
史上最強、天下無敵 ---まばゆいばかりの光と圧倒的なエネルギー!
元Yesの黄金のラインナップが勢ぞろいした1989年リリースの名作
ANDERSON. BRUFORD. WAKEMAN. HOWE・・・なんともいいようがない凄いバンド名です(笑)。 参加したアーティストのそれぞれのファミリーネームをそのままバンド名にしてしまう、なんという安易な考え・・・。と思いきや、その内容はまことに素晴らしい。
ABWH・・・YESの黄金期のメンバーが集まって生みだした、たった一枚だけの名盤。
1988年、15年ぶりの来日を果たしたYesですが、その直後フロントマンのジョン・アンダーソンが商業主義に走るポップスを演じたくないとの理由で脱退し、かつての盟友、ビル・ブラッフォード、リック・ウェイクマン、スティーヴ・ハウを呼び(その当時、ビル・ブラッフォードはキング・クリムゾン参加後、一時的にYesのキーボード担当として参加していたパトリック・モラーツとのユニットを結成していて、リック・ウェイクマンは地道にソロ活動を、スティーヴ・ハウはエイジア、GTR、ネロトレンドを経てソロ活動をしていました) 、結成したのがこのバンドです。
しかし、その当時のYesのメンバー、トニー・ケイ、クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、トレヴァー・ラヴィンとの間で”名義使用権”で争うことになり、結局アンダーソンらは、Yesの名前を使うことが出来ず、メンバーのファミリーネームをそのまま連ねたものをバンド名にしたというのが真相です。
また、当時ジョン・アンダーソンは、これら両ユニットを合体したイエス・ビッグバンドの構想を持っていたそうで、対立関係にあったクリス・スクワイアに断られ、このビッグバンドが実を結ぶのはもう少し後になってからのことであります。

このABWH、アルバムの出来はと言うと、これがまた凄いアルバムなのです。 往年のYesファンなら泣いて喜ぶメンバーによる、最もYesらしい音・・・それがこのABWHです。 アルバムの構成としては久しぶりの大作主義を徹底して演奏していて、アルバムの80%が6分を超える大作となっています。 でも、どの曲もそれが”長い”と感じさせないほどスリリングで躍動感に満ちたものとなっています。 それは、初期の 『危機』や『リレイヤー』といった名盤を彷彿させながらも、89年の時代に合わせた”聴きやすさ”を追求した作りになっていますので、往年のYesファンはもとより、あまりプログレッシヴ・ロックをお聴きにならない方にもすんなり聴けるアルバムです。
ここのところこのアルバムをよく掛けながら車を走らせています。プログレって車の中であまり聴くものではないのですが、このアルバムは車で掛けても全く平気です。

アルバムの聴き所は、前半のハイライトでもある3曲目の「BROTHER OF MINE」と後半のハイライト、「ORDER OF THE UNIVERS」。どちらも9分を超える大作ですが、素晴らしい楽曲です。 本当聴き込む程に曲の深みがわかってくる・・・流石は、Yes黄金期を築いたメンバーです。
また、Yesのアルバムには欠かせないお約束のデザイナー、ロジャー・ディーンによるジャケットも素晴らしく、アナログ盤も持っていたくなるような名盤ですね。
89年リリースですが、20年経った現在も、また今後あと10年、20年経っても私は聴き続けるだろう音盤です。

また、このスタジオ盤リリースに伴うワールド・ツアーの模様を収録したライヴ盤もリリースされていて、そちらのほうもかなり素晴らしい出来です。 ABWHの楽曲を中心に「ラウンド・アバウト」「危機」「燃える朝焼け」などYesの名曲も演奏され、彼らの魅力がぎっしり詰まった内容です。
また、このメンバーで90年には来日も果たしています。残念ながら観に行くことは出来ませんでしたが、黄金期Yesの再来という感じのステージだったそうです。
2003年以降、Yesファミリーの話題が殆ど無いようなのですが、もう一度ひと花咲かせて欲しいですね。 復活を期待しています。
--「ABWH」関連映像--
ABWH LIVE
Themes
Order Of The Universe
Quartet
The Meeting


