「本の町プロジェクト」ブログ

日本にも「ヘイ・オン・ワイ」のような本の町があったらいいな、から始まった物語。高遠での活動を経て次のステップを準備中。

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ひとくぎり

2008-02-24 19:02:42 | Weblog
今日2月24日は「本の町プロジェクト」の6人で共同経営を行っていた古本と喫茶の店「高遠 本の家」の最終日でした。

昨年の今ごろは神奈川県の藤野町で「本の町」の実現性を探っていたのでしたが、4月に見に行った長野県伊那市高遠町の古民家を気に入った我々は、「ここで古本屋をやりたい」と強く思いました。そして、それからは怒涛の勢いで準備を進め、7月20日には開店にこぎつけたのでした。そのあたりの経緯はこのブログの昨年4月から7月あたりのところをご覧ください。

開店はしたものの、実はこの場所を拠点にして「本の町」づくりをすすめていくべきかどうか、という点についてはスタッフの間でも意見の相違があり、別の場所を探しつつ様々に意見を交わし、運営についても試行錯誤の日々が続いていたのでした。

そんなある日、高遠町の中心街にお住まいの地元の方から、所有している空き物件で古本屋をやらないか、というお話しをいただいたのでした。
さて、どうするか。
この件についても意見は割れた。とにかく、このお話を受けるということは、イコール高遠の町で「本の町」を目指していくんだ、ということが自分たちの目標として宣言されるということになります。そのこと以外にも、7月に新店舗をオープンしたばかりでもあり、スタッフの余力もあまり無い状態。各人の生活基盤の問題もある。

が、最終的にはやはり地元の方からいただいた有り難いお話であるし、このような機会は滅多に無いと思われるからそのチャンスを掴むべきである、という意見が優りました。
そして、新しい店の開店は2008年春を目標とすることにして準備を始めたのが昨年末のことです。

新しい状況に適応すべくスタッフ内で調整を進めていく過程で、新店舗には関わらず「本の町」プロジェクトから独立して個人で古本屋をやりたいという希望を持つスタッフが出てきました。その2人のスタッフは今日まで「高遠 本の家」として営業していた店を引き継いで、同じ場所で営業を続けます。
「本の町」プロジェクトから個人へと運営主体が変わり、どのような店に変化していくのか、ご期待ください。これまで同様皆様ご贔屓にお願いいたします。


一方、「本の町」プロジェクトとして運営する高遠町の中心街にある次の店は、なにせ広いので原則2人が常駐する体制で運営することになります。現在は神奈川と東京都内でインターネット中心に古本の販売をしている2名が移り住んで営業します。
東京に残る2名は、宣伝やら仕入れやらイベント企画やら、諸々の仕事を分担して後方支援に廻る予定。
そして、高遠を日本初の「本の町」にしたい!という目標を実現できるよう頑張っていきます。なので、きょうからこのブログも「本の町準備ブログ」ではなくて「本の町ブログ」に変えます。準備じゃなくてもう本番という意味で。
さてさて、どうなるのか自分たちにも分からないことだらけで楽しみです。

先ずは内装工事を終わらせて、更に来月には引越しを3つこなさなければなりません。やはり古本屋は体力勝負のようです。


カツ丼どんどん

2008-02-21 17:36:50 | Weblog
 高遠に通うようになって知ったことのひとつに、ソースカツ丼がある。ずっと東京近辺で暮らしてきたので、カツ丼といえば醤油出汁で葱を煮てその上にカツを乗せ、溶き卵でまとめる、いわゆる卵とじのカツ丼である。
 ところが、高遠や伊那の食堂でカツ丼といえば、ソースカツ丼を指すのである。名古屋の味噌カツを初めて見たときには本当に仰天したけれど、このソースカツ丼に出会ったときもちょっとした驚きがあった。
 ソースカツ丼はどんぶり飯に刻みキャベツをのせ、その上にカツをのせてソースをかけたものだ。新鮮なキャベツと、ぱりっと揚がったカツ、肉も臭みがない。東京近辺の食堂のカツ丼は衣ばかり厚くて、肉が貧弱な場合が多いけど、信州のカツ丼のカツは厚くてなかなか立派なのだ。
 問題はソースなのである。甘すぎるのだ。どこの店のカツ丼も、ソースがやたら甘い。もう少し甘みを抑えて、コクのあるソースになったら、私は毎日でも飽きないと思う。甘いばかりがごちそうではない、ということに気づいてくれるコックさんがいたら、私としてはとても嬉しいのだけれど。
(執筆・野崎)



内装工事始まりました(別バージョン)

