徒然なるままに修羅の旅路

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【盛り上がりの無いボス戦】レスバトルは先に切れたほうの負け。

2017年12月20日 22時18分56秒 | 日記・雑記
 In the Flames of the Purgatory 35から39までの加筆修正が終わりました。
 残念ながら、ディストールは不遇な扱いになってしまいました。
 もう少し盛り上がる戦いをさせてやりたかったのですが、グリーンウッドが相手だとどうしようもないのであきらめました。
 煽りあいは先に切れたほうの負け。いくらほかの魔術師の能力を吸収していても、使うのが戦闘に未熟なディストールである以上、たいしたことは出来ません。そのうえちょっと煽られただけで平静さを失って隙を作っては……

 グリーンウッドがディストールをアルクェイド・ブリュンスタッドよろしく十七分割にしたのは次元斬刃ディメンジョン・スラッシャー、接近戦用の魔術ですが手刀がなぞった周囲の空間に一時的に断層を生じさせて、防御を完全に無視して対象を切り刻む魔術です。リンゴの絵が描かれた紙を鋏で切れば紙に描かれたリンゴの絵も一緒に切断される様に、この攻撃を物理的な手段で防御することは出来ません。開発したのはアルカードですが、エレメンタル・フェノメノンによる親和性の関係でグリーンウッドはより高速で発動することが出来ます。破壊力そのものは誰が使っても同じです。
 アモンを切り刻むことも出来ましたが、間合いが極端に狭く攻撃範囲も狭いので使いませんでした。断層の範囲が手首から指先までしかないので、それより太い対象は一撃で切断出来ないのですね。

 レイル・エルウッドとアンソニー・ベルルスコーニは銃を使いますが、聖典戦儀で作った弾頭はライフリングに喰い込むと変形せずにそこで停止してしまうため、彼らが使う銃は滑腔銃身になっています。

 ちなみに精霊魔術というとグリーンウッド家の流れを汲むものしか登場していませんが、これは教会に流れた魔術が『スペルブック』を参考にしたものだからです。

 しかし武術がそうである様に精霊魔術にもいくつかの流派があり、そのうちのひとつがファイヤースパウンのグリーンウッド家です。刻印魔術の開発とアルカードの技術指導により、彼らは魔術戦のみならず白兵戦でも高位の吸血鬼とタメを張れる超戦闘集団になりました。
 そのため、彼らはキメラの研究は特にしていません。キメラに出来ることは彼らにも全部出来るからで、かつキメラ数十体ぶんの能力のほとんどを単独で再現出来るからです。たとえば生体熱線砲のビーム攻撃も高周波ブレードも、生体炸裂弾も、現象や手段そのものは再現出来なくても似た様な効果や破壊は易く再現出来ます。しかもキメラはそれらの能力を一体につき数種類しか持っていませんが、精霊魔術師は全部ひとりで使えます。つまりグリーンウッド家の魔術師にとっては、そんじょそこらのキメラとかカスカスなのですね。
 グリゴラシュがキメラ開発に投資していたのは、最終的な目標が吸血鬼を使ったキメラにPVヴェノムを組み込むことだったからです。
 調製の材料にされた吸血鬼にあらかじめ魔術を教えておけば、生身の人間を使ったキメラの十数倍の身体能力とPVヴェノム、生体熱線砲などの武器に加えて魔術も使えるキメラが出来るとの展望があったのですね。

 そういえば、せっかくなのでいづみさんとこの『天の庭』を名前だけ出してみました。フィオレンティーナ含む聖堂騎士の一部がかかわってるので、無関係でも無いですしね。

 明記されていませんが、グリゴラシュが使うのもグリーンウッド家の流れを汲む精霊魔術です。これはウォード・グリーンウッドから流出したものだからです。
 ただしある意味ではふたりは同門であるため、手の内を読まれない様にグリゴラシュは独自のアレンジや他流派の術式を組み込んでいます。
 アルカードは現代パートでは精霊魔術を使えなくなって久しいですが、The Evil Castle作中における彼は師であるグリーンウッドと遜色無いレベルで竜言語魔術ドラゴンロアーと精霊魔術を使えます。ストーリーが終わるころには、彼は全盛期の能力を取り戻すことになるでしょうね。つまり、怒らせたらもーどーしょーも無いレベルのバケモンってことですが。
 でもたぶん、彼はわんことかちびっ子が危害を加えられたりしなければブチ切れたりはしないと思います。魔王になって愚かな人間どもを支配とか、そういうこともしないでしょう。力による支配者になるとかには一切興味の無い男だからというか、彼がほしいものは力では手に入らないので。どんな権力があっても、滅びる前のブカレストには戻れませんからね。
 最終的なNosferatu Bloodのキャッチコピーは、『すべての親しき人々のためにFor the All Close Persons』ですしね。
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