には「海の危険」について話し合いました。
海はすごく多様で面白いものがたくさんあるとわかりましたが、
それと同じだけ危険もあるのです。

潮の流れや天候をよく見て
テトラポットの上で遊ぶなどの危険な場所は避けて
遊ぶ場所が豊かにある海へおにぎりもってでかけましょう!

〈文:間村奈未子〉







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