大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

満喫!冬のぶな森生活 5日目

2017-01-11 23:22:31 | 2016冬のキャンプ

早くも5日目の朝がやってきました。

いつも7時からの朝仕事を少し遅らせ、7時20分から開始と昨晩アナウンスしていました。

が、寒さと暗さで中々布団から出られず…時間ギリギリの集合でした。

 

しかし、外の冷気に触れれば一気に目もさめる!

今日も動物たちのお世話と、除雪をがんばってくれました。

 

*

今日1日のテーマは”やりたいことをやる日”ということで、前日までに子どもたちから出た意見や要望を元にプログラムを組んでいます。

 

第1段は、意外にも今日までやらなかった「雪合戦」!!

フィールドは、雪のシーズンになってから殆ど足を踏み入れていない学校の裏庭に決定。

踏み入れてない場所は歩きにくいですが、やはりまっさらな雪はテンション上がります。

2チームに分かれて雪合戦開始!

ぶな森ルールは相手チームのぬいぐるみをタッチしたらポイント獲得、途中で相手の雪玉に当たったら一旦自陣まで戻らなくてはいけません。

攻めに守りに、雪上を走り回って白熱の戦いでした。

 

ある程度雪合戦をしたら少々休憩。…のつもりが、どんどん次の遊びを生み出して初めています。

お散歩中のグラッチェも交じって遊んだり、屋根下に溜まった雪の山で射的(?)や、雪山に隠れての攻防も。

屋根下に関しては、遊びながら除雪されており大変ありがたいです。

 

私はというと雪山での攻防中、顔面に雪玉が直撃し…後ほど鏡を見たら氷の粒で少し切れていました…

雪玉は割と当たると痛いというのを実感。肌が直接出ている面には要注意ですね。

 

近くを流れる川まで探検に行ったところ、川が凍っていて、氷の上に立つことができました。

実際に川の氷上に立つのは初めてのようで、大発見!!!!と喜んでいました。

 

ホッとひといきお茶休憩の後はプログラム第2弾!

スタッフたつみ指導のアイスクリーム作り!

材料を入れたペットボトルと雪を袋に詰め、その袋でキャッチボール等をして振っていると固まってアイスになる…!という寸法です。

通常だと雪は―3度程度なので、しっかりと固まるように雪に”塩化ナトリウム”を混ぜます。

するとあら不思議、みるみるうちに―20度近くに下がりました!

凍傷になる温度なので素手で触ったら少々危ないです。

でも”塩化ナトリウム”はちょっとならなめても大丈夫だよ。と言ってもみんなビビった顔つき…

ペロッと一口なめてみると・・・・・・・・・・・塩じゃん。

と、してやられたーーーという顔をしてました。

 

袋にペットボトルと雪を詰め終わったら、後はひたすら振るべし!

ラグビーのように奪い合いをしたり、円になって名前を呼びながらキャッチボールしたりと、楽しめました。

しかし、体育館でのボール遊びとは違い、雪上での活動なので足場も悪く結構疲れる…

 

と思いきや、少し休憩するとまだまだ元気!

除雪してある道をアイスを持ちながらダッシュしてタイムを競うなどしていました。

そんなこんなしているうちにアイスもできただろうということで、一旦冷凍庫にしまっておきます。

昼食が楽しみです!

 

このあたりからちらほら雪も降ってきましたが、一旦火がついたらそんなのお構いなしに遊びます!

お昼までの間はお宅訪問の感謝状を書く予定でしたが、まだまだ遊び足りないようなので自由時間にすることに。

こんもり高くなっているところからソリで滑る。長くはないですが角度が急なので結構スリルあり楽しいです。

ソリを盾にしながら雪玉当てなども。

 

お昼の鐘がなり、楽しみにしていたお昼ご飯!

メニューは焼きうどん♪ 昨日の昼に引き続き、麺類は人気のようでモリモリ食が進みます。

食後のデザートには先ほど作ったアイス!あま~いミルク味とほろ苦ココア味が絶妙です。うまい。

 

午後一は午前中できなかった、お宅訪問先への感謝状をつくりました。

さすが高学年、感謝状作りまーすと言っただけで、グループで何をどのように書くか話し合っており感心しました。

折り紙や色ペンを使って賑やかに…印象に残ったことや楽しかったことを思い思いコメントに書き、手作りの暖かい感謝状が完成しました。

今日はこの一週間で最も寒く、窓ガラスには霜の結晶で綺麗な模様ができていました!

 

本日のプログラム第3弾は、いつもと違う場所で寝たい!ということで「ぶなハウスで寝よう!」

ぶなハウスは、自然学校の裏庭に建っている小屋で、電気はありますが水道ガストイレ等は一切なく、暖房は薪ストーブのみ。

夕食づくり~明日の朝までぶなハウスで過ごすために、快適に過ごせる工夫をします。

まずはみんなでぶなハウス内の下見をし、快適に過ごすためには何が必要かをチェック。

薪や水のペットボトル、雑巾などもあったら何かといいよね…などみんなで話し合い、用意する道具を決めます。

一通り案が出たら荷物を運びます。雪道を何度も往復するのは大変なので、大ゾリを持ってきて一気に運びます。こちらも子どもたちの案で出てきました。

 

6年生の子を中心に、荷物運び、ストーブをつけ、テキパキと動きます。

薪ストーブでは昨日午後の選択プログラム たき火チームが活躍。

ご飯を食べるために机を動かしたり、冷たい床には銀マットをひいたりと、みんなで話し合って工夫を凝らします。

 

ぶなハウスでの作業がひと段落したら、次は夕食づくりです。

一旦校舎に戻り、食材の準備をします。今日のメニューは中華丼!

実際に調理するのは、先ほど火をつけた薪ストーブの上。

火力もほどよく強くなっており、準備万端!

火が通る間に手遊びしたりも…

みんなの協力と、薪ストーブの火力も合わさりあっという間に完成!!

ごはんも上手に炊けました。

たき火で、自分たちで作ったごはんはやはり美味しい!

どんどんご飯が進みます!最後の晩餐も美味しい楽しいひとときでした。

 

片づけも分担して手際よく終わらせます。

この頃気温は-8℃…冷えた身体を温めに温泉へGO!

温かさが芯まで伝わって、気持ちよかった~

帰り道は薪ストーブの火がつきていないか心配していました。部屋が寒かったらやだなぁ…。

 

帰ってから一息ついてぶなハウスへ行くと、ウノを楽しむみんなの姿が。

部屋も暖かく、どうやら火も無事に残っていたようです。

 

最後の夜はみんなでお泊り&カードゲームで盛り上がりました!修学旅行のような気分です。

もう一戦したい…!といったところなのですが、そろそろ就寝時間。

寝袋を敷いて、おやすみなさい。最後の晩もぐっすり眠れますように。

 

1週間は短し長し。明日は荷物の片づけや掃除をしたら、いよいよ閉村式です。

今回のキャンプは少人数なだけあって、お互い仲良くなり、穏やかでアットホームな雰囲気でした。

何度もキャンプを終えて旅立つ子どもたちを見送っていますが、やはり別れは慣れずさみしいもの。

明日も最後の瞬間までみんなでたくさん笑ってすごしたいものです。

(くま)


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