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【ANDERSON. BRUFORD. WAKEMAN. HOWE / ABWH】
1.Themes (5:58)
i. Sound
ii. Second Attention
iii. Soul Warrior
2.Fist of Fire (3:27)
3.Brother of Mine (10:18)
i. The Big Dream
ii. Nothing Can Come Between Us
iii. Long Lost Brother of Mine
4.Birthright (6:02)
5.The Meeting (4:21)
6.Quartet (9:22)
i. I Wanna Learn
ii. She Gives Me Love
iii. Who Was The First
iv. I'm Alive
7.Teakbois (7:39)
8.Order of the Universe (9:02)
i. Order Theme
ii. Rock Gives Courage
iii. It's So Hard to Grow
iv. The Universe
9.Let's Pretend (2:56)
1989年リリース
--関連作品LINK--
元Yesの黄金のラインナップが勢ぞろいした1989年リリースの名作
ANDERSON. BRUFORD. WAKEMAN. HOWE・・・なんともいいようがない凄いバンド名です(笑)。 参加したアーティストのそれぞれのファミリーネームをそのままバンド名にしてしまう、なんという安易な考え・・・。と思いきや、その内容はまことに素晴らしい。
ABWH・・・YESの黄金期のメンバーが集まって生みだした、たった一枚だけの名盤。
1988年、15年ぶりの来日を果たしたYesですが、その直後フロントマンのジョン・アンダーソンが商業主義に走るポップスを演じたくないとの理由で脱退し、かつての盟友、ビル・ブラッフォード、リック・ウェイクマン、スティーヴ・ハウを呼び(その当時、ビル・ブラッフォードはキング・クリムゾン参加後、一時的にYesのキーボード担当として参加していたパトリック・モラーツとのユニットを結成していて、リック・ウェイクマンは地道にソロ活動を、スティーヴ・ハウはエイジア、GTR、ネロトレンドを経てソロ活動をしていました) 、結成したのがこのバンドです。
しかし、その当時のYesのメンバー、トニー・ケイ、クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、トレヴァー・ラヴィンとの間で”名義使用権”で争うことになり、結局アンダーソンらは、Yesの名前を使うことが出来ず、メンバーのファミリーネームをそのまま連ねたものをバンド名にしたというのが真相です。
また、当時ジョン・アンダーソンは、これら両ユニットを合体したイエス・ビッグバンドの構想を持っていたそうで、対立関係にあったクリス・スクワイアに断られ、このビッグバンドが実を結ぶのはもう少し後になってからのことであります。



このABWH、アルバムの出来はと言うと、これがまた凄いアルバムなのです。 往年のYesファンなら泣いて喜ぶメンバーによる、最もYesらしい音・・・それがこのABWHです。 アルバムの構成としては久しぶりの大作主義を徹底して演奏していて、アルバムの80%が6分を超える大作となっています。 でも、どの曲もそれが”長い”と感じさせないほどスリリングで躍動感に満ちたものとなっています。 それは、初期の 『危機』や『リレイヤー』といった名盤を彷彿させながらも、89年の時代に合わせた”聴きやすさ”を追求した作りになっていますので、往年のYesファンはもとより、あまりプログレッシヴ・ロックをお聴きにならない方にもすんなり聴けるアルバムです。
ここのところこのアルバムをよく掛けながら車を走らせています。プログレって車の中であまり聴くものではないのですが、このアルバムは車で掛けても全く平気です。



アルバムの聴き所は、前半のハイライトでもある3曲目の「BROTHER OF MINE」と後半のハイライト、「ORDER OF THE UNIVERS」。どちらも9分を超える大作ですが、素晴らしい楽曲です。 本当聴き込む程に曲の深みがわかってくる・・・流石は、Yes黄金期を築いたメンバーです。
また、Yesのアルバムには欠かせないお約束のデザイナー、ロジャー・ディーンによるジャケットも素晴らしく、アナログ盤も持っていたくなるような名盤ですね。
89年リリースですが、20年経った現在も、また今後あと10年、20年経っても私は聴き続けるだろう音盤です。



また、このスタジオ盤リリースに伴うワールド・ツアーの模様を収録したライヴ盤もリリースされていて、そちらのほうもかなり素晴らしい出来です。 ABWHの楽曲を中心に「ラウンド・アバウト」「危機」「燃える朝焼け」などYesの名曲も演奏され、彼らの魅力がぎっしり詰まった内容です。
また、このメンバーで90年には来日も果たしています。残念ながら観に行くことは出来ませんでしたが、黄金期Yesの再来という感じのステージだったそうです。
2003年以降、Yesファミリーの話題が殆ど無いようなのですが、もう一度ひと花咲かせて欲しいですね。 復活を期待しています。
--「ABWH」関連映像--
ABWH LIVE
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Order Of The Universe
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【ANDERSON. BRUFORD. WAKEMAN. HOWE / ABWH】
1.Themes (5:58)
i. Sound
ii. Second Attention
iii. Soul Warrior
2.Fist of Fire (3:27)
3.Brother of Mine (10:18)
i. The Big Dream
ii. Nothing Can Come Between Us
iii. Long Lost Brother of Mine
4.Birthright (6:02)
5.The Meeting (4:21)
6.Quartet (9:22)
i. I Wanna Learn
ii. She Gives Me Love
iii. Who Was The First
iv. I'm Alive
7.Teakbois (7:39)
8.Order of the Universe (9:02)
i. Order Theme
ii. Rock Gives Courage
iii. It's So Hard to Grow
iv. The Universe
9.Let's Pretend (2:56)
1989年リリース
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はじめまして。
お越しいただきありがとうございます。
本当にこのアルバムは名盤です。
Yesの文字を使うことが出来たなら
もっと良かったんじゃないかと思いますね。
また遊びに来てください。