あるメディア関係者は、今回の鉢呂辞任劇についての、記者クラブ内部の内情について、「東電と経産省の意を反映しているんですよ」と解き明かす。
「私はこの間、新聞社の論説委員クラスの幹部複数と話しましたが、皆、同じことを言ってました。『鉢呂が辞任に追い込まれたのは、失言が原因ではないよ』と。これはまあ、記者クラブというムラの常識ですよね。
鉢呂さんが経産大臣だと、原発が本当にゼロになってしまうのではないかと、危機感をもったわけですよ」
東電も、電事連も、経産官僚も、『原子力ムラ』の住人は、原発をやめる気などさらさらないと彼は続けた。
「彼ら『原子力ムラ』の連中が本気になって、『脱原発』に向かう流れを締めつけはじめたのは、今回の騒動よりもっと前。菅前総理が『浜岡を止める』と言った5月の頃からです。新聞もテレビも、莫大な広告費が電力会社から流れている。マスコミはみんな電力マネーにすがっていて、その配分を決めているのは大手広告代理店です。 . . . 本文を読む
これまでに、どれくらいの被ばく者が発生しているのか。どのくらいの被ばく労働者が発生しているのか。それはこれから分かります。その恐ろしい結果を、私たちは認めなくてはいけません。その救済を、少しでも始めていかなければなりません。きょうの集会を力強く行うことによって、救済運動も進めていきたいと思います。
原発から脱する、脱原発運動は、文化革命です。意識を変えていく運動でもあります。皆さん、核に依存して生きることは、人類は絶対にできません。核と人類は、絶対に共存できないのです。それは、広島・長崎、そして今回の福島の事故でも証明されています。どうして、これ以上の犠牲者を作ることができるでしょうか。 . . . 本文を読む
19日の新宿デモでショックを受けた私だが、今日は明治公園に行ってきた。
(この新宿デモについては、二つ前の記事を↓
目の前で参加者が次々に逮捕されていった/私が体験した9.11新宿反原発デモ)
明日は野田首相が国連で、原発推進政策維持を表明するという。
全くふざけた話で、これが許せるかという気分である。
集会開始時刻に合わせて千駄ヶ谷駅に降りると、ホームに人があふれていた。
なかなか改札を出られない。
花火大会のようだ。
やっと改札を抜け、人の流れに乗って明治公園に着くと、そこはもう人で一杯だった。
誰かが話していたが、遠くて姿も見えないし声も聞こえない。
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9月19日、東京・明治公園で【さようなら原発5万人集会】が開かれ主催者から6万人が参加と発表され、会場は原発反対の意志を示す参加者で埋め尽くされた。記者も「明治公園」での集会は何度も参加しているが、今回の参加者の多さは初めて体験した。中央線「千駄ヶ谷駅」に掃き出される参加者がホームと階段に溢れ、その行列は会場への道と続いた。会場上空には何機もの取材ヘリ(なかには警視庁のヘリも?)、福島からも「浜通り、中通り、会津」の代表がバス3台を連ねて到着した。参加者には子ども連れも多く、また車椅子の人や盲人の参加者も見えた。 . . . 本文を読む
目の前で次々に参加者が逮捕されていった/私が体験した9.11新宿反原発デモ
昨日、新宿の反原発デモに行った。
前回、二名の逮捕者が出たと聞いていたので少し不安があったが、
この前は渋谷に行ったし、今度は新宿を歩いてみたいという軽い気持ちだっだ。
終わったらカフェで休憩して、その後は紀伊国屋で新書でも探すつもりだった。
デモは届け出た東口方面が許可されず、西口南口方面にコース変更されたというこ
とだった。だが集合場所の新宿中央公園に行ってみると、既に不穏な雰囲気である。
まず警察の警備が普通じゃない。
警察官がズラッと並んでいる姿は、それだけで威圧感がある。
しかも写真を撮りまくっている。
紫外線よけのサングラスをかけてきてよかったと思ったが、逆に目立つ・・・ . . . 本文を読む
――私は福島の人たちに避難してほしいと思います。しかし、逃げてほしいのですが、どこへ逃げるのか? 逃げた先で、はたして仕事はあるのか? つまり、今回の原発事故は〈被曝による健康被害〉と〈避難による生活の崩壊〉、そのどちらを選ぶのかというような選択を福島の人たちに強いることになってしまったということです。
福島原発事故の、本当の被害の大きさは「失われる土地の広さ」「人々が強いられる被曝の程度」「崩壊する1次産業」「崩壊する人々の生活」などから考えて、「倒産するのが東京電力だけではあがない切れない被害」「日本という国家が倒産してもあがない切れない被害」であるという。小出氏は原発事故についてこんなたとえを出してその悲惨さを説明する。
――戦争も悲惨ですが、争いが収まれば、戦地を復興させることは可能です。しかし、放射能で汚れた土地は復興できないのです。そして、福島県全体を避難区域にしなければならないようなことは、戦争でも生じません。それほど放射能による汚染とはとてつもなく悲惨なものなのです。 . . . 本文を読む
氏はイラクで使った放射線測定器を持参し、事故翌12日には現地に向かったという。浪江町のある家の前で放射線測定を頼まれ、雨樋の下を計ると毎時500マイクロシーベルト(4/17)、つまり一般人の年間被曝許容量(1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト)を2時間で超えてしまう濃度だったと言う。見えない放射能汚染の恐ろしさを示し、氏は「見えない戦場」と警示いる。そして、チェルノブイリは25年経った今も「立入禁止」地域に指定されている。
氏は防護服に身を固め原発から3キロまで近づいたが、その間、汚染を知らせる看板も注意を促す当局職員も居なかったという。計測器は警報音を発し続け、その指針は上限に張り付いたまま動かなかったという。まさに「命がけ」の取材であり、到底、大会社の雇われ記者では出来ない取材である。
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本書は,震災直後から福島に入り,現地を密着取材してきた著者によるフォト・ルポルタージュです.原発震災という複合災害の実態を,カラー写真(32頁・41枚)とともに伝えます.
著者の豊田直巳さんは,フォトジャーナリストとして,パレスチナや旧ユーゴなど世界の紛争地を取材してきました.その視線は,紛争にまきこまれ,日常生活を破壊される一般の人びと(特に女性や子どもなど)に向けられてきました.今回のブックレットでも,その視線は変わりません.放射能汚染や行政の対応に翻弄される住民たちの生の声を伝えながら,行政や報道のあり方,原発のもつ危険性や,その差別的な構造などを問います. . . . 本文を読む
2011年4月1日/4月15日
低レベル放射線キャンペーン(LLRC)
福島がんリスク計算
2061年までに福島 200km 圏内汚染地域で
417,000件のがん発症が予測される
情報源:THE LOW LEVEL RADIATION CAMPAIGN
http://www.llrc.org/
Friday 1st April, 2011/UPDATE 15th April
Fukushima cancer risk calculation
417,000 cancers forecast for Fukushima 200 km contamination zone by 2061
http://www.llrc.org/fukushima/subtopic/fukushimariskcalc.htm
訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
掲載日:2011年4月10日
更新日:2011年5月10日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nuclear/articles/LLRC_110401_417000_cancers.html . . . 本文を読む