【介護福祉学の現状】
ある学問分野の水準を見るには、学会誌をみるのが有力な方法ですね。
今日、「日本介護福祉学会」の『介護福祉学』第15巻第2号(2008.10.1)が届きました。(写真)
定価2300円とありますから、一般に入手できます。
ただし、日本介護福祉学会のサイトには、この学会誌のバックナンバーは2007年4月までしか書いてないので、学会の基礎体力はまだ弱いようです。
また、類似の学会としては、「日本介護学会」があって、こちらの方は単独のサイトはないようですが、職能団体である「日本介護福祉士会」の関連学会として「日本介護福祉学会」よりはあとに発足したものです。
このブログでは、先日も日本介護福祉学会の大会プログラムを概観しています。
(2008年10月28日、第1764号)
また、学会誌『介護福祉学』の一つ前の号(第15巻第1号)に関しても、(入手してだいぶ経過してからでしたが)内容を紹介しています。(2008年6月12日)
【量的調査の隆盛】
前置きが長くなってすみません。
この号では、「論文」が6本、「研究ノート」が5本、合計11本が収載されています。
研究調査には不案内なので、
「介護政策」に関心のある一学会員の印象・・
といったことでお読みください。
教師の職業的な癖で、私の独断的な評価で整理しています。
*いずれも、厳しい「査読」をパスした論文です。
○ いわゆる量的調査が4本あり、SPSSを使用しての分析結果が示されている。
◎ 高齢者虐待に関する実態調査 (坂田伸子)は、重要である。
○ グランデッド・セオリーという方法によるもの 1件
○ インタビュー調査によるもの 1件
◎ 文献調査が2件 いずれも力量がうかがわれます。
・ホームヘルパーの裁量権 (原田由美子)
・介護職員の研修 (福田 明)
○ 概念の整理をしたもの 2件(いずれも「研究ノート」)
・グループホームにおける「時間」の概念 ・・社会学
・介護福祉士の「振り返り」 ・・看護学からの援用
ある学問分野の水準を見るには、学会誌をみるのが有力な方法ですね。
今日、「日本介護福祉学会」の『介護福祉学』第15巻第2号(2008.10.1)が届きました。(写真)
定価2300円とありますから、一般に入手できます。
ただし、日本介護福祉学会のサイトには、この学会誌のバックナンバーは2007年4月までしか書いてないので、学会の基礎体力はまだ弱いようです。
また、類似の学会としては、「日本介護学会」があって、こちらの方は単独のサイトはないようですが、職能団体である「日本介護福祉士会」の関連学会として「日本介護福祉学会」よりはあとに発足したものです。
このブログでは、先日も日本介護福祉学会の大会プログラムを概観しています。
(2008年10月28日、第1764号)
また、学会誌『介護福祉学』の一つ前の号(第15巻第1号)に関しても、(入手してだいぶ経過してからでしたが)内容を紹介しています。(2008年6月12日)
【量的調査の隆盛】
前置きが長くなってすみません。
この号では、「論文」が6本、「研究ノート」が5本、合計11本が収載されています。
研究調査には不案内なので、
「介護政策」に関心のある一学会員の印象・・
といったことでお読みください。
教師の職業的な癖で、私の独断的な評価で整理しています。
*いずれも、厳しい「査読」をパスした論文です。
○ いわゆる量的調査が4本あり、SPSSを使用しての分析結果が示されている。
◎ 高齢者虐待に関する実態調査 (坂田伸子)は、重要である。
○ グランデッド・セオリーという方法によるもの 1件
○ インタビュー調査によるもの 1件
◎ 文献調査が2件 いずれも力量がうかがわれます。
・ホームヘルパーの裁量権 (原田由美子)
・介護職員の研修 (福田 明)
○ 概念の整理をしたもの 2件(いずれも「研究ノート」)
・グループホームにおける「時間」の概念 ・・社会学
・介護福祉士の「振り返り」 ・・看護学からの援用
コメントありがとうございます。
介護福祉士だけではなく
日進月歩の今日、
専門職には日常の研鑽が求められますね。
「とおる」さん
コメントありがとうございます。
お尋ねの件ですが・・
「研修」も「卒業教育」も幅広い概念なので
ただ一般論でいえば、
(国語の問題としては)
「研修」の方が広い概念のように思われますが・・
*本欄の記事とは直接の関連が薄いお尋ねなので、
この程度にしますね。
今井英雄 様
ご連絡が遅くなりました。
お尋ねの学会誌の類は
定年も近いこともあり
何人かの院生にだいぶ前に
あげてしまっていて
手元にはありません。
学会の現理事など在京の諸先生の
お勤めの大学などにあるのではないでしょうか?
取り急ぎ
お答えしました。
古瀬
(鹿児島国際大学)