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逆転の発想が肝

2013年04月27日 | メモ・覚え書き

去年、話題になった「俺のイタリアン」は
高級食材を驚きの安さと美味しさで提供し、
現在も大繁盛している立ち飲み形式の飲食店



細かい情報は知らなかったけど
社長は「BOOKOFF」の創業者だそうで
まったく畑違いの分野に挑んで成功したのは
どうやら確信的な戦略が元にあるようだ

「原価率が3割を超えると利益が出ない」
と言われる飲食業界にあって
「例え高級食材でも回転率を上げれば利益は出る」
という発想で
ミシュランにも乗るほどの超一流のシェフたちを抱き込んで
質の高い料理を出すことで
旨い!安い!を実現したらしい

なるほど
「立ち食いの高級レストラン」という感じか
相反するもの同士をうまく融合させたわけだ

今ではイタリアン、フレンチのほかに
「俺のやきとり」「俺の焼肉屋」
「俺の割烹」なんて和食料理も出店しているとか

しかし二つの業界で見事に常識をぶち破っているな
それが良いことなのか悪いことなのかは置いておくとして

そういえば「東京チカラめし」も
居酒屋チェーンの会社が牛丼屋をはじめた準異業種だっけ

それとは逆に
名古屋の喫茶店ではお客に「長居」させることで
リピート率を上げるという発想で成功している例もあるな

デフレ不景気の中、価格破壊がもてはやされる昨今
逆転の発想で飲食業界もイノベーションを起こしている
改めて商人のたくましさを再認識させられると共に
日本人の発想力も捨てたもんじゃないぞと思う
新機軸の店が定着して、
長く愛されるようになるかは未知数ではあるけど。



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