大家族・長期村の日々奮闘記

満喫!冬のぶな森生活4日目

4日目の朝ゆっくり寝て疲れを取ろうという事で、普段の7時の朝仕事は自由参加に、全体の寝る時間をちょっとのばしました。

全員寝ていて、朝仕事はスタッフでやることになるかな?と思いましたが、動物のお世話などもお手伝いしてくれました。

皆さんのご協力、感謝です。

 

さて本日は一日選択プログラムの日でありますが、その前に、昨日行えなかったお宅訪問を行いました。

それぞれの方のお家での交流ですから、自然学校で行った交流会とは違う交流の形になるかと思います。

せっかくなので「好きな食べ物は?」などとではなく、「黒松内町作開地区、おじいちゃんおばあちゃんならではの質問などをしてね」と言って送り出しました。

 

帰ってからの共有の場で聞いた内容ですが、こちらのお宅では、戦時中のお話を聞いたようです。

みんなと同じような年の頃から工場へ働きに行ったり、畑や田んぼ、酪農を手がけてきた、という事でした。

変える前にはおばあちゃんの手芸のアクセサリーを頂いたりと、のんびり過ごしたようです。

  

 

もう一軒の方では、ご先祖様が地域に入植した話、四季の仕事など、かなりたくさん質問したようです。

一方でけん玉で遊んだり、コレクションの切手を見せていただいたりと、とこちらは結構アクティブだった模様。

お迎えのときの賑やかさから、楽しかった様子が伺えました。

    

 

 

さて、これから午前・午後・夜と選択プログラムが続いてきます。

午前の選択プログラムは「カモウォッチング」と「伐倒」の2つ。

 

カモウォッチング組は校長Jett高木のもと、双眼鏡と図鑑を片手に出発しました。

まずは自然学校にて双眼鏡の取扱を。学校内から室外の対象物をしっかり見られるか確認します。

練習の後は朱太川、寿都湾と回り、観察をしました。報告では様々なカモの他、オジロワシ、その他猛禽類なども見つけられたようで、興奮した様子で教えてくれました。

天気の良い中のツアーだったので、きっと気持ちよかったことでしょう。

   

 

伐倒組はまず、使うノコギリ、木を倒す方法、方向などについて室内レクチャー。

 

理解とイメージをした後は、実際に伐倒!

細い1本を練習に、もう少し太い2本を対象に頑張りました。

  

1本目は鋸岳で、2本めはロープを巻いて引っ張り、しっかり倒すことが出来ました!

 

倒した木は3人並んでも届かないほどの高い木。帰ってきたカモウォッチング組と一緒に刻んでソリに乗せ、運んだ所で終了でした!

  

 

昼食はスパゲッティ。

今回のみんなはそうたくさんご飯を食べませんが、これに関しては違った様子。まりこさんにもう少し追加で作ってもらうほど、人気でした。

 

さて、午後の選択プログラムは「雪中たき火」と「台湾料理作り」

雪中たき火組は、午前中倒した木から枝を折り、更に細かく刻み、ナタで薪を作っていきます。

立ち枯れなので乾いており、作業も捗ります。

    

 

燃やす物を確保した後は、実際に火を付けていきます。

ある程度最初に、MJのほうから火付けの確認を行いましたが、実際に参加する3人に相談して進めてもらいました。

    

丁寧に準備したこともあり、一発で成功!しっかり火がつきました。

回りの雪を囲んで風防を作ったり、座椅子スペースを確保したりと、過ごしやすく工夫もしてくれました。

また、せっかくなので、鍋を吊るしてお茶を。

 

レモンティーが初めての子もいましたが、温かく美味しいと好評でした。

たき火で作るとやっぱり何か違う気がしますね。

   

 

さて、一方の台湾料理組はキッチンでエプロンバンダナ着用と、かなり違う雰囲気。

 

台湾料理のは数ありますが、「ズーシーリョーピン」という物を作ります。

が小麦の生地で刻まれたお肉や野菜を包み、焼くというもの。まんじゅう状の餃子といったところでしょうか。

まずは説明から‥‥

 

最初に小麦粉、水などを量り、生地を作ります。

なお、ここで利用するは黒松内産の小麦粉。ここから車で10分程の所の佐藤農場が作っています。

ちょっと前から道の駅などで販売し始めています。地産地消は良いことです。

 

  

イエティくらぶのパン作りでも、夏長期のピザ作りでもそうでしたが、生地をこねるというのはやはりなんだか楽しいものです。

そして生地を寝かす間に中に入れる餡を作ります。今回はニラのものとキャベツのものの2種を。

  

 

酵母の発酵ではないので寝かす時間は短く、刻み終わりからもう包み始めちゃいます。

棒状に一度のばして包丁でカット、綿棒と手のひらでのばして皮を広げ、包んでいきます。上手くできたでしょうか?

 

 

今回作ったものは夕食に食べます。

‥が、やはりここは作りたて・できたてを食べたいもの。ちょっと焼いて食べてみました。

 

その時の味はどうだったでしょうか‥聞くのを忘れていたのでわかりませんが、きっと美味しかったことでしょう。

 

さて、寒い所で過ごしたり、体や頭を動かしました。温泉です!

寿都温泉ゆべつのゆは広くて大変過ごしやすい所。みんな早速好きになっていたようです。

お風呂上がりのオヤツも最高!

  

 

夕食はもちろん作ったズーシーリョーピン! と、まりこさんからの麻婆豆腐や中華風スープなど、中華で統一!

エスニックな夕食となりました。

 

 

最後の選択プロ、夜のコマは「マナスル講習」と「消しゴムはんこ作り」です。

 

ぶな森では野外活動にて「マナスル」というキャンピングコンロを使用しています。

ボランティアのちーちゃんは過去のぶな森キャンプの参加者であり、長い間このマナスルを使ってきました。

今回はそのちーちゃんからみんなへのプログラム提供です。

まずはマナスルそのものと、使い方について全体説明、それからみんな挑戦していきます。

 

    

 

結果全ての子が付けることが出来、まずは練習を無事終えることが出来ました。

 

 

そして次は火をつけるだけではなく、各自お湯を沸かし、お茶を作ります。

今度は基本的に自分だけでやります。さっきやったばかりではありますが、キャンプコンロを一からつけるのはなかなか難しいもの。苦労した子もいましたが、みんなお茶を飲めたようです。

  

 

さて、最後のプログラムの紹介、「消しゴムはんこ」です。

消しゴムはんこが特技・趣味である、スタッフのくまからの提供でした。

自分の名前の入ったものや、動物の物を作るということで、1時間程の挑戦です。

トレーシングペーパーで写し、また画用紙に押して確認しながらの作業。

動物などはさほど問題ありませんが、文字は鏡像になるため普段と見慣れない形です。細かい作業に加えてこういった所が難しかったようです。

しかし出来たものはお気に入りの様子。事務室のMJにも見せてくれました。

 

 

これで5人のスタッフ、6コマ全てのプログラムが提供されました。

野外に、工作に、講習に、様々な活動でした。主催者それぞれの特徴が出ていたように思います。

提供側も早い人は1月程前から準備を進めていましたし、改めてプログラムを構成する良い機会でした。

お宅訪問も楽しんでいた様子ですし、満足な一日であったように思います。

 

MJたつみ

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