【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

今日(狂)の狂言 : 07月16日(火曜日) & 旅と文化の足跡が野帳

2024-07-16 05:10:07 | 浪漫紀行・漫遊之譜

★ 忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 

◆ メッカでブーイングの嵐だったムハンマドがメディナに逃げる(622年)。即ち、メッカからメディナにヒジュラ(移住)なされた。イスラム教の暦では、これが紀元1年の1月1日らしい。 ◆ 本能寺の変でイワされた織田信長の跡目を決める会議が清洲城で開かれ、三法師を擁護する羽柴秀吉の専横が始まる(1582年)。 ◆ アメリカはニューメキシコ州で、連鎖的な核分裂反応による破壊的現象を以て三位一体を人類の手で具現化させることに成功(1945年=マンハッタン計画)。

◎ ◎ エベレスト商業登山、考え直すとき =後節= ◎ ◎

- - - 震災後、エベレストの混雑は解消するのか - - -

=National Geographic Journal Japan 〉ニュース〉旅&文化〉 ・・・・2015.05.18 / 文=Laura Parker/訳=堀込泰三・・・・

震災時、自ら下山できなかったのか

 ネパールで地震が起き、首都カトマンズで数少ないヘリコプターが救助活動を行っていた同じころ、エベレストで立ち往生した登山客がヘリコプターに引き上げられる画像が紹介された。登山者の半数はネパール人ガイドだったにもかかわらず、インターネットでは登山者批判が相次いだ。

 米国を拠点とする「RMI Expeditions」のガイドをしていたハーン氏によると、(地震発生時)登山者にはほとんど選択肢がなく、そのいずれもいい選択ではなかったと言う。氷河を通る別ルートをつくるためにエベレスト第1キャンプから送りだされたチームは、連続する余震に妨害された。

 ハーン氏は、自分の小さなチームだけなら下山させることができるかもしれないと思った。でも問題は、安全な場所に移動する必要がある大量の登山者だった。

「200人をどうしたらいい? というのが私たちの懸念でした。そもそもヘリコプターが来ているのは、私たちの財力のおかげであることは明らか。政府所有ではなく、民間企業のヘリですから。それらを飛ばすにはたくさんのお金がかかり、その全額を私たちに請求する前提で、彼らは優れた仕事をするのです」  

エベレスト行きを控えるガイドも

 すべての旅行会社が、エベレスト登山の現状に加担しているわけではない。

 シアトルを拠点とする「Mountain Madness」を率いるマーク・ガンログソン氏はこう言う。「しばらくエベレストのガイドはしていません。ちょっと、制御不能になってきているからです。山に登る資格のない人が多すぎます。だから、少し控えています」

 外国人顧客のために最大のリスクを背負うシェルパらも、このところリスクを抑えようと動いている。昨年の大規模な雪崩のあと、シェルパは山に戻ることを拒み、ネパール政府に登山シーズンをキャンセルさせた。結果、彼らは死亡保険金の引き上げを要求し、勝ち取った。

 先月の地震でクーンブ氷河を通るルートが壊滅した後、毎年そのルートを切り開くアイスドクターとして働くシェルパらは、ルートの再建ができなかった。すぐに、すべての登山客が撤退した。

 ヒラリー氏とともにエベレストに初登頂したテンジン・ノルゲイ氏の息子、ノルブ・テンジン氏は、「シェルパはとても信心深く、縁起を担ぎます。エベレストは神。神の住む場所が汚されているのです。山が踏み荒らされ、汚されていることに神が怒っているのだというメッセージなのかもしれません」と述べている。

 サンフランシスコ在住で、アメリカヒマラヤ財団の副会長を務めるテンジン氏は先日、故郷のテムズ村を訪れた。エベレストのふもとの同村は、ネパールでも有名な数多くのシェルパの故郷でもある。テンジン氏によると、多くのシェルパが、地震の影響で来春の登山再開を考え直そうとしているそうだ。

 それでも、山は呼んでいる。最高峰に立つチャンスがあるかぎり、エベレストへ登ろうとする力を抑止することはできないと、ロバーツ氏は言う。

 それは、どこでも同じだ。「カリフォルニア最高峰のホイットニー山は、人でごった返しています」。ホイットニー山から少し北に行くと、ノース・パリセードと呼ばれる見事な山がある。ロバーツ氏によると、そちらの方がいい旅になるそうだ。「そちらには誰も登りません。76m低いだけなのに」

2015年のエベレスト雪崩事故

2015年のエベレスト雪崩事故では、2015年にエベレスト周辺で発生し人的被害をもたらした雪崩について記述する。2015年4月25日午後、モーメント・マグニチュード7.8の巨大地震(2015年ネパール地震)がネパールとその周りの国を襲った。地震の揺れによってプモリの山腹で雪崩が生じ、ネパール側(南側)のエベレスト・ベースキャンプに流れ込んだ。少なくとも22人が死亡し、それまででエベレスト最悪の死者数を出していた2014年のエベレスト雪崩事故の記録を更新する災害となった。

エベレストは震央から220キロメートル東にあり、揺れに見舞われた時点で700人から1000人が山中または付近の地域に入っていた。ベースキャンプには359人の登山者がいた。

2014年シーズンは16人の犠牲者を出した雪崩の影響で登頂が困難となったため、前年からの再挑戦となる者も多くいた。地震の揺れが到来すると複数の大規模な雪崩がエベレストやその周辺で生じた。中でも南側ベースキャンプの近くにあるプモリ山腹で発した雪崩はキャンプに流れ込み、クンブ氷河上に張られたテントをなぎ倒しながら、クンブ氷瀑の基部にあたる lower Icefallへ向けて進んだ。インド陸軍山岳チームは南側ベースキャンプで19人の遺体を収容し、下山できなくなっていた61人の登山者を救助した。

負傷者は少なくとも61人で、当初の報告では数十人が所在不明とされた。加えて多数の登山者がベースキャンプより上に取り残され、安全な下山ルートを失った。

地震翌日の4月26日午前にはヘリコプターが到着し、救出活動を開始した。重傷者22人を付近の集落ペリチェへ搬送したところで悪天候のため救出は一時中断された。ペリチェは登山者にとって重要な立ち寄り地で、ヒマラヤレスキュー協会から派遣された有志の医師らをスタッフとする簡素な病院が設置されている。  

・・・・・・・新企画に続く・・・・・

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