私のベトナム、そしてアジア

ベトナムから始まり、多くのアジアの人々に触れた私の記録・・・

赤塚不二夫が語っていた戦争と差別...終戦時の満州で助けてくれた中国人、日本に帰って受けたイジメと差別

2016-07-13 11:55:37 | Weblog
 赤塚不二夫は、1935年9月14日、満州にある古北口という、旧満州国と中国の国境沿いの町で生まれた。父親は、特務警察を務めた後、奉天で消防分署の署長を務めていた。現地の中国人たちを監督する立場の人間である。尊大な態度を取り、徹底的に彼らを痛めつけたとしても誰からも文句は出ないし、実際にそうしている日本人はたくさんいた。しかし、赤塚不二夫の父の行動は、それとは真逆のものだった。 〈終戦直前におやじが奉天(現在の瀋陽市)の鉄西区の消防分署の署長になった。部下はみんな中国人。彼らがミスしたとき、朝の六時ごろ、籠に卵をいっぱい入れて持ってきたり、砂糖とかいろんなもの持ってくるの、謝りに。でも、おやじはぜったいに受け取らなかった。 「いらない、そんなもの。おまえたちが食べろ」って。 . . . 本文を読む

大橋巨泉が臨死の床で綴った"最後の遺言"「安倍晋三に一泡吹かせて下さい」しかしテレビは巨泉の思いを一切報じず...

2016-07-13 11:32:50 | Weblog
〈今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません。だが今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずな事が連日報道されている。書きたい事や言いたい事は山ほどあるのだが、許して下さい。しかしこのままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい。最後のお願いです〉 「何時まで生きられるかわからない」「ボクにはこれ以上の体力も気力もありません」と死を意識する壮絶な状況のなか、巨泉氏がまさに最後の力を振り絞って綴った、「最後の遺言」。それは、「改憲」を争点からひた隠しにして参院選を行い、着実に日本を戦争へと向かわせている安倍政権への痛烈な批判だった。 . . . 本文を読む

永六輔が自民の改憲草案を「ちゃんちゃらおかしい」と痛烈批判していた!"総理が改憲と言い出すのは憲法違反"とも

2016-07-13 11:16:42 | Weblog
 永六輔氏が、先週の7月7日に逝去していたことが、きのう明らかになった。永といえば「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」「こんにちは赤ちゃん」の作詞など、戦後を代表するタレント、作詞家だが、戦争そして憲法について繰り返し語ってきたことでも知られる。  周知の通り、先日行われた参院選の結果、改憲勢力が3分の2議席を獲得した。それを受けて安倍首相は改憲について「今回の選挙の争点は改憲ではない」「今後、与野党で議論しながら慎重に進めていく」と語っているが、昨年の安保法制の時の国会運営を思い出してもわかる通り、議論すらまともに行わないまま数の暴力で強行に進めていくとみて間違いないだろう。  権力者によって憲法が蹂躙されようとしているいまだからこそ、あらためて永氏の憲法そして反戦への思いをあらためて振り返りたい。 . . . 本文を読む

慰安婦関係調査結果発表に関する内閣官房長官談話 内閣官房長官 河野 洋平 1993(平成5)年8月4日

2015-10-28 11:01:23 | Weblog
 いわゆる従軍慰安婦問題については、政府は、一昨年12月より、調査を進めて来たが、今般その結果がまとまったので発表することとした。  今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。  なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島はわが国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。 . . . 本文を読む