2008-02-16 10:42:05 | Weblog
 4月開店を目標にいま準備を進めている新しい「高遠本の家」は、高遠商店街の一角、すぐ近くにJRバスの高遠駅があるあたりです。
 そこでいま、スタッフが大工の金松さんを交えて相談しながら、工事を進めています。
 高遠を本の町にしたいという熱意と思いはあふれるほどある私たちですか、資金力は豊かではありません(というか、けっこう貧乏です(苦笑))。
 ですから、自分たち出来ることは何でもやって工事費削減に努めなけれぱなりません。そこで、関東でもたくさん積もった先日の大雪の日、スタッフ3人(北尾、斉木、それに私)と北尾さんの友人のSさんご夫妻の計5人ででかけ、店内のペンキ塗りをしました。
 まず昼前に到着すると、店内にはまだ少し廃材や残木、ゴミなどが残っていて、これを片づけないと仕事にかかれない状態でした。それをえいやっと片づけて、作業開始です。
 指揮を執るのはSさんご夫妻、少し前に自宅を改装しペンキ塗りも自分たちでやったという経験者なのです。ローラーやペンキ皿も持参していただきました。Sさんはペンキ缶を開ける前に、ごろごろと転がしてペンキを揺らしている。ふたを開けると、竹べらで中のペンキを練っています。せっかちな私なら、すぐふたを開けて皿に出してしまうところですが、なるほどベテランは違います。
 さて、天井から塗り始めます。
 ローラーに長い柄をつけて、ペンキを染みこませます。
 そこで、Sさんからアドバイス。「腕を動かすだけで塗るとすぐ疲れますから、からだ全体を左右に揺らすように、踊るように塗ってくださいね」
 この踊るように、という忠告が貴重でした。たしかに、腕だけを動かして塗ると、すぐに腕が重くなります。それがからだを動かして塗ると軽減するのです。とはいっても、首を上にあげ続けて塗る姿勢は、なかなかに重労働です。
 それでも全員が黙々と働きます。これだけ無駄口をたたかない私たち、というのも珍しいくらいに。
 ところが、アクシデント発生です。
 北尾さんの目に、天井から落ちてきたゴミが入ってしまったのです。流水で洗えばいいとはいえ、なにしろ極寒の日です。
「目玉が氷になってしまうよ」という北尾さんの悲鳴が聞こえます。長くは洗っていられません。
 薬局で買った目薬を差したりしますが、ゴミは北尾さんの目玉が気に入ったらしく、なかなか出て行こうとしないのです。北尾さんはクルマの中でしばらく静養です。
 するとしばらくして、北尾さんが爽やかな顔に復活して戻ってきました。
「自然治癒力はすごいね。涙がゴミを出してくれたよ」
 一同、ほっとして一安心したのでした。
「これでずっと休んでいたら、今日は何しにきたのって、あとあとまできっと言われるに違いないからなあ」と北尾さん。
 それからはトラブルもなくスムースに進み、作業にも慣れて、夕刻には天井が塗り終わっていたのです。
「今朝、到着した時にはここまで出来るとは思えなかったけど、よくやったなあ」というのが全員の一致した感想でした。
 夜は伊那市内に出かけ、おいしいおそば屋さんを見つけて、夕食。その後、Sさん夫妻をホテルに送ったのち、私たち3人は安宿のビジネスホテルへ。値段のわりには部屋も寝具も清潔で、夜遅くまで新しい「高遠本の家」についてのあれこれを話し合ったのでした。(執筆・野崎)

内装工事始まりました

2008-02-15 23:29:50 | Weblog
移転先新店舗の工事が始まっています。

写真は2月の2日、3日と2日間かけて壁と天井にペンキを塗ったときの模様です。

我々は資金が乏しいので(っていうか金持ちの古本屋っているんだろうか?)できる作業は自分たちでやるつもり。今回はスタッフ3人と知人の助っ人2人、総勢5名の体制で雪の中決行です。

土曜は午前中邪魔な電灯や突起物を外し、塗料がかかってはいけない部分にマスキングをするという下準備。
近所の店で昼食後はローラーが入らない角の部分などを刷毛を使って埋めていく地道な作業。これが結構大変。なんだかんだで夕方までかかり、5時過ぎには暗くなったので作業を終了して伊那市街の宿へ。

翌日曜日は朝から雪。どんどん積もるばかりでやむ気配なし。塗料の乾きが遅くなる最悪の天気なんですが、最近の塗料はモノがいいのでものすごく気になるというほどでもないのがすごい。

この日はローラーを使って一気に塗る作業。
私含めスタッフはこういう経験が全く無いど素人なのですが、助っ人夫妻は自宅リフォームで経験があり、心強い限り。実際に作業が始まってみると、もう全然手つきやスピードが違う。コーチを受けた我々も見よう見まねでなんとか塗り始めることに。
あちこちにペンキを垂らしながらも夕方にはなんとか予定分を完了。
煤けた感じの内装が、明るく甦りました。これだけで結構進んだ気がするのが不思議。
とにかく助けてくれたSさん夫妻には大感謝の2日間でした。


次回は来週早々にも別室部分のペンキ塗りなど予定しています。




移転します

2008-02-14 00:31:52 | Weblog
お知らせです。

急なお知らせになってしまい申し訳ありませんが、現在の「高遠 本の家」は2月24日(日)をもちまして一旦閉店いたします。
その後しばらくの準備期間を経て、4月初旬には高遠の街中に新規オープンの予定です。

もともとの目標である「本の町」の実現にむけての新たな第一歩にすべく、スタッフ一同張り切って準備にとりくんでいるところです。いろいろな事情でこれまでブログではお伝えすることができませんでしたが、実は少しずつ新しい店舗の工事も始まっていて、一部後追いになってしまいますがボチボチとこちらにUPさせていただきます。

引き続き「高遠 本の家」をよろしくお願いします。


なお、現在の店舗は3月1日よりこれまで店長だった者が私たちのグループから独立し、個人経営の店として営業を続けます。こちらの店もまた、よろしくご支援のほどお願いいたします。