Tribe Color Time

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先日の日韓戦。

2010年05月26日 | スポーツ

サッカー日本代表、韓国に2-0で完敗。
ハッキリ言ってもっと点をとられてもいい内容だった。
ピッチリポートの名波が言っていたように、
韓国は確実に勝ち点3をとる試合をしていた。

韓国は思っていたとおり強かった。
日本が目標はベスト4と言って色々と言われているけど、
今の韓国ならベスト4を狙うと言っても言い過ぎとは思わない。
それぐらいチームができているし、
これからも伸びるんだろうってのがわかる。

一方、日本はまったくなにもできなかった。
試合が始まってすぐにわかる連携不足。
周りが動くのを待っていると、すぐに韓国ディフェンスがプレスで潰しにきて、
その場で奪われるかパスミス、パスカット。
そんな場面が試合中何度もあった。
連携がとれていないので周りが走ったところでワンタッチプレーも無理。
なので持つしかないが持つ事もできない。
以下ループ。

選手起用も意味不明。
DFに阿倍と今野を入れている事。
高さよりもスピード、バランスと思ったのか?
これが見事に失敗。
ボランチに長谷部を使っている事も勿体ない。
長谷部と遠藤って使うとどちらも生かしきれない。
もし阿倍と今野を同時に使いたいなら阿倍はそのままDFで、
ボランチで今野。
長谷部はサイドで使った方が生きる。

この試合の中村俊輔は酷かった。
というよりもやっぱりこんなもんか。
本田は変に気を使ったプレーが多かった。
もっと自分でいっていいと思う。
大久保も走ってはいたが、良くも悪くもいつも通り。

そもそもなんで岡崎のワントップにこだわるのかわからん。
前に後半に少しだけでた森本のほうがいい動きをしていた。
スタメンで森本を使った方がDFを掻き回す事ができたはず。
実際後半から入った森本のポジショニングはよかった。
岡崎の考えは捨ててほしいと思う。

今回の試合は最初から勝つとは思っていなかったので、
まったり観戦していたが、上に書いたように文句は沢山ある。
日本代表は誰一人として楽しんでサッカーをしている人はいなかった。
韓国はちゃんと緊張感をたもっていいサッカーをしていた。
点差は2点だけど日本と韓国の実力差は相当あった。

パクチソンが10年前の日本の方が強かったというのは、
あまりにも過去に戻りすぎだけど、
2006年、2002年の代表よりも弱い事は確かだ。

それとこの試合を見ていて気づいたのが、
セルジオ越後が怒らなくなった事。
文句というか、こうしなくちゃいけないという事は変わらずに言うんだけど、
その言葉が今までなら怒りを込めて言っていたのに、
今回は全部呆れた感じで言っていた。
ついに怒られる状態でもなくなってしまったって事です。

次はイングランド、その後コートジボワール。
どちらも強豪も強豪で勝つ事はまずない。
調べたらコートジボワールの監督はエリクソン。
今大会のアフリカ勢としてもしかしたら最強かもしれない。

イングランドは完全に調整のための試合だから、
それなりの試合をして引き分けでも問題ない。
日本は名誉挽回の試合で負ける事ができない。
誰がこんな試合日程を組んだんだろうか。
韓国、イングランド、コートジボワールと、
日本にとって得になる試合なんて一つもない。
しかし失うものはあまりにも大きい。

そもそもここまで酷いと失うものもないはずなんだけど、
代表というものを背負っている以上、
自信だけはなくしちゃいけないんだよな。