「2083―ー欧州独立宣言」日本語版

グローバル極右界の「共産党宣言」、現代世界最大の奇書

2.32 中東のキリスト教徒(p439~)

2012-12-05 22:58:24 | 中東
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 中東のキリスト教徒の起源はどこにあるのか?彼らはイスラム到来後も決して改宗しなかった夷教徒の末裔たちだ。彼らは今どうなっているのか?迫害されている訳だが、それは2つに大別できる。
 一つ目は個人への人権侵害だ。サウジやイランなどではダヴィデの星を掲げるだけで逮捕され、酷い場合は処刑される。キリスト教に改宗したムスリムは時に賜死される。
 二つ目は小社への弾圧だ。キリスト教徒の活動は法制により封絶される。より酷い場合は物理的懲罰が駆使される。エジプトなどでは制度面での抑圧に加えて、イスラム系の部曲たちが頻繁に夷教徒へのポグロムを展開する。
 スーダンでは南部の黒人がジハードの対象とされ、レバノンではシリア系イスラム勢力によるキリスト教徒討滅作戦が進行する。イラクのアッシリア人も同様だ。

 奴隷化行為
 奴隷化活動も活発だ。スーダンでは北部の原理主義政権により60~100万人の黒人奴隷が南部より調達されている。

 キリスト教の頭目を抹殺するイラン
 45年前キリスト教に改宗したメフディ・ディバジュは1993年、改宗した罪を問われ、死罪判決を受けた。ディバジュも判決に抗議したハイク・メフルも翌年賜死した。
 1998年7月、アルジェリアのGIAはベルベルの歌手ルネ・マトゥブを殺害し、「イスラム最大級の敵を滅した」と犯行声明を出した。

 中東のキリスト教徒の数値
 中東一キリスト教徒が多いのはエジプトで、迫害を受けながらも1000~1200万人(総人口の5~6分の1)のキリスト教徒がいる。次が南スーダンで約600万人。レバノンでは国内に150万人、国外に600万人いる。イラクにはクルド人地区を中心にアッシリア系の者が約100万人、シリアには120万人程度のキリスト教徒がいる。他国にもキリスト教徒が相当数いるが、サウジには全く存在しない。
 パレスチナの場合はどうか?[東]エルサレムには1947年時点で2万8000人のキリスト教徒がいたが、六日間戦争後の1967年には1万7000人に減った。キリスト教徒の移転した家にはヘブロンのムスリム系アラブ人が入っていた。パレスチナ領内にある聖誕地ベツレヘムでは英国統治期8割がキリスト教徒だったが、今日8割を占めているのはムスリムだ。ヨルダン川西岸のパレスチナ領などでのキリスト教徒衰滅作戦を西洋マスゴミは隠蔽し続けている。キリスト教徒の脅威はイスラエルではなく、ムスリムの隣人と自治政府なのだ。彼らは生き残るために、「シオニスト体制」への糾弾と自治政府への賛美を続けている。
 エルサレム・ポストが指摘するように、1990年代エルサレムのキリスト教地区の宿泊設備をユダヤ人が買収しようとした時は大騒ぎになったが、ベツレヘムの人口変動に関して西洋マスゴミは頬被りだ。ファタハの仲間がベツレヘム近くのアイーダ修道女施設を荒光し、落書きしたとしても。
 聖誕の地マンジェル広場はムスリムによる金曜説教の場と化しており、嫌キリスト流の声が飛び交う。ある少年はムスリムこそファッショと呼ぶ。10~12人も子をなすムスリムの家族が夷教徒たちをイスラムの大海に呑み込もうとしている。緊張は高まっており、クリスマスを共に祝うムスリムなどまずいない。
 どうすればキリスト教徒を救えるのだろう。

 ワリド・ファレス世界黎巴嫩会議議長「猶督同盟を結ぶほかに中東のキリスト教徒が生き残る術はありません」
 
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