女=刃物で斬りつける、アルカード=殴る。これ以外の選択肢が無いから単調になってる。
The Otherside of Borderline 56から58までを更新しました。
あとじわじわと憤怒の火星 のセンサー機能が顔を出してきてます。アルカード的には煉獄炮 よりもずっと有用なんですよね、これ。脳に負担がかかるから長時間の使用には向きませんが、死角を補う機能だから使い勝手がいい。
今回は解説する様なことは無いと言えば無いけど、一応『灼の領域 』とそれによって受ける霊的武装の影響について。
ちなみにここらへんは完全にこっちだけの設定です。いづみさんが本編を読んだら、『違う、そうじゃない』って山崎たくみ氏の声でクレームを言われるかもしれません。
本編中における『灼の領域 』は、「肌よりも外側に魔力を出すと打ち消され無力化される」異能であるという扱いです。したがって体内で魔力を運用する香坂の様な身体能力の強化や、逆に過剰な膂力を抑え込むアルカードの魔力制御には支障は出ません。
その一方で魔術の『式』は一部を除いて組み立てることも出来なくなり、『灼の領域 』再発動の時点でアルカードが複製して自分に貼りつけたシンの端末も消滅はしていないものの、機能しなくなっています。
霊的武装を稼働させるにはごく少量ではあるのですが呼び水になる魔力が必要で、最低限これが無いと霊的武装は稼働しなくなります。呼び水になる魔力が多ければ多いほど霊的武装の殺傷能力は高くなるのですが、『灼の領域 』の内側ではじかに接触していても武装に魔力を通せないため、霊的武装は事実上霊体に対する殺傷能力を失います。
アルカードの細雪とシンの瓶割、いずれも霊的武装であるため、『灼の領域 』影響下では霊的な殺傷能力を失います。したがって、公営住宅での彼らの斬り合いはそのまま続いていても永遠に決着はつきませんでした。どちらかが根負けするか、本編の様に戦闘を中断して撤退するまで終わりません――どんな傷も即座に治癒するうえに霊体は無傷のままなので、たがいにほぼ消耗しないからです。
したがって現状では、塵灰滅の剣 を手にしたアルカードが唯一最強であると言えますね。塵灰滅の剣 に限らず霊体武装は形成された回路 を通して魔力供給を行っているので問題無く稼働しますし、ほかの霊体武装や魔具と違って『灼の領域 』の内側に取り込まれても消滅しません。
霊体構造 を破壊して吸血鬼や犬妖たちにとどめを刺せる、唯一の武器なんですよ。
憤怒の火星 もアルカードと霊的な回路 を通して接続されているので機能面で一切支障は出ませんが、憤怒の火星 の稼働で腕がろくに動かなくなっているのであんまり意味無いです。
あと、憤怒の火星 の『刃』――自動防護システムの斬撃触手にも霊体に対する殺傷能力があるのですが、こちらは憤怒の火星 を稼働させていないと発揮されません。『灼の領域 』発動後の格闘戦で、左腕で攻撃を加えても笠神に霊的な損傷を与えられなかったのはそのせいです。また斬撃触手に魔力を流すと消耗が大きくなるので、アルカードは笠神を切り刻んだときには斬撃触手に霊体に対する殺傷力を附与していませんでした。わんこが即消滅しなかったのはそのためです。
なお、憤怒の火星 でアルカードに『痛み』をもたらすのは自動防護システムの斬撃触手の使用のみで、煉獄炮 やセンサー、索敵触手の使用には特に不利点はありません。煉獄炮 には爆発に巻き込まれたり大被害が出たりといった危険、センサー機能は表面を被覆されることによる精度の低下や脳の負担からくる戦闘時間の短縮などがデメリットとして挙げられます。
紅華と黒禍は問題無く使えますが、シンが相手では武器を持ち替える暇も無いですし、殺戮人形相手では役に立ちません。
作中でそのうちきちんと書くつもりでいたんですが(くどくどと何度も書いてることもありますけどね……吸血鬼の弱点とか、蘇生を阻止する方法とか。全部わかっててやってます。読者が忘れてたら困るので)、憤怒の火星 の複合センサー機能は左腕が露出していてはじめて最大限機能します。
本来は煉獄炮 の照準装置なので、使用時には外気に晒されることが前提で構成されているからです。
憤怒の火星 は露出した表面全体がセンサーとして機能するため、単純に表面が被覆されていると一部のセンサー機能に支障が出てきて、結果として精度が落ちたり描画遅延が発生したりするのです。
ただし照準器官として機能する際に専用の構造体を構築する必要があるセンサーもあるため、フルに機能を発揮するには左腕の形状を崩す必要があります。
完全武装しているときにはどのみち左腕は被覆されているので、あまり意味無いですけどね。
アルカードの左腕は付け根の少し先からすべてが憤怒の火星 に置き換わっているので、左腕全体を外気に晒している状態だとセンサーは最高の精度を発揮します。逆に腕を被覆していると、センサーの精度はどんどん落ちていき、視野も狭くなり暗くなり、描画の遅延も発生してきます。特に通気性の悪い皮革や金属などで覆われていると駄目です。なので完全武装した状態だと、そのままではセンサー機能はほとんど機能しません。それを補うために襟元とかから索敵触手を突出させたりします。
索敵触手を出しているときはその先端が煉獄炮 使用時の照準器官と同じ構造の特殊な受容体を形成するため、索敵触手を出している間はセンサー精度そのものも向上しますが、左腕の形態のままでは使えないセンサーも使用可能になります。