安田浩一『ヘイトスピーチ「愛国者」たちの憎悪と暴力』を薦める  澤藤統一郎の憲法日記 2015年5月31日

2015-10-27 12:59:43 | Weblog
私の読後感の「衝撃」は、恐怖でもある。私たちの暮らすこの社会は、今とんでもなく病んでしまっているのではないだろうか。もしかしたら、壊れかかっているのではないだろうか。あるいは、日本の社会が腐りかけ腐臭を放ちつつあるのではないのだろうか。そういう恐怖である。論理も、会話も、心情も、まったく通じない人々の集団がこんなにも肥大しているのだという恐怖。 差別や排外主義、弱い者イジメは以前から社会に潜んでいるにせよ、それが恥であることは共通の認識だったはず。隠れての言動はあれ、公然と口にし、行動することは希なことではなかったか。しかもこれだけの集団で執拗に。クー・クラックス・クランでさえ覆面をしていたではないか。我が国で、白昼堂々と、大っぴらに差別用語を広言する人々の集団が街を練り歩くこの事態に薄気味悪さを通り越した恐怖を禁じ得ない。 . . . 本文を読む

「日本の過ちは、自らの価値を捨て欧米に迎合したことだ」2013-01-15

2015-10-26 15:02:41 | Weblog
 「日本が苦境にあるのは、経済大国への道を切り開いた自らの価値を捨て、欧米に迎合したからだ。例えば終身雇用制などに重きを置かなくなった。政府の指導や民間企業との協力関係はいまや犯罪視される」  「系列、行政指導、日本株式会社といった、欧米から批判されたシステムを捨てたことは大きな誤りだった」  「ルックイースト政策」を唱え、日本型経済発展モデルを高く評価したマレーシア元首相、マハティール・ビン・モハマドさんへのインタビュー記事が本日1月15日の朝日新聞朝刊9面に掲載されました。 . . . 本文を読む

イラク戦争の残虐さを指摘した8月25日参院特別委、山本太郎議員の質疑 2015-08-31

2015-09-01 22:27:48 | Weblog
イラクでどんなことが実際に起きていたのか、米軍のゲーム感覚の恐ろしさを示すビデオも出回っているので、それを先に貼り付けます。 アメリカの権力がやらせていること。その権力者に洗脳された兵士達の言動。 そのアメリカのイエスマン、日本。 動くものはなんでも殺せと言われていた兵士らが、一般市民の住む街を上空から望遠レンズでみてどうやって撃ち殺していくのか。これは氷山の一角に過ぎません。安倍政権が同盟国として今後海外でいっしょに戦いたがっているアメリカがやってきたことに対する検証は、野党からの度重なる要請にもかかわらず、行われていないのです。 . . . 本文を読む

「川内原発再稼働」への12の疑問  鈴木 耕 「風塵だより」 2015年8月19日

2015-09-01 21:13:16 | Weblog
 安保法制にも安倍談話にも、言いたいことはいっぱいあるけれど、今週は「原発」について、どうしても書いておかなければならない。  川内原発再稼働という道に外れた政府・電力会社・原子力規制委員会、それに腐臭漂う原子力ムラの「命よりもカネ路線」についてだ。  ちょうどお盆休みの真っただ中、しかも、安倍談話だとか安保法制だとか、世の中の目がさまざまにチラついている頃合(8月11日)を狙っての再稼働だ。冗談じゃない。いまさら…と思う方もおられるだろうが、この原発再稼働の問題点、疑問点をできる限り挙げておこう。  . . . 本文を読む

自民党県議が安倍首相に「安保法案の撤回」求め署名提出 田中龍作ジャーナル  2015年9月1日

2015-09-01 20:20:17 | Weblog
 血の通わぬアベシンゾーに身内からの反乱が始まった。広島県議会の自民党議員が、きょう、首相官邸を訪れ、「安保法案の即時撤回」を求める1万3千筆の署名と要望書を提出した。  安倍官邸に反旗を翻せぬ自民党国会議員団と違って気骨ある行動をとったのは、小林秀矩・広島県議会議員(63歳)。40年間、自民党員という生粋の保守だ。 . . . 本文を読む

