神戸で開催された第11回日本認知症ケア学会に参加してきました。
30ものグループに分かれて各グループ10件前後の発表がありました。
それを90分でやるので、1件当たり8分とか9分ですね。
会員数2万人、大会の参加者が3500人となると、やむをえないですね。
ご紹介するのは、私が、今回、もっとも興味を持ったものです。
タイトルの報告は、グループ18(10月24日09:00~10:30)の11番目。
正式には、
「在宅認知症高齢者のサービス担当者間における連携強化のための情報交換のあり方/
チームアプローチのケアの質評価システム活用からの検討」という発表です。
*要旨集、p.346
発表者は、梶井文子さん。(聖路加看護大学准教授。写真) 共同研究者はほかに5名。
*このブログに要点と写真を掲載することをあらかじめ了解いただきました。
【対象者】
システムの対象者
認知症高齢者19名
担当する」介護支援専門員13名+他のサービス担当者37名=50名
【ログイン頁】
職種など
【ステップ1】
基本情報の新規登録
【ステップ2】
サービス提供の質評価項目の入力
・ 各職種が、自分の専門性を生かした項目のみ利用者の評価を入力できる(データ入力権限を指定)
・ 介護支援専門員のみは、全項目を評価できる
・ 大項目の10の枠組み
認知障害と記憶障害とともに生きる
認知と記憶の見守り
認知と記憶障害の関連問題の解決
活動的である
合併症のリスクを減らす
決定する力を持つ
意志疎通ができる
活動と参加能力を促進する
心地よくある
ケアマネジメントされる
【ステップ3】
サービス提供の質評価状況を表示・確定
1人の利用者・家族に関する項目別の評価を、担当している多職種全員が、同時にwebを通じて、評価内容を閲覧し、評価内容を閲覧できる。
サービス担当者間のカンファレンスと同時に、または前に見るようにする。
【ステップ4】
サービス提供の質評価を集計
【ステップ5】
サービス提供の質評価結果の閲覧(グラフ化)
【6ヶ月間の変化】
・専門職間の学際的チームアプローチ実践評価尺度(調査票)を測定し、6ヵ月後の測定結果を比較した。
・ 介護支援専門員へのインタビューを行った。
「確認する情報の内容量や幅が広がった。とくに専門職間での利用者の評価の違いを確認しやすくなった」「具体的な評価内容の違いからその根拠となる理由を確認でき、ケア提供方法を具体化する際の修正・改善点を明確にできた」
【本格的な研究】
この研究は、平成18年度―21年度科学研究費補助金 基盤研究 (B) 課題番号 18390607 として行われたもので、他の学会等でも内容が公表されている。
私から、この情報の対象が文字情報に限定されているのか質問しました。Webの進化により、動画情報も共有できるようになれば、一層共有化される認識が広がると思ったからです。今の段階では、文字情報だけとの回答でした。
30ものグループに分かれて各グループ10件前後の発表がありました。
それを90分でやるので、1件当たり8分とか9分ですね。
会員数2万人、大会の参加者が3500人となると、やむをえないですね。
ご紹介するのは、私が、今回、もっとも興味を持ったものです。
タイトルの報告は、グループ18(10月24日09:00~10:30)の11番目。
正式には、
「在宅認知症高齢者のサービス担当者間における連携強化のための情報交換のあり方/
チームアプローチのケアの質評価システム活用からの検討」という発表です。
*要旨集、p.346
発表者は、梶井文子さん。(聖路加看護大学准教授。写真) 共同研究者はほかに5名。
*このブログに要点と写真を掲載することをあらかじめ了解いただきました。
【対象者】
システムの対象者
認知症高齢者19名
担当する」介護支援専門員13名+他のサービス担当者37名=50名
【ログイン頁】
職種など
【ステップ1】
基本情報の新規登録
【ステップ2】
サービス提供の質評価項目の入力
・ 各職種が、自分の専門性を生かした項目のみ利用者の評価を入力できる(データ入力権限を指定)
・ 介護支援専門員のみは、全項目を評価できる
・ 大項目の10の枠組み
認知障害と記憶障害とともに生きる
認知と記憶の見守り
認知と記憶障害の関連問題の解決
活動的である
合併症のリスクを減らす
決定する力を持つ
意志疎通ができる
活動と参加能力を促進する
心地よくある
ケアマネジメントされる
【ステップ3】
サービス提供の質評価状況を表示・確定
1人の利用者・家族に関する項目別の評価を、担当している多職種全員が、同時にwebを通じて、評価内容を閲覧し、評価内容を閲覧できる。
サービス担当者間のカンファレンスと同時に、または前に見るようにする。
【ステップ4】
サービス提供の質評価を集計
【ステップ5】
サービス提供の質評価結果の閲覧(グラフ化)
【6ヶ月間の変化】
・専門職間の学際的チームアプローチ実践評価尺度(調査票)を測定し、6ヵ月後の測定結果を比較した。
・ 介護支援専門員へのインタビューを行った。
「確認する情報の内容量や幅が広がった。とくに専門職間での利用者の評価の違いを確認しやすくなった」「具体的な評価内容の違いからその根拠となる理由を確認でき、ケア提供方法を具体化する際の修正・改善点を明確にできた」
【本格的な研究】
この研究は、平成18年度―21年度科学研究費補助金 基盤研究 (B) 課題番号 18390607 として行われたもので、他の学会等でも内容が公表されている。
私から、この情報の対象が文字情報に限定されているのか質問しました。Webの進化により、動画情報も共有できるようになれば、一層共有化される認識が広がると思ったからです。今の段階では、文字情報だけとの回答でした。
配布された資料に
https://team-evaluation.slcn.ac.jp/team-evaluation/
とありました。
私もこれからやってみます。
ケアマネジャーのとき
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→以下、あらためてトライしてから記事にします。