ちなみに長袖のシャツなど、通気性のいい薄い布などでくるまれているだけなら、複合センサーは特に問題無く機能します。多少精度は落ちますが。
アルカードは革ジャンを着てるけど前を閉じてないし、憤怒の火星 の斬撃触手を使ったときに手袋が裂けて左手が剥き出しになってるので、The Otherside of Borderline本編中でのセンサー精度はまずまずというところですね。
センサーの視界は四種類。
いずれも脳で直接見ており、そうですね、肉眼の視界とは別の視覚情報を脳が直接受け取っています。
ひとつは肉眼で見たのと似た様な視界で、ステータスメッセージ等様々なデータを表示するのはこの視界です。主な目的は使用者に情報を受け取らせることで、視力は極めて高いものの視野は肉眼の視界とさほど変わりません。
もうひとつは三百六十度全周を一度に認識する視界、足元や頭上、背後に至るまで死角無く視認することが出来ます。
さらにもうひとつは任意に設定したカメラ位置から自分も含めた周囲の状況を俯瞰する視界で、ほかの視界やセンサー情報を突き合わせて合成したものです。
最後のひとつはセンサーの情報を突き合わせて合成した視覚で、肉眼の視界と同じ視点で描画され、熱源分布イメージなど、様々な特殊な視界を提供します。高度視覚と機能の一部がかぶるんですが、最大の特徴がそのうちの一部が光源を一切必要としないことですね。
これらに加えて音声情報や嗅覚情報その他を使用者に提供し、必要に応じて様々なデータやマーキング情報等を附加します。
視覚情報は可視光線視覚のほかに高感度や熱源分布など様々な視覚によって構成され、実は真祖の高度視覚とかぶっています。
大量のリアルタイム情報で戦闘を支援する半面脳に大きな負担がかかるので、あまり長時間の戦闘には向きません。
本来は煉獄炮 の照準装置の一部なので、開発者的には完全にノーマークだった使用法なのですね。したがって大量の情報を使用者に供給する半面、長時間使用は想定していないのです。
【業務連絡】
オールニッポンナイフショーなるものに行ってみようと思います。
The Otherside of Borderline 56から58までを更新しました。
あとじわじわと
今回は解説する様なことは無いと言えば無いけど、一応『
ちなみにここらへんは完全にこっちだけの設定です。いづみさんが本編を読んだら、『違う、そうじゃない』って山崎たくみ氏の声でクレームを言われるかもしれません。
本編中における『
その一方で魔術の『式』は一部を除いて組み立てることも出来なくなり、『
霊的武装を稼働させるにはごく少量ではあるのですが呼び水になる魔力が必要で、最低限これが無いと霊的武装は稼働しなくなります。呼び水になる魔力が多ければ多いほど霊的武装の殺傷能力は高くなるのですが、『
アルカードの細雪とシンの瓶割、いずれも霊的武装であるため、『
したがって現状では、
あと、
なお、
紅華と黒禍は問題無く使えますが、シンが相手では武器を持ち替える暇も無いですし、殺戮人形相手では役に立ちません。
作中でそのうちきちんと書くつもりでいたんですが(くどくどと何度も書いてることもありますけどね……吸血鬼の弱点とか、蘇生を阻止する方法とか。全部わかっててやってます。読者が忘れてたら困るので)、
本来は
ただし照準器官として機能する際に専用の構造体を構築する必要があるセンサーもあるため、フルに機能を発揮するには左腕の形状を崩す必要があります。
完全武装しているときにはどのみち左腕は被覆されているので、あまり意味無いですけどね。
アルカードの左腕は付け根の少し先からすべてが
索敵触手を出しているときはその先端が
ちなみに長袖のシャツなど、通気性のいい薄い布などでくるまれているだけなら、複合センサーは特に問題無く機能します。多少精度は落ちますが。
アルカードは革ジャンを着てるけど前を閉じてないし、
センサーの視界は四種類。
いずれも脳で直接見ており、そうですね、肉眼の視界とは別の視覚情報を脳が直接受け取っています。
ひとつは肉眼で見たのと似た様な視界で、ステータスメッセージ等様々なデータを表示するのはこの視界です。主な目的は使用者に情報を受け取らせることで、視力は極めて高いものの視野は肉眼の視界とさほど変わりません。
もうひとつは三百六十度全周を一度に認識する視界、足元や頭上、背後に至るまで死角無く視認することが出来ます。
さらにもうひとつは任意に設定したカメラ位置から自分も含めた周囲の状況を俯瞰する視界で、ほかの視界やセンサー情報を突き合わせて合成したものです。
最後のひとつはセンサーの情報を突き合わせて合成した視覚で、肉眼の視界と同じ視点で描画され、熱源分布イメージなど、様々な特殊な視界を提供します。高度視覚と機能の一部がかぶるんですが、最大の特徴がそのうちの一部が光源を一切必要としないことですね。
これらに加えて音声情報や嗅覚情報その他を使用者に提供し、必要に応じて様々なデータやマーキング情報等を附加します。
視覚情報は可視光線視覚のほかに高感度や熱源分布など様々な視覚によって構成され、実は真祖の高度視覚とかぶっています。
大量のリアルタイム情報で戦闘を支援する半面脳に大きな負担がかかるので、あまり長時間の戦闘には向きません。
本来は
【業務連絡】
オールニッポンナイフショーなるものに行ってみようと思います。
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