細菌戦の系譜!!

2022-01-12 12:25:36 | Weblog

●『三光』     中国帰還者連絡会編
日本鬼子(リーベンクイズ)

核時代39年(1984年)5月初版発行

 

日本鬼子(リーベンクイズ)

 

三神高(みかみたかし)
教育助手 伍長
〈旧部隊名〉独立歩兵第42大隊歩兵砲中隊
 

 

 

むーっとするような真夏の陽が入道雲の間から不気味に、20数本の銃剣を照らし、四方八方から今にも襲い掛かって行くような態勢の中に、農民は悠然と引き裂かれた襦袢の前をかき合わせ、痛む腕や腰をさすりながら棗の根元に座り込み、おもむろに腰から煙管を取り出した。その煙管は無惨に折れていた。煙管をジーッと見つめていた白髪交じりの農民の眉毛が、憎しみにピクピクと動いて兵たちを睨みまわした。
 
 
 
 

2018年12月に、『留守名簿 関東軍防疫給水部 満州第659部隊』2冊が発売されました!!(不二出版)

 

 

 

    

 

 

    

●日米安保条約・自衛隊を問う!!
自衛隊は、防護のためと言って、旧日本軍の細菌兵器・毒ガス兵器使用の反省・謝罪もないまま新たな生物兵器・化学兵器を作っているのだろうか??憲法9条を持ち、生物兵器・化学兵器禁止条約を批准しているにも関わらず!!


日本の毒ガス


 

 

 

在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)で米陸軍が化学、生物、放射線、核(CBRN)の対応訓練を予定していることに対し、厚木基地爆音防止期成同盟(爆同)など関連4団体が4日、同基地正門前で抗議集会を開き、訓練の中止を訴えた。

 訓練実施は1月28日に、日米合同委員会で合意。防衛省南関東防衛局が大和、綾瀬市に連絡した内容によると、訓練場所は、同基地を共同使用する海上自衛隊が管理する区域内にある滑走路南端の約2万平方メートル。今月5日から9月30日まで使用することで合意した。

 米側は訓練への参加部隊に関し米本土所属と説明しているが、参加人員や日程については知らせていない。危険物の持ち込みや騒音の発生はないなどの情報提供にとどまっている。

 CBRNへの対応訓練は同基地で過去に例がなく、周辺住民に不安が広がっている。

 今月4日には同基地正門前に爆同など住民団体から約60人が集まり「危険な訓練をやめろ」などと声を上げた。爆同の石郷岡忠男委員長は「昨秋には迎撃ミサイル訓練があった。米空母艦載機部隊の移駐後に空いた施設を使った新たな訓練場になることを危惧している」と強調。基地司令官宛てに、基地の機能強化につながる運用などに抗議する要請書を提出した。

 
*CBRNとはchemical weapon:化学兵器、biological weapon:生物兵器、radiation:放射能物質、nuclear weapon:核兵器を意味する。従来はCBRだけで用いられることが多かったが、近年は核兵器Nを加えてCBRN(日本語ではシーバーンと発音する)として用いることが多くなっている。
 

●情報公開裁判
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?

- 731 部隊関連資料の情報公開裁判の傍聴支援をお願いします ー 
 
 
 
 
(来年1月も証人調べが続きます)   
 
第33回:2022年1月14日(金)13時30分~  103号法廷 衛生学校図書室図書係2人の証人尋問予定
 
第34回:2022年1月24日(月)13時30分~    103号法廷 衛生学校彰古館担当者2人の証人尋問予定
 
 
 
日本の国家機密』(現代評論社刊 1972年初版発行)

            藤井治夫著

第2篇  自衛隊の機密

第1章 作戦用兵

1 軍令事項

軍政と軍令

現在、自衛隊では、「作戦用兵」「軍政・軍令」という用語を公式には使用していない。これらが禁句とされているのは、いうまでもなく、軍とか兵という字が自衛隊の違憲性を自己暴露するからである。だが、戦という字は、すでに解禁されている。たんに作戦といい、戦略というのは公認されている。かつて特車と称していたものも、61年の師団誕生のときから戦車と呼ぶことになった。戦争はやるが、それを遂行する主体は軍でなく自衛隊であり、その構成員も兵でなく隊員であるという、この辺が政府の欺瞞的憲法解釈の許容限界とされているわけである。

 

1957(昭和32)年7月『衛生学校第1号』発刊

 

 

 

 


●『BC兵器』久保綾三著(1969年)

Ⅰ 生物・化学兵器を告発する

4、日本本土も汚されている

三沢基地のガス爆発事件

 

米軍は、この事件を水道消毒用の塩素ガスが洩れたため射爆場で爆破処理したと説明した。塩素ガスボンベからガス洩れがあっても、これを爆破処理をするということはこの時の場所と状態からは考えられないことで、あまり被害を受けた範囲が大きく、その被害の程度も高かったことなどから現地では、毒ガス戦の訓練だろうという疑いがもたれている。

 
 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 


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