「チーム安倍」の大誤算  鈴木 耕  2015年7月22日

2015-08-31 20:32:01 | Weblog
 漏れてくる話によると、安倍首相周辺には「チーム安倍」とかいうものがあるらしい。首相官邸や自民党内部の、安倍首相(総裁)に極めて近い議員たちが寄り集まっている集団だという。  実は「チーム安倍」とは、第1次安倍内閣の際に、総理大臣側近グループとしてかなり話題になったのだが、中でも官邸5奉行と呼ばれた「フールファイブ」(直訳すれば、5人のバカ)という5人組が有名だった。安倍首相の政権投げ出しとともに、チームはいったん消滅したのだが、同じようなグループが今も陰で蠢いているらしい。  そのフールファイブの生き残りが、下村博文文科相、塩崎恭久厚労相、それにメディア戦略を担当する世耕弘成参院議員であり、現在も安倍側近として威勢を誇っている。 . . . 本文を読む

原子力規制委員会 田中俊一委員長の悲しい変貌 鈴木 耕 2014年11月12日

2015-08-31 19:57:23 | Weblog
 田中氏は、いわゆる“原子力ムラ”の有力な住民のひとりである。1945年、福島市生まれ。東北大学工学部で原子力工学を学び、日本原子力研究開発機構等を経て日本原子力学会の第28代会長を務め、内閣府原子力委員会委員長代理や内閣官房参与などを歴任するなど、その経歴はまさに原子力一筋の有力学者である。  そんな原子力ムラの住民に“原発規制”を任せていいのか、という批判が田中氏の委員長就任時には大きかった。ぼくも批判の声を挙げたひとりだったけれど、実はほんのわずかだが田中氏の良心に期待していた部分もあったのだ。 . . . 本文を読む

天皇に「礼を著しく失する」とはどういう意味か?! 2015年08月29日

2015-08-30 12:23:33 | Weblog
 中国の国営通信・新華社が25日配信の評論で、先の大戦について天皇明仁の「謝罪」を要求したのに対し、菅官房長官と岸田外相が28日相次いで、「天皇陛下に対する礼を著しく失しており」きわめて遺憾だと、まったく同じコメントを述べました。安倍政権の正式な反応です。  天皇に対し「礼を著しく失する」とは、いったいどういう意味でしょうか。 . . . 本文を読む

なぜ増える?見えない女性ホームレス。単身女性3人に1人が貧困(雨宮処凛) 2013/06/28

2015-08-29 22:32:47 | Weblog
社会に受け皿がない。単身女性3人に1人が貧困 女性ホームレスはめったに見かけないという人が多いかもしれない。 しかし、女性ホームレスは確実に存在する。 雨宮処凛さんが出会ったホームレス状態の女性たちとは? . . . 本文を読む

泉田知事と初会談 狼狽する田中・原子力規制委員長   2015年8月24日

2015-08-29 22:15:49 | Weblog
 原子力規制委員会の田中俊一委員長が、きょう、泉田裕彦氏と会談した。新潟県知事ではなく全国知事会・防災委員長(※)としての泉田氏とである。  泉田知事は「住民の避難対策が不十分なままの原発再稼働はありえない」として田中委員長に面談を求めていた。原子力規制庁の発足直後からだから3年越しとなる。  しかし田中委員長は、避難対策は自治体が決めること、として面談を断り続けてきた。 . . . 本文を読む

里子の結婚式に招待されました    金城清喜  2015年

2015-08-23 19:52:11 | Weblog
 元里子のグエン・アン・ダオさんの結婚式に招待 され、4年ぶりにベトナムを訪問。中学1年から6 年間、彼女を受け持ちました。その間まめに手紙を もらったのですが、確か2度ほどしか返事を出さず、 ちゃんと返事をもらえないのかと後で言われました。 奨学金が励みになったようで、最後には学校で1番 になったとの便り。ところが受験した大学を両方と も落ちてしまい、期待を裏切って申し訳ないと今度 は悲痛な便り。こちらも楽観していたので心配にな り、初めて会うことに。 . . . 本文を読む