大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

雨です つれづれに・・・

2007-08-16 07:57:12 | 07年度
連日の快晴猛暑でしたが、今朝は小雨です。昨夜は遅くまで近所の農家のコンバインの収穫作業の音が聞こえていました。雨を予想していたのでしょう・・・。

私も札幌組を送り、8時近くに自然学校に戻りました。千歳送りのスタッフが帰ってきたのは夜10時過ぎ・・打ち上げも佳境に入っておりました。 私は、ちょっと疲れて 彼等が帰ってきてから 早めに就寝・・・

そして、朝・・・

時計が壊れてしまって、時間が戻せず、ひとりサマータイムをしています。もう朝の8時、朝食時間なのですが・・・誰も起きてきません・・・・ なんとなく、そう、なんとなく・・・ぼんやりとした朝です。

 自分の感情がつかめない・・・。 

嬉しいんだか、悲しいんだか、せつないんだか、ほっとしているんだか  こんな余韻にひたれるのも珍しいなあ・・私としては。

9回目の長期村でした。
ある知り合いから、「まだ、長期村やっていたんですか!」と驚かれました。

10年前に文部科学省(当時は文部省)の肝いりで 東京で実験的に実施された夏休みの30日活動。その結果、子ども達への長期の体験活動の重要性が成果として取り上げられ、翌年から国のバックアップもあって全国で始まりました。 最初の頃は、文部省の補助金がドンとついて、全国で確か、2週間以上の活動が200箇所くらい展開された時期がありました。

しかし、その当時から ずっと・・・連続して実施しているのは、ここ、黒松内ぶなの森自然学校だけだと思います。

20日間もの活動に お子さんを参加させてくださる 保護者の方々にまずは感謝申し上げます。参加者がなければ、成り立たない活動ですから。 そして、20日間も家庭という「安心の領域」から出てきて、「未知の領域」で合宿生活を送った子ども達に 大拍手です!!


その知人は続けて言いました。
「スタッフ、ボランティアを確保するのが難しい・・」と・・

そうなんです。20日間もの夏休みの活動に参画してくれる大人を集めるのはけっこう大変なことです・・。 そんな中で、結集してくれたスタッフ、ボランティアには本当に感謝しています。 参加する子ども、送り出してくれる保護者、そして受け入るスタッフがいなければ、長期村は成立しません。

今回は、諸般の事情から、文科省系の補助金、その他の補助金も受けませんでした。民間の助成金もありません。ちょっと高いかなというお値段になってしまった参加料だけで運営しました。 ですから、自然体験型環境教育や野外活動のプロは例年よりグッと少ない中で運営されました。

ボランティアスタッフさん達が大勢いたのです。本当に感謝です。

全日程を参加したスタッフは17人。
たーぼ、まむ、まりこさん、ばんび、おっちぃ、じゃいあん、しずか、きっく、ちえ、しんいちろう、まめ、ヨルン、かめちゃん、なな、たかぎぃ、さっちゃん(サラ)、かんかん

10日以上の参加は、鬼軍曹BOh2、おーさか、よっしぃ、はっち、はぎ、ひっぴ、
そして、皆川さん、かいさん、あやか、せぽ
給食ボランティアには、岡本喜三雄さん・ゆきえさんご夫妻、土橋さん、五十嵐さん、和泉さん、山内さん、

大学生、台湾実践大学観光産業系の実習生3人、国際ボランティア組織NICE経由で、日本語を勉強しているイタリアの学生さん、韓国の小学校の先生、黒松内の学校の先生、これから教師や医者を目指す人、転職を機会に来た人、こういったことを仕事にしてゆきたい人、ベテラン主婦の人、合計33人もの大人が関わってくださいました。 その年齢層は10代から70代までの 異世代によるコミュニティでした。

一方、プログラムのおけるスキルや子どもに関わるスキルは、そのため(申し訳ありませんが)言ってみれば野外活動の初心者が多かったのです。 ですから、スタッフにとってもチャレンジだった3週間だったのです。

しかし、1泊2日の子どもプラン活動や2泊3日(準備も含めて5日間)のチャレンジのプログラム内容は、過去8回の実施内容に比べても、いささか劣ることもなく、むしろ、「質」が高いものが展開できたと 私は今、評価しています。

ですから、コーディネーター役でもあった 私としては・・・、
6月くらいから、私自身の体調に少々不安であったことも含めて、9回目の長期村は、ぶなの森自然学校にとっても、マネージメントの新たなチャレンジでした。

その成果は・・、これだけのことが展開できたのですから、80点といきたいところですが、ちょっと謙遜して 75点!! です。

来年、10回目を開催する 自信がつきました。

「みんなで作る長期村」

黒松内ぶなの森自然学校に たくさんの人が集い、「自分にとって」そして、「誰かにとって」素敵な関わりあいができる 長期村、そして自然学校を続けてゆきたいと思います。

みなさん、本当にどうもありがとうございました。

黒松内ぶなの森自然学校運営協議会
代表(運営委員長)
高木晴光

今の人員構成に・・・・幼児や赤ちゃん、その親御さんも参加できれば、より理想に近いかなあ・・・

(まだ・・・考えてんの・・・ と カミの声・・・)

おっう!! 全国からやってきた ベイビィ !! 心のアルバム大切にするんだぜぃ! 
 また、夏に黒松内で会おうぜ!
まってるぜぃ!!