介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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Rente mit 67 (ドイツでは、年金67歳から)

2008-07-15 06:26:35 | 地球→ドイツブログ
【ドイツの政策の定点観測】
ドイツの労働社会省(BMAS)
のホームページ(このブログ左欄のブックマーク中ほどです)を見ていて

Rente mit 67

の記事が目を引きました。(写真)

女の子の写真には、
Saskia(名前)へ、未来の世代へ約束
・・とあります。

「年金の支給開始年齢を67歳としたのは貴方の世代への約束」
(公的年金を守る。若い世代の負担増を避ける)

【改正法は2007年3月成立】
このホームページでは、
○ 67歳支給の論点5つ

○ 背景となった人口構成の変動(統計)

○ Q & A

と、わかりやすく説明しています。

2007年3月に成立した法改正で、
これまでの65歳→67歳 からの支給開始になった。
(2029年までの時間をかけて改正してゆく)

【日本では・・】
日本では、
昭和61年の改正で、
それまでの
男子60歳から、女子55歳からの支給開始年齢を
65歳からにする改正法が成立して
2027年までの時間をかけて改正が進行中です。

具体的にいうと
昭和36年4月2日生まれ以降の男子
昭和41年4月2日生まれ以降の女子
から65歳支給になります。

*私の場合、定額部分が61歳から、報酬比例部分が60歳から支給されています。(仕事をしているので、支給停止中ですが)

【世界の動向と日本】
日本では、こうして、
ようやく60歳から→65歳とする法律が成立して、いま施行中。
ですから、この問題をいま論議するのはタブーでしょう。
*「平成16年改正以降の検討課題」(7月8日付このブログの記事参照)にはこの問題は含まれていません。

ですが、
アメリカはすでにレーガン大統領の時に67歳支給に
*完成は、2027年。
イギリスは68歳支給。

そして、2007年のドイツの67歳支給改正法の成立。

日本のほうがこれらの国々よりは高齢化の進行が早い
ことを考えると、
「ずいぶんのんきな国」と、思わざるを得ません。

【文献】

みずほ総研

から、

刊行物別のリポート一覧
  ↓
みずほ総研論集
  ↓
2008年1月28日

とクリックください。

堀江奈保子(政策調査部主任研究員)「年金支給開始年齢の更なる引上げ」
33ページ。

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