「本の町プロジェクト」ブログ

日本にも「ヘイ・オン・ワイ」のような本の町があったらいいな、から始まった物語。高遠での活動を経て次のステップを準備中。

木曽福島日帰り

2008-09-23 14:59:18 | Weblog
昨日の定休日、権兵衛トンネルを越えて木曽福島に行ってきました。
このトンネル開通以来、木曽までは1時間かからずに行くことができるようになりました。
伊那インターからだと30分くらい。近いです。


今日のおめあては興禅寺の看雲庭園。重森三玲の作った日本でいちばん大きな枯山水庭園です。
ここ数年にわかに起こった庭園ブーム(ただし私だけのブームですけど)。昨年京都東福寺でみた方丈庭園が素晴らしかったので、こんな近くにある重森作品は是非見てみたかったのです。
なかなか時間がとれずにいましたがようやく行くことができました。予想どうり素晴らしい庭で、禅の心も信仰心も何もない私でも気が引き締まる思いでした。
ここはおすすめ。

木曽福島は昔からの宿場町で、旧い家並みもたくさん残っています。
そして最近では若い人たちを中心に遺産を活用して新しい店を開いたり、地域の活性化に取り組んでいます。
昨日も平日なのに少なからぬ数の観光客でにぎわっていました。

高遠も・・・、なんて考えながら街歩きの月曜日でした。


シャーロック・ホームズの図案展

2008-09-19 22:58:17 | Weblog
当店の入り口付近では、一ヶ月から一ヶ月半の周期でゲストをお迎えして展示や展示即売のイベントを行っています。

次回は10月7日(火)から「シャーロック・ホームズの図案展」と題して新潮文庫コナン・ドイル作品の装丁画展を開催。

昨日は、その作者である西浦玉美さんがはるばる東京からご来店。展示スペースのサイズを測ったり、壁の材質を確認する間にも楽しいお話が絶えることなく、豊富な話題で楽しませていただきました。
ゲストの方に喜んでいただかないといけないのに、これじゃ逆ですね。
展示の本番が今から楽しみです。


ちなみにこの展覧会は北海道から九州まで、各地を巡回して開催中です。「長野は遠いよ」とおっしゃる方も、上記の西浦さんのブログをチェックしてみてください。もしかしたらお近くでも開催予定があるかもしれません。




「本の町」の本

2008-09-09 17:08:56 | Weblog
さきごろ比較社会学の観点から本によるまちづくりを考察するという大変興味深い本が出版されました。

神田神保町とヘイ・オン・ワイ」東信堂

タイトルの神保町やヘイ・オン・ワイについての分析はもちろん、福島県のたもかぶ、さらには西荻ブックマーク、ブックオカ、不忍ブックストリートといった書店の枠を超えた本のイベントや活動についても取り上げています。

執筆されているのは、江戸川大学社会学部の大内田鶴子教授をはじめ、慶応大学文学部、駿河台大学法学部など大学や学部の枠をこえて共同で研究をまとめられた方々。

本書の中では我々のやっている本の町の活動についても少し触れていただいております。

著者のラインナップからもご想像のとうり基本的には研究書ですから気軽に読めるところばかりではありませんが、なんといってもこれだけの幅広さと深さでこのテーマをまとめた類書は無かなったはずです。そういう意味でもご興味のある方は是非ご一読を。


この中にはたくさんの形の「本の町」がでてきます。
我々の考えていることとは近いものも遠いものもありますけど、いつかみんなが考える本の町のことをそれぞれ心ゆくまで語り合う機会ができたら、楽しいだろうなと思いながら読ませていただきました。



9月

2008-09-02 11:47:15 | Weblog
「本の家」も5月1日に移転新装開店してからはや4ヶ月。
あっというまに過ぎてしまったというのが実感ですが、その間にはたくさんのお客様にご来店いただきました。ありがとうございます。

今月から喫茶メニューを一部リニューアル。
これまで土日限定だったカレーを毎日やります。それと、ご要望のあったビールもおくようにしました

まだまだいろいろとご不便をおかけいたしますが、できる範囲でがんばっていきますので、今後ともよろしくお願いします。