来年の4月から消費税が5%から8%になる
単純に思いつくのは直前の「駆け込み需要」か
そして施行後は一気に消費が冷え込んじゃう
実際、1997年の4月に5%になったときは
大手スーパーの販売が軒並みダウンした
困った末に打った手が消費税還元セールだった
ところが大手スーパー(仕入れ側)は
消費税分の負担を納入業者に押し付けたりしていた
政府はそういう中小企業(弱者)を守るために
消費税を銘打った値下げセールを禁止する特別措置を
期限付きの時限立法で打ち上げた
一見、弱者救済を謳っているような法案だけど
元から断っちゃうやり方は乱暴じゃないだろうか
安売り自体ダメというのは小売業の反発は必至だろう
どうやらそれにはやっぱり思惑があるようで
先日、日銀新総裁が
2%の物価上昇目標を2年で達成すると会見し、
それには「適正価格で売ってもらわないと困る」
というような事情があるんだとか
税金が上がるけど物価も上がるじゃ
消費者側としても納得できない感じだけど
それに伴って収入も上がってくれれば問題ないんだよな
そんな中、26日に政府は
「税」に触れていない広告であれば、
基本的に禁止の対象にならないとして
「全品値下げ」や「春の生活応援セール」などはOK
と軌道修正してきた
そりゃそうだろうな
自由なはずの価格競争に政府が規制をかけるのは
方向性として間違ってるだろう
ところで同じ日に消費者庁が
冷凍食品の虚偽表示を適正価格表示にするよう
行政指導したってニュースがあった
■ 設定されていない「メーカー希望小売価格」に「半額」と表示
などの消費者が勘違いするようなポップや広告に対して
なぜ今?このタイミングで?
と思っちゃうけど妙に納得できてしまうな
今後も小売業に対するこの手の動きが
じわりじわりと起こりそうな予感がする。
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