「本の町プロジェクト」ブログ

日本にも「ヘイ・オン・ワイ」のような本の町があったらいいな、から始まった物語。高遠での活動を経て次のステップを準備中。

ブックマークイヌヤマ(その5)

2010-03-28 22:07:19 | Weblog
こちらは旧磯部邸という古民家。
場所はその1でご紹介した弐番屋二号館と同じ通りにあります。

犬山駅から徒歩7,8分、駅前通りをまっすぐ進み犬山城に続く道の入口を右に曲がるとほどなく到着。



京都の町屋などもそうですが、間口が狭く奥に長い造りで厨房を抜けると明るい中庭があり、左手の畳の部屋ではお抹茶をいただくことができます。確か500円くらいだったような…。
そして正面の蔵は二つ連なった立派なもので、それぞれ独立したギャラリーとして自由に借りられるようになっています。



今回はブックマーク協賛ということで、豆本の展示など。
蔵の中はきれいにリフォームされて美しいフローリング。そして照明も展示に使いやすいように配置されていました。

管理は市の教育委員会。このように誰にでもオープンな姿勢は嬉しいですね。




ブックマークイヌヤマ(その4)

2010-03-26 10:40:09 | Weblog
なかなか本の話がでてこないこのレポートでしたが、今日は一箱古本市の模様をご紹介します。

その1でご覧いただいた弐番屋などがある古い町並みからお城と逆方向に5分くらい歩いた市街地の真ん中の住宅街。その中に旧堀部邸という文化財登録された大きな古民家があります。この家まるごと古本市の会場。



近年全国で盛んな一箱古本市ですが、通常は商店街の軒先など屋外で開催されることが多く、雨対策がひとつのネックにもなります。今回は屋内ということでその心配がなくなるのが大きなメリット。実際、初日の午前中は少し雨模様だったのですが、この場所で開催のため全く問題なし。

雨が上がれば気持ちの良い中庭で本を選んだり縁側でボーっとしてみたり。ほかの一箱市とはまた違った楽しみ方ができました。








ブックマークイヌヤマ(その3)

2010-03-24 11:52:07 | Weblog
こちらのお店では「ぐりとぐら」が作った黄色いカステラにあやかって、特製のシフォンケーキでブックマークに参加。



こちらはケーキ屋さんではなくて「げんこつ」という犬山に昔からあるお菓子づくりの老舗です。「げんこつ」はきな粉を固めた小さなお菓子で素朴な味わい。
イベント会場ではお客さんにふるまわれていました。



このケーキも大人気で早々に売り切れでした。最後の一つを出してもらって撮影。


ブックマークイヌヤマ(その2)

2010-03-22 17:51:29 | Weblog
ブックマーク犬山では本屋さん以外にも楽しめるポイントが。

町のパン屋さんでは「絵本に出てくるパン」を焼いてました。



チラシには「ももたろうのおだんごパン」「ハイジの白いパン」「ぐりとぐらの木の実のパン」「ポニョのおさかなパン」「魔女の宅急便のパン」など絵本を読まない私にはまったくわからないけどたぶん人気の本に出てくるたくさんの特製パンが。

店に行ったのは午後の遅い時間だったので、写真の「おさかなパン」以外完売。写真だけでも撮ってご紹介したかったのですが残念!



本のイベントということで、わざわざそれにふさわしいものを作ってくれるパン屋さん。素晴らしいですね。


ブックマークイヌヤマ(その1)

2010-03-21 11:18:44 | Weblog
3月13、14の二日間、愛知県北部の犬山市中心街で開催された本のイベント、ブックマークイヌヤマに行ってきました。

このイベントは今回が最初。
犬山市内のキワマリ荘というアパートで古書店「五っ葉文庫」を開く古沢和宏さんが実行委員長となり、仲間のみなさんで地元のお店やまちづくり団体などに協力を求めて実現したものです。

犬山は国宝天守閣の犬山城を持つ古い城下町。お城の近くに残る古民家などがおもな会場となりトークイベントや古本市など、二日間たっぷり楽しめるイベントになりました。
企画開始からわずか数か月でこの規模のイベントを実現させた実行委員会の皆さんの行動力に脱帽です。

今回は特にトーク作家のセレクトが古沢さんのこだわりに満ちたものでした。
まずは一日目、「愛知県漂流」という雑誌の編集長だった酒井竜次氏、「放送禁止映像大全」の著者、天野ミチヒロ氏のトークに参加。

会場は古民家弐番屋2号館。1Fに雑貨店、蕎麦屋、カフェ、一日店長によるレストランなどが入り、二階の座敷がイベントスペースになっている複合店。


写真が会場となった場所です。トークは予想どうり、なかなか公にできない話や映像なども飛び出して興味深いものになりました。

高遠ブックフェスティバルではあえて一般的な、というかより多くのみなさんに楽しんでいただけるように、ということを意識していろいろやってみたのですが、犬山のようにとことん自分の興味のあるものに拘ったラインナップというのもいいいものだななぁと思いました。

写真をたくさん撮ったので犬山レポートもう少し続きます。