細菌戦の系譜!!

2022-01-15 07:42:13 | Weblog

・『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店 1995年発行)

 

第8章 無辜の被害者

山西沁水県西山の毒ガス殺人

辛酸を極めた8年にわたる抗日戦争において、日本の侵略者は中国を滅ぼし、中華民族を根絶することを目的に、人間性のかけらもない「殺し尽くし、焼き尽くし、奪い尽くす」という三光政策を実行し、山西の同胞に対して前代未聞の多大な災難をもたらした。以下は日本軍が山西省において一般民衆に毒ガスを使用した2つの例である。中国共産党山西省委員会・党史研究室の同志らが『中国侵略日本軍の山西における蛮行』を編纂するなかで明らかになったものである。

 

SNSで人気「ウサギの島」が背負った〝毒ガスの歴史〟大久野島を歩く

 

加害の歴史」北九州市の毒ガス工場 第二次世界大戦で旧陸軍が使用

 

 

 

 

日本軍の毒ガス戦と遺棄毒ガス問題


●『三光』     中国帰還者連絡会編

日本鬼子(リーベンクイズ)

核時代39年(1984年)5月初版発行

 

日本鬼子(リーベンクイズ)

 

三神高(みかみたかし)
教育助手 伍長
〈旧部隊名〉独立歩兵第42大隊歩兵砲中隊
 

 

「意気地なしめ、慌てることはねえ」平静を装った声に、三神は体がどんどん固くなっていくようなきがするのだった。そんなことにお構いなしに、農民は相変わらずスパスパ吸い込んでは吐き出し。黒くヤニのたまったがん首をタコだらけの掌(てのひら)で叩き、煙草のホクを落とし、太い節くれだった親指で器用に転がし、次のがん首に押し付け、その手を見つめ、肩で大きく呼吸をついた。彼のタコだらけの太い手、ゴツゴツした手・・・・農民はじっと掌を見つめ、開いては握り、開いては握りした。ふとその手が動かなくなったと思うと、農民の瞳からポタリと涙が落ちた。いくつもいくつも続けてポタポタと落ち、乾ききった黒土にしみ込んでいった。

 
 
 
 
 

2018年12月に、『留守名簿 関東軍防疫給水部 満州第659部隊』2冊が発売されました!!(不二出版)

 

 

 

    

 

 

    

●日米安保条約・自衛隊を問う!!
自衛隊は、防護のためと言って、旧日本軍の細菌兵器・毒ガス兵器使用の反省・謝罪もないまま新たな生物兵器・化学兵器を作っているのだろうか??憲法9条を持ち、生物兵器・化学兵器禁止条約を批准しているにも関わらず!!


日本の毒ガス


 

在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)で米陸軍が化学、生物、放射線、核(CBRN)の対応訓練を予定していることに対し、厚木基地爆音防止期成同盟(爆同)など関連4団体が4日、同基地正門前で抗議集会を開き、訓練の中止を訴えた。
 訓練実施は1月28日に、日米合同委員会で合意。防衛省南関東防衛局が大和、綾瀬市に連絡した内容によると、訓練場所は、同基地を共同使用する海上自衛隊が管理する区域内にある滑走路南端の約2万平方メートル。今月5日から9月30日まで使用することで合意した。

 米側は訓練への参加部隊に関し米本土所属と説明しているが、参加人員や日程については知らせていない。危険物の持ち込みや騒音の発生はないなどの情報提供にとどまっている。

 CBRNへの対応訓練は同基地で過去に例がなく、周辺住民に不安が広がっている。

 今月4日には同基地正門前に爆同など住民団体から約60人が集まり「危険な訓練をやめろ」などと声を上げた。爆同の石郷岡忠男委員長は「昨秋には迎撃ミサイル訓練があった。米空母艦載機部隊の移駐後に空いた施設を使った新たな訓練場になることを危惧している」と強調。基地司令官宛てに、基地の機能強化につながる運用などに抗議する要請書を提出した。

 
*CBRNとはchemical weapon:化学兵器、biological weapon:生物兵器、radiation:放射能物質、nuclear weapon:核兵器を意味する。従来はCBRだけで用いられることが多かったが、近年は核兵器Nを加えてCBRN(日本語ではシーバーンと発音する)として用いることが多くなっている。
 

●情報公開裁判
なぜここまでして、国は衛生学校や化学学校で作っていた機関誌を公開しないのだろうか?

- 731 部隊関連資料の情報公開裁判の傍聴支援をお願いします ー 
 
 
 (来年1月も証人調べが続きます)   
 
第33回:2022年1月14日(金)13時30分~  103号法廷 衛生学校図書室図書係2人の証人尋問予定
 
第34回:2022年1月24日(月)13時30分~    103号法廷 衛生学校彰古館担当者2人の証人尋問予定
 
 
 
日本の国家機密』(現代評論社刊 1972年初版発行)

            藤井治夫著

第2篇  自衛隊の機密

第1章 作戦用兵

1 軍令事項

軍政と軍令

 同教範「はしがき」によれば〔〕内の字句は、「その直前の字句といずれか適当なものを選択して用いる」とされている。つまり、軍隊というか自衛隊というか、あるいは作戦とよぶか行動とよぶかは、選択の問題であるにすぎない。公式には右のような内容をもつ行動、作戦(オペレーション)の用語が使用されているのであるが、制服組は旧帝国軍隊以来の慣用にしたがい、作戦用兵、軍政、軍令などの語を多く使用している。旧軍の場合、軍令事項は天皇の統帥権に属し、陸軍は参謀総長、教育総監、海軍は軍令部総長が掌握していた。したがって内閣は、全く関与できなかったのである。 ただ軍政事項だけが、内閣に属する陸・海軍大臣の所管とされ、一定範囲で閣議事項となったにすぎない。

 

 

1957(昭和32)年7月『衛生学校第1号』発刊

 

 

 

 


●『BC兵器』久保綾三著(1969年)

Ⅰ 生物・化学兵器を告発する

4、日本本土も汚されている

何のためのヒツジ飼育

相模原補給廠とは目と鼻の先にある米軍座間基地にある通称「第406部隊」は、生物兵器の研究を行っているのではないかといった推測がなされている謎の基地である。この第406部隊の基地の金網の中に多数のヒツジが飼育されていることに疑問を持つようになったのは、アメリカで毒ガスによる大量のヒツジが死んだ事故以来の事である。

 
 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 細菌戦の系譜!! | トップ | 細菌戦の系譜!! »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事