米国が枯葉剤除去に着手、ベトナム戦争後初めて ロイター 2012年 08月 9日

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE87803C20120809
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米国が枯葉剤除去に着手、ベトナム戦争後初めて
2012年 08月 9日


８月９日、米国とベトナムは、ダナン国際空港の一画で、ベトナム戦争時に米国が散布した枯葉剤の除去を開始した。写真は、枯葉剤除去プロジェクトに向けて兵士らが行った調査。昨年６月撮影（２０１２年　ロイター／Nguyen Huy Kham）

写真：
http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20120809&t=2&i=640327913&w=&fh=&fw=&ll=192&pl=155&r=CTYE8780D9T00



［ハノイ　９日　ロイター］　米国とベトナムは９日、ダナン国際空港の一画で、ベトナム戦争時に米国が散布した枯葉剤の除去を開始した。米国が枯葉剤を除去するのは今回が初めて。

米軍は約１０年に及んだベトナム戦争で、最大１２００万ガロンの枯葉剤をまいたとされ、その後に発生した呼吸器がんや出生異常など健康被害への補償は戦後の大きな問題となっている。

ベトナム共産党の機関紙ニャンザンによると、米国政府は２０１６年までに７万３０００立方メートルの土地の汚染レベルを引き下げるプロジェクトに４１００万ドル（約３２億１２００万円）を提供している。

ベトナム戦争当時、枯葉剤は中部都市ダナンにあった米空軍基地で保管されていた。