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とうとう一児のパパ 愛娘のため今日も頑張る そんな僕の超私的日記

深刻な少子、高齢化・・・

2006年07月02日 | News
日本の老年人口(65歳以上)の割合が21.0%で世界最高になる一方、
年少人口(15歳未満)は13.6%で最低となったことが、
総務省が30日に公表した2005年国勢調査の抽出速報集計結果で明らかになった。
少子高齢化が、世界で最も深刻な状態となっている現状が浮かび上がった。

今回の速報は、昨年の国勢調査から、全体の1%にあたる約50万世帯を抽出して
集計した。日本の総人口1億2776万人の内訳は、年少人口1740万人、
15~64歳の生産年齢人口8337万人、老年人口2682万人。
2000年の前回調査に比べ老年人口が481万人の大幅増、
年少人口は107万人の減少となった。

この結果、老年人口の割合は3.7ポイント増え、初めて20%を超えた。
85年調査で10%を超えた後、20年間で10ポイント以上も上昇した。
年少人口は1.0ポイント低下し、80年調査の23.5%以降、
過去最低を更新し続けている。

世界192か国・地域を対象にした国連の人口推計で比較すると、
日本の老年人口の割合はイタリア(20.0%)などを上回り、最高になった。
前回調査時は、イタリアとスウェーデンを下回っていた。
前回はイタリアとスペインをわずかに上回っていた年少人口も、
初めて最低となった。今回、2番目に低かったのは、13.8%のブルガリアだった。

少子高齢化が進んだ結果、一人暮らしの高齢者(65歳以上)が急増し、
前回より100万人以上増えて405万人となった。特に女性は、5人に1人が
一人暮らしとなっている。
一方、少子化に影響する若年層の未婚率は、上昇が続いている。
女性の25~29歳と30~34歳の未婚率は約6ポイントずつ増え、
それぞれ59.9%、32.6%と最高を更新した。男性も30~34歳で47.7%、
35~39歳で30.9%に達した。
(2006年6月30日 読売新聞夕刊から引用)


いよいよ高齢者が4人に1人の時代が到来する。これからは高齢者が
文化を創るのか?ムーヴメントも高齢者からになったりして。
しかしそれほど事は深刻だ。たった5年で65歳以上の人が大幅に増加している。
今年65歳になるのは戦中生まれの人たち(昭和17年)、これからは
団塊の世代も後ろに控えている。さらに追い討ちをかけるように
若年層の人口の減少には歯止めがかからない。男性も女性も現代は個人主義
の時代になっているのだろう。個人がもてはやされる時代、裏を返せば
集ったり、集団化することが少なくなっているのだろう。
だから日本ではいくら政治家が暴走しようが、暴動が起きない。
集団化がダサいとメディアで操作されているからではないか?? 全く関係が
ないとは思えない。だから結婚もせず、実家にて親と暮らす人も多いのだ。
国家がらみで日本人を腑抜けにした結果が思わぬところで歪となっている。
かといって画期的な政策もなく、後手後手に回っているいつもの政治家達。
前にもBlogで書いたと思うけど、高齢化も深刻だが、本当に少子化がもっと
怖いのだ。このまま何も手立てがなければこの国自体がいつ「アメリカ国」
になっても「中国国」になってもおかしくない。生産人口がいないということは
国家の存亡にも必ず関わってくるのだ。
高齢化にしても医療にしても、介護にしてもお金持ちしか受けられなくなって
きて不思議ではない。実際、高齢者の貧富格差も最近顕著になっている。
昔みたく姥捨て山ができても何ら不思議ではない。
だから最近、北九州市「餓死」が数件起きている。こんな現実があるのだ。
僕達が高齢者となる際には「日本国」は存在するのだろうか?

危機感はいつでも持っていて欲しい。