【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

「90億人の食」、食に纏る世界の話題 =037=

2019-09-09 06:14:08 | 浪漫紀行・漫遊之譜

≡ 世界の人口は2050年までに90億人に達し、十分な食料を確保できるのか ≡

= フードスタンプ受給者が、1億人を超すと言われている米国 =

 低所得者向けの料理本 : 「1日4ドルで作れる」 -

ここに一つの未来図がある

【この企画はWebナショジオ_2014年4月~2014年12月期、35回記載に追記・補講した】

(文=Rebecca Rupp/訳=小野智子  イラスト:涯 如水)

◇◆ アメリカの飢餓の実態が浮き彫りに =1/2= ◆◇

 ダスティ・リッジは杖に寄りかかり、自分の番号が呼ばれるのを待っている。ここは食料支援施設フードバンク。首都ワシントンD.C.に暮らす62歳の彼女は、10年以上前から月に1度ここへ通っている。

 「56番の方」という声が聞こえると、リッジは食料庫に入り、来週必要な分の食品を選んだ。ピーマン、トマト、ケール、ドライチェリー。まるごとの鶏肉もかごに入れたが、缶詰のインゲンはやめておく。「塩分が多いからね」と彼女は言う。

 現在、アメリカでは何千万人もの人々が、フードバンクに頼って生活している。がんを治療しながら障がい者給付金で暮らしているリッジのような人物はその典型だが、受給者は年齢、学歴、収入も多岐にわたり、着々と増えている。

 そうした食料支援プログラム利用者の実態を、食料支援NPO「フィーディング・アメリカ」が調査、「ハンガー・イン・アメリカ(米国の飢え) 2014」として発表した。フィーディング・アメリカは、寄付によって集まった食料を全米の食料支援プログラムに分配するネットワークで、今回は6万を超えるその利用者を対象に調査を行った。

 調査結果は、『ナショナル ジオグラフィック』誌8月号掲載の特集「米国に広がる新たな飢餓」の内容ともよく合っている。同調査により、多くのアメリカ人が「長期間にわたって困窮状態にあり、継続的な援助」を求めていることが判明した。またこの調査からは、フードバンクなどの地域プログラムの援助を受けているのはどんな人々なのか、その姿を垣間見ることができる。

● 43%が白人、26%がアフリカ系アメリカ人、20%がラテン系アメリカ人。4分の1の世帯が混血を含み、多様になるアメリカ国民の現状を表している。白人世帯の10%が栄養補助食品を利用している一方で、マイノリティ世帯は援助を必要とする割合が高い。アフリカ系世帯の4分の1、ラテン系世帯の6分の1が、地域の食料プログラムの援助を受けている。

● 地域の食料支援プログラムに頼っている成人の5分の1が、大学に通った経験を持つ。また全体のほぼ6%が4年生大学卒業か、それ以上の学位を取得したと回答している。

● 調査対象者の半数以上が「低所得労働者(ワーキングプア)」、つまり貧困から抜け出すだけの十分な収入がない人々と考えられる。世帯内に働いている者がいると回答した人は約54%にのぼるが、その働き手のほとんどはパートタイムでの労働だった。調査対象世帯の約72%が、連邦政府の設定した貧困ラインより低い収入で暮らしている。2014年の貧困ラインは、4人家族で年収2万3850ドル(約240万円)。

● 食料支援を受けている世帯の4%、つまり62万世帯には、軍で働いている者がいる。退役軍人も含めた場合、軍人世帯の4分の1以上が、食料不安を抱えていることになる。

● 食料支援受給者の79%が、健康によくないとわかっていても、手に入る中でいちばん安価な食品を購入すると回答している。

◇◆ 「米国民の6人に1人が食糧不足  貧困・飢餓」 ◆◇

・・・・・・ https://youtu.be/ieBAh91aTww ・・・・・

//////参考資料///////

  ■□ 参考資料:食糧の不足(1/2) □■

食糧の不足が何らかの理由で発生しても、必ずしも飢饉となるわけではない。とりわけ近年の農業技術の発達や食糧生産量の増加、国際的な輸送体制の下では、絶対的に食糧が不足することは稀である。

実際に、飢饉に際してもその地域、国家のすべての人が餓死するわけではなく、むしろ一部の人々が餓死する一方で、一部の人々には食糧が豊富にある場合が多い。また、飢饉が発生している地域から食糧が外部へと運び出される例も見られる。そして、過去の飢饉の記録を見ると、洋の東西や時代を問わず、都市部で餓死者が少ないか、食料が不足していないことが多く、むしろ、都市部へ人が避難して衛生状態が悪化したことによる疫病の例が多い。

このような点から、飢饉の原因は食糧の配分、つまり餓死者が食糧を手に入れられなかった理由にもある。以下では、その主要な理由を挙げる。これらは通常、複合して飢饉を引き起こす。

収入の減少・喪失

自ら自分自身の消費する食糧を生産している農家でない限り、現金収入を得て食糧を購入しなければならない。なお、農業に従事していても、必ずしも消費する食糧を生産しているとは限らない(例えばコーヒー豆カカオなどの商品作物を栽培している場合)。また、土地所有者などに雇われている場合(プランテーションで働く場合など)には、労働の対価として現金を支払われている場合もある。そこで、経済情勢の変化や、天災戦災などによる農地や工場の破壊により、収入の減少、失業が発生すると、十分な食糧の購入が困難になり、場合によっては餓死に至る。失業者が増加した場合には、労働力供給量の増加や消費の縮小で労働力の需給関係が悪化し、更なる賃金の低下、失業が起こるという悪循環になりやすい。

・・・・・・明日に続く

□    □ □ □

_ 世界食糧デー:飢餓人口約9億人 _

・・・・・・ https://youtu.be/CWkDQUsJeio ・・・・・・

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

前節へ移行 : https://blog.goo.ne.jp/bothukemon/e/f48d0c7bc7edd612b019af5fdc5d5dba

後節へ移行 : https://blog.goo.ne.jp/bothukemon/e/0ad420c6fe3db49a15d88b89706ce01a

----------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい--------------

【壺公夢想;如水総覧】 :http://thubokou.wordpress.com

【浪漫孤鴻;時事自講】 :http://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/

【疑心暗鬼;如水創作】 :http://bogoda.jugem.jp/

下線色違いの文字をクリックにて詳細説明が表示されます=ウィキペディア=に移行

================================================

  

・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

================================================

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「90億人の食」、食に纏る世... | トップ | 「90億人の食」、食に纏る世... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

浪漫紀行・漫遊之譜」カテゴリの最